あるものを定期的に変えると夫婦仲がよくなる?! 運気アップの習慣
「皆さんのお宅に家族写真はありますか?」と訊ねれば、たいていの答えは「もちろんあります!」だと思います。けれども、「ご夫妻の写真は飾っていますか?」と訊ねると、「夫婦だけの写真はない…」「結婚式の写真なら飾ったままだけど…」という答えが返ってくることが多いです。これは日本のご家庭における「あるある」現象。育児や子どもの教育に一生懸命になる期間、夫婦関係の優先順位が下がるのは仕方がない、と諦めないでください。これからお話しすることは、いつまでもご夫婦が円満でいるためのとても簡単な風水術です。
■教えてくれたのは…フジワラユカさん
⾵⽔コンサルタント(スタジオ⾵⽔TOKYO主催) 編集者/メディアプロデューサーなど。⼦どもの成⻑や親⼦関係をテーマに、複数のメディアの編集⻑を経験。その後、⾵⽔で⼈を幸せにすることに興味をもち、師のすすめもあり⾵⽔コンサルタントに転⾝。現在は様々なご家庭の訪問コンサルティングを通じ「親⼦関係」「夫婦関係」「⼈間関係」を探求する日々。著書に「『幸せな⼦は、幸せな部屋で育つ親⼦の⽇常をサポートする⼦育て⾵⽔』(麻布書院)」
「夫婦仲良し」の写真は、豊かなパートナーシップを持続させる最強のシンボル
出産以降、家の中の空間はお子さんの写真やモノに占有されていきます。それは幸せな時間であることは間違いありませんが、空間を冷静に観察してみると、出産後には急激に夫婦の空間が失われていきます。徐々に家族、夫婦、子どもの、それぞれの空間が整っていくことが理想ですが、夫婦の空間が失われたまま時間が経過してしまうことも少なくありません。これはちょっと危険なこと。そんな状況にならないように、おすすめしたいのが「夫婦仲良しの写真を飾る」という行為です。パートナーシップの豊かさは、家族の豊かさは別のものです。どちらか一つをとらなければいけないということではありません。それを思い出させてくれるシンボルとして「夫婦仲良し写真」を飾りましょう。それは、「互いに夫婦関係を大事にしていますよ」というサインとして日常空間に作用していきます。
結婚式の写真だけを飾るのは危険!?
夫婦の写真なら、結婚式の写真を飾っているので大丈夫!と思わないでください。その写真は何年前のものでしょうか?結婚式の写真というのは特殊で、時間が経つほど「あの頃はよかった」というメッセージを放っていくこともあるのです。その写真立てに埃や汚れがついていたら二人の関係性も古びたものになっているかもしれません。夫婦仲をいつも新鮮で豊かにするのは、「今に近い写真」です。できれば6か月以内、長くても1年サイクルでアップデートしていきましょう。最近の二人の写真の横に、結婚式の写真があることは問題ありません。「今の私たちは最高!」という明るい雰囲気を放ち、夫婦円満のエネルギーをお部屋に満たしてくれます。
夫婦の写真はいつ撮影すればよいか
できれば出産以前から、毎年二人の記念写真を撮影する日を決めておくとよいでしょう。同じポーズやアングルで撮影すると、数年後には一つの作品にもなりそうです。今さら気恥ずかしい…という方は、新年やお子さんの誕生日など、家族写真を撮影するタイミングで、お子さんにカメラマンをお願いしてみるのもよいでしょう。ポーズや表情はお子さんのリクエストに委ねてみて。ちょっとしたエピソードつきの夫婦写真が出来上がるかもしれません。夫婦仲がよいこということは、お子さんの成長過程において、パートナーシップの豊かさを知る機会にもなっていきます。
別々の寝室であれば、夫婦の写真をそれぞれの部屋に飾り、仲良しのエネルギーを維持する
授乳期や単身赴任など、やむなく夫婦の寝室が別々になってしまうようなとき、最新の二人の写真を、それぞれのベッドサイドに置くようにしてみてください。写真は同じものを飾ります。同じ写真が時空を超えて互いに響きあい、深い意識の中で円満な絆として作用していきます。また、夫婦の寝室が以前から別々であるという場合、これは連れ添った年月の長いカップルによくあるケースだと思いますが、その場合でも共通体験となるシンボルをそれぞれの部屋に同じように飾ることは効果的です。夫婦の顔写真はちょっと恥ずかしいという場合は、食事や旅行など一緒に楽しんだ時間を思い起こすような写真でもよいので実践してみてください。
いかがでしたでしょうか。写真をプリントする機会が減りましたが、だからこそ、紙に焼いて写真を毎年更新していく意味は大きくなります。ちょっと気恥ずかしいかもしれませんが、「仲良し」のエネルギーは円満でやさしさに溢れていますよ。ぜひお部屋の中に放ってみてください。
フジワラユカ (コンテンポラリー風水コンサルタント)