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覚えておいて!【医師監修】赤ちゃんに入院治療が必要になる理由・症状6 

新米ママやパパにとっては赤ちゃんの発熱さえも不慣れなのに、入院が必要な事態となったら…!? そんないざというときのために、今回は赤ちゃんが入院になるのはどんなケースか、また、入院が必要になった場合に、親は何をすべきか、国立成育医療研究センター・総合診療部・総合診療科の阪下和美先生に聞きました。

赤ちゃんに入院治療が必要になる理由はさまざま。症状の主なものを知っておこう

特別な病気で入院治療が必要になることもありますが、RSウイルスなどの気道感染症やノロウイルスなどの急性胃腸炎など、身近な病気が悪化して、入院になることのほうが多いです。もちろん、このような病気にかかっても、ほとんどの赤ちゃんは入院を必要とするほど、重症にはならないので心配し過ぎないで。ただ、下記のような症状が出たら、要注意です。入院治療が必要と判断される主な症状について解説します。

1【生後3カ月未満での38度以上の発熱】
重い感染症が潜んでいる可能性があるので、入院をして検査をします。とくに1カ月未満の新生児の場合は、必ず入院になります。

2【呼吸の状態が悪い】
呼吸が速い、息を吸うときや吐くときは変な音がする、肩で呼吸をしているなど、呼吸が苦しそうな状態が見られた場合は、入院になります。

3【意識がないor薄れている】
赤ちゃんの体を触って刺激をしてもまったく反応がない、ぐったりした様子で意識がもうろうとしているなどの場合は、入院になります。

4【脱水症状が見られる】
脱水症状がひどい場合は、入院になります。医師は、おしっこの量や皮膚の張り、涙が出るかどうか、月齢が低い場合は、大泉門(ひたいの上部)が極端にへこんでないかなどから、脱水を判断します。

5【低血糖が見られる】
食べたり飲んだりができないと、血液中のブドウ糖が少なくなり、低血糖に。ぐったりするなど、さまざまな症状が引き起こされるので、入院治療します。

6【一部のけいれん】
熱のないけいれんや、けがのあとのけいれん、けいれん後の容体が悪い場合、入院です。しかし、通常の熱性けいれんでは、入院にならないことが多いです。

入院のタイミングを見逃さないためにも、できるだけ同じ病院で経過を見てもらおう

入院するほどの症状を見逃さないためにも、はじめの受診で「様子を見てください」と言われたら、どんな症状が出ると再受診すべきかを聞いておくと安心です。医師が詳細な経過を把握し適切に治療・指示を行うことができるように、できるだけ継続してかかりつけ医の診察を受けましょう。
赤ちゃんの状態がよくならないからといって、症状の途中でころころ病院を変えると、経過がわかりにくくなり、不必要な薬が増えたり、治療が遅れたりするリスクになります。
入院が必要な場合は、かかりつけ医が入院施設のある病院に紹介状を書いてくれます。かかりつけ医の診療時間外(夜間など)に急に状態が悪くなった場合には、迷わず近くの救急診療が可能な医療機関へ受診をしましょう。

赤ちゃんが入院したときのことを想定しておこう

入院におけるルールは、病院によってさまざま。以前は24時間付き添いを求められるケースが多かったですが、昨今は新型コロナウイルス対応の影響により、親の付き添いに制限がかかることも。どちらにしろ、ママやパパの時間的・心理的負担は大きいものです。共働きで24時間付き添いの場合は、仕事の調整も必要になります。普段からいざというときのことを想定しておきましょう。

【ママ&パパがやること①】母子健康手帳とお薬手帳を忘れずに持っていこう!

入院の部屋を決める際、ワクチンの接種歴なども影響するので、母子健康手帳を持って行くことは大切です。また、病気によっては、特定の薬を飲む前か後かが、入院の要・不要の判断に影響します。お薬手帳も持参しましょう。薬の実物や写真を見せればいいのでは?と思う人もいるかもしれませんが、この2つでは、医師は薬の種類や量を判断できません。必ず薬名が記載されたものを持って行きましょう。

【ママ&パパがやること②】病院の付き添いのルールを詳しく確認しよう!

付き添いはできるかどうか、可能な場合は入院室に入れる人はだれか(きょうだいは入れないことが多いので、預かり先を確保)、24時間付き添いが可能で親が寝泊まりする場合、ベッドはどうするか、親の食事やおふろ、トイレに行きたい場合は?など、こまかなところまで確認しましょう。

【ママ&パパがやること③】ママが一人で抱え込まない! 借りられる手はとことん借りる

赤ちゃんの入院は、親の体力と気力が勝負。大事な時期にママが全部背負ってダウン…を避けるため、パパも仕事を調整して看病を変わったり、積極的に家事に取り組んだりしましょう。実家や頼れるサービスは、積極的に頼り、“チーム”で局面を乗りきって。ただ、公的なファミリーサポートや病児保育、民間のベビーシッター制度や家事代行は、登録や面談が必要で、すぐに利用できないことが。使いたいのに使えないと意味がないので、平常時に登録を行い、普段から利用しつつ慣れておくのがおすすめです。

【ママ&パパがやること④】上の子がいる場合は、しっかり説明。下手にごまかさない!

よかれと思って「●●ちゃんもママもすぐ帰ってくるよ」など、あいまいな約束をするのはNGです。入院中の下の子の写真を見せ、「●●ちゃんは、病院で頑張ってるからね。寂しいけど、帰ってきたら一緒に遊ぼう」など、正直で前向きな言葉をかけてあげましょう。

【ママ&パパがやること⑤】退院日=全快ではない! 仕事は長めの休みを勤務先に申請

最初から入院日数が確定しているわけではありませんし、退院したからといってすぐに通常の生活に戻れるわけでもありません。共働き家庭にとってはつらいところですが、勤務先には、長めの休みを申請しておきましょう。


監修/阪下和美先生 イラスト/まぼ 取材・文/江原めぐみ、ひよこクラブ編集部

赤ちゃんがどんなときに入院になるか、また、入院になった場合、ママ&パパが今すぐやることはどんなことかを紹介しました。もちろん、入院と縁がないことがいちばんですが、育児生活において何が起きるかはわからないもの。実際に入院治療が必要になった場合は、上記の行動を心がけつつ、不安な点は担当の医師や看護師に聞き、できる限りストレス度の低いサポート生活を送りましょう。


阪下和美先生(さかしたかずみ)
(国立成育医療研究センター 総合診療部 総合診療科)

Profile
小児科医。岐阜大学医学部卒業後、ハワイ大学小児科を経て、2014年4月より現職。子どもの健康を多方面からサポートしている。プライベートでは3人のお子さんのママ。

参考/『ひよこクラブ』5月号「赤ちゃんの突然の入院 そのとき、どうなる?」

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