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「エコバッグって意外と汚れているらしい」家事のプロに、カンタンお手入れ方法を聞いてみた

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代わりにトレンディなエコバッグを選択する女の子は、プラスチックパッケージ、ポリエチレンと汚染
※写真はイメージです。
Motortion/gettyimages

レジ袋が有料になったのを機に、エコバッグを持参してお買い物をする方が増えましたね。一方で、ずっと使い続けると衛生面に不安も。そこでエコバッグの洗い方やお手入れ方法について、家事マイスターの梶野智絵さんに聞きました。

梶野智絵
家事マイスター(R)
家事が苦手な方々に、家事のコツや時短家事・分担家事・男家事・整理収納・楽家事などのレッスンを行う。またセミナーや講演・雑誌取材やTV出演・コラム等でも活躍。
家事楽々.com

「エコバッグって意外と汚れているらしい」という話を聞いたことはないですか?いろいろな種類の食材をエコバッグに入れて持ち帰るのですから、汚れることもありますよね。今回は素材や汚れの種類別に、エコバッグの洗い方とお手入れ法をご紹介します。

エコバッグの素材と汚れの種類

まずはエコバッグの素材と、汚れの種類についてまとめましょう。

エコバッグの代表的な素材

1)ポリエステル素材
お洒落でカラフルなデザインが多く、軽くて薄い素材です。コンパクトにたためるため、持ち運びにも便利です。

2)綿100%素材の厚手生地(帆布やジーンズ生地など)
非常に丈夫で、型崩れしにくいものが多いです。

3)保冷機能が付いたもの
バッグの内側をアルミ加工したもので、家に持ち帰るまでの短時間、冷蔵・冷凍食品の鮮度を保ってくれます。

エコバッグの代表的な汚れ

買い物した商品によって、エコバッグに付く汚れの種類は違いますが、大きく分けて以下の3つがあります。

1)肉魚のドリップ汚れ
ドリップとは、沁み出した血液や肉汁、または解凍したときの水分です。食中毒の原因にもなるため特に気を付けたい汚れです。

2)根菜類の土の汚れ
栽培時の土が野菜と一緒に運ばれてきたものです。中には肥料が混ざっているものもあります。

3)果物野菜類の着色汚れ
エコバッグの中で擦れたりして出た汁が原因です。

素材と汚れにあった洗い方・お手入れ方法

1)ポリエステル素材
ポリエステル素材は丈夫で乾きやすいため、普通の衣類と同じように洗濯機で洗えます。黄ばみやシミが付いてしまったら、漂白剤(酸素系・塩素系どちらでも可)を使うこともできます。
脱水機から取り出したときにはほとんど乾いている…という優れものですが、熱にはとても弱いので乾燥機には向きません。

2)綿100%素材の厚手生地(帆布やジーンズ生地など)
厚手の生地のため、洗濯機で洗うのには不向き。手洗いがおすすめです。汚れが付いた部分は歯ブラシなどで擦り洗いをします。酸素系漂白剤も使えます。
やむを得ないときには洗濯機で洗うこともできますが、脱水時間は短くして、できるだけシワを付けないようにする工夫が必要です。干すときは裏返して内側に日光を当て、縫い代が完全に乾くようにします。

3)保冷機能が付いたもの
保冷機能付きバッグの場合、特に肉魚のドリップ汚れや冷凍食品の結露が付きやすくなります。このタイプのバッグは洗濯ができないので、基本的には拭いて汚れを落とします。
まずバッグを裏返して、バッグの内側全体を水拭きします。次に消毒用アルコールで拭きます。消毒用アルコールがない場合は、塩素系漂白剤を水で500倍に薄めたもの(水1リットルに対して塩素系漂白剤2ml(キャップ約半分))で拭き、10分後に水拭きをして漂白剤成分を拭き取ります。消毒用アルコールと塩素系漂白剤どちらの場合も、ミシンの縫い目の隙間までキレイに拭くようにしましょう。
バッグの外側(表側)は、水拭きをしてください。

※実際に洗う前には、エコバッグについている洗濯表示記号を確認してください(参考:消費者庁「家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について」)。

お手入れが楽なエコバッグの賢い使い方

買い物の種類別に専用エコバッグを用意して使い分ければ、お手入れの頻度を少なくできます。

1)買い物のたびに洗濯するエコバッグ
肉魚のドリップ汚れや冷凍食品の結露が付いたものは、使用のたびに洗うことがおすすめです。こういった食品専用のエコバッグを決めていると、お手入れを忘れなくていいですね。

2)汚れが付いたときだけ洗濯するエコバッグ
根菜や柔らかい果物などを買ったときに使用する、野菜果物専用エコバッグ。使い終わったら汚れの有無をチェックして、目立つ汚れがあったらお手入れしましょう。

3)月1回程度の洗濯でよいエコバッグ
食品以外のものや、袋や箱に入ったもの専用のエコバッグです。買い物でエコバッグ内が汚れるよりも、持ち手の手垢汚れのほうが気になります。月一回程度は洗濯しましょう。

昔ながらの風呂敷を見直してみる

お手入れも洗濯も簡単なエコバッグが、日本で昔から使われている木綿の風呂敷です。買い物の量や形に合わせて変幻自在に包めて、洗濯機で洗え、アイロンで殺菌もできる優れもの。エコバッグとして風呂敷を加えてみてはいかがでしょうか。
手芸用品店などでお気に入りの柄のコットン生地を購入して、手作りすることもできますよ。

意外に見落としがちなエコバッグの汚れ。正しい方法でお手入れしてキレイを保ち、家族の健康を守りましょう。

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