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友利新「帝王切開したママの体の不調、後回しにしないで」

帝王切開で出産したママが増えていますが、産後は体を休めるひまもなく赤ちゃんのお世話が始まり、自分の体をケアする時間はなかなか取れないですよね。今回は、帝王切開で出産をしたママの体のお悩みに、3人のママで皮膚科医の友利先生がアドバイス!
ママ×医師 友利先生の子育てが楽しくなる処方箋#20

出産して約3年たつのに、帝王切開の傷あとがかゆくなります

<ママからの質問>
帝王切開で産んだ息子が、2才9カ月になりました。いまだに帝王切開の傷が残っていて、ときどきかゆくなります。帝王切開の傷や傷あとのかゆみは、このまま残るのでしょうか?解消するために今からできることがあれば、知りたいです。
(2才9カ月・男の子のママ)

帝王切開の傷あとは、赤くなってかゆみを伴うことが多く、長引きがち

一般的に手術後の傷あとは、通常であれば1年ほどで目立たなくなります。ただ、「肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)」と呼ばれる赤く盛りあがった状態になり、かゆみを伴う場合があります。

「肥厚性瘢痕」は、深い傷で起こりやすく、また、その傷に常に刺激が加わっているとなりやすいと言われています。傷がありながら赤ちゃんのお世話をしなくてはいけない状況の育児中のママは、帝王切開後のおなかはどうしても「肥厚性瘢痕」になりやすいのです。

傷あとが赤くなってしまうのは、治る過程でしかたがないことだと思って、多くの方は医師に相談しないようです。でも、それが「肥厚性瘢痕」の悪化や持続の原因になると考えられます。

ママ自身のことを後回しにしないで、一度、きちんと診てもらって

帝王切開の傷あとに限らず、術後の傷などが赤く腫れたり、かゆみが伴う場合は炎症が続いているサインだと思って。必ず皮膚科や形成外科を受診するようにしましょう。

最近では、手術後にシリコン製のテープを一定期間つけてもらうことで、「肥厚性瘢痕」を防ぐ予防策が行われています。

このママの場合、出産から2年以上たっても赤みやかゆみといった症状が続いているということなので、傷あと治療の対象になります。治療の方法は飲み薬や塗り薬、注射やレーザーといった、手術をしないものから、手術によって傷あとを取り除くものまであり、患者さんの状態に合わせて決めていきます。

育児でつい自分のことは後回しになりがちですが、一度、しっかり診断をしてもらうために、皮膚科や形成外科、とくに傷あとの治療をしている先生に診てもらいましょう。


文/友利新先生え 構成/ひよこクラブ編集部

帝王切開の傷あとに限らず、ママは体に不調を感じたり違和感があっても、育児に追われていると、なかなか受診しようと思わないもの。でも、親が健康でいることが第一。ほうっておかないで、時間を見つけて受診を心がけたいですね。

友利新先生(ともりあらた)
Profile
皮膚科医、内科医。沖縄県宮古島出身。東京女子医科大学卒業。同大学病院の内科勤務を経て皮膚科へ転科。現在、都内のクリニックに勤務する傍ら医師という立場から医療としての美容と健康を追求し、美しく生きるための啓蒙活動を雑誌・テレビなどで展開。3人のお子さんのママ。自身で開発したベビースキンケアブランド「メディスキン」が好評発売中。むだな美容法をやめてもきれいになる“美容断活”の著書『やめる美容』(光文社)が3月より発売。
インスタ:@aratatomori 
twitter:@ArataTomori

アメブロ:友利新のビューティー診療室

YouTube:友利新 / 医師「内科・皮膚科」

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