【産後お助け動画】1分でわかる「災害への備え」日本助産師会監修
災害に備えて普段からできることはたくさんあります。とくに赤ちゃんがいる家族では気を配ることが多いもの。赤ちゃんの部屋の環境、いざというときの移動手段など準備をしておきましょう。
とくに赤ちゃんがねんねしているスペースには危険がいっぱい。赤ちゃん目線で見ると、また違うものです。
赤ちゃん目線で見ると、実は危険がいっぱい!?
この絵は、赤ちゃん目線での風景を描いたもの。
転倒しそうな家具、落下しそうな重たい物、かたい物はありませんか。それらのある場所では赤ちゃんを寝かせないようにしましょう。
また、赤ちゃんの寝ている目線から部屋の様子を見上げてみると、気付かなかった危険が見えてくることもあります。
防災グッズは、玄関前に置いておきましょう
防災用持ち出しセットは、普段のママバッグ、防災ポーチとは別に、用意しておきたいもの。災害時には移動することさえままならい状況が想定されます。
両手の使えるリュックサックタイプがおすすめ。ママ、パパの寝具のわき、玄関など、いつでも持ち出せる所に置いておきましょう。
その他に、スニーカー・ホイッスル・懐中電灯などもすぐに取り出せる場所に置いておきましょう!
避難ルート、緊急連絡先をチェック
自宅や、職場、近隣のハザードマップは普段から確認しておきましょう。いざというときにどこへ行くべきかなど、家族間で確認しておくことも大切。
また母子健康手帳には産院、助産院、かかりつけの医療機関などの連絡を記入しておくこと。写メなどに保存しておくといざというときも慌てずにすみます。
避難するときはベビーカーよりも抱っこひも
いざというときの移動手段はベビーカーよりも抱っこひもがおすすめ。
ベビーカーでははぐれてしまうことや、足場の悪くなることが想定される災害時には、ベビーカーでは不便な状況があります。
その点抱っこひもであればママ、パパも動きやすく、常に赤ちゃんを落下物などの危険から守れます。
防災は普段からの備えが大切。いざというときに備えがあるとないとでは、実際の災害時の行動にも影響します。いざというときにゆとりが持てるよう普段から準備しておきましょう。
今回教えてくれた人
●NPO法人 MAMA-PLUG アクティブ防災事業 代表 冨川万美さん
自ら考えて動く「アクティブ防災」を提唱し、全国で防災講座を展開するほか、女性のキャリアを豊かにする「キャリア事業」などを中心に活動。
著書に、実際に被災したママたちの声を集めて作った『被災ママ812 人が作った子連れ防災手帖』や『子連れ防災BOOK』など
監修/日本助産師会 撮影/小山志麻 モデル/深沢奈央(JAZZ) スタイリング/梶本美代子 ヘア&メイク/杉山ミキ 文・動画制作/たまひよ編集部 動画撮影日2020年5月13日