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3・4歳ごろからの「あー言えば、こー言う」とのかかわり方、3つのポイント【専門家】

女性と泣いている幼児にうんざり
※写真はイメージです
AntonioGuillem/gettyimages

イヤイヤ期が落ち着いた3・4歳ごろになると、次は親への口ごたえが始まるように。「何かあるたびに、口ごたえばかりで疲れた」というママやパパもいるのではないでしょうか。しかし口ごたえは、成長の証しです。子どもの発達に詳しい、東京未来大学 こども心理学部 渡辺千歳先生に、口ごたえをしたときの対処法や、口ごたえと子どもの成長について聞きました。

イヤイヤ期が落ち着くと口ごたえが! 3・4歳の子をもつママの悩みとは!?

3・4歳になると、より言葉が発達し、日常会話がスムーズになりますが、その分、口ごたえが目立つように。またイヤイヤ期を卒業すると、今度はプチ反抗期が始まります。
3・4歳の子をもつママからは、次のような声も聞かれます。

●3歳10カ月の男の子がいますが、ここ最近、口ごたえが多くて! 何かお願いすると「ママがしたらいいじゃん。〇〇しているからダメ」とすぐに言い返します。ちょっと注意すると「××しようとしただけだよ」など言い訳ばかり。「はい!」と言ったことがありません。下の子もいて忙しいので、上の子に口ごたえされると、イライラして言い合いになることも…。「子ども相手に言い過ぎたな」と反省もするのですが、つい繰り返してしまいます。

●幼稚園に通い出してから、口ごたえがひどくて頭にきます! たとえば朝から「お菓子が食べた~い!」と言うので「ダメよ! 朝ごはん食べてからね」と言うと、「なんでだよ! 嫌だ」と言い出し、しまいには「いいよ! お菓子食べるから。バーカ!」とか言います(怒)。口ごたえはもちろん「バーカ!」とか本当にやめさせたいです。

渡辺先生に聞く! 子どもの口ごたえを減らす3つのポイント

口ごたえを減らすには、ママやパパのかかわり方がポイントです。

「子どもは、口ごたえをしたときにママやパパが戸惑ったり、しかったりすると、その反応がおもしろくて余計に口ごたえをするようになります。

また3・4歳ごろの口ごたえは、たとえ“ママ(パパ)嫌い!”などと言っても、本心ではありません。何も考えずに言っているだけです。そのため涼しい顔をして聞き流すことが基本です」(渡辺先生)

渡辺先生による、口ごたえを減らすポイントは次の3つです。

【Point1】口ごたえを始めたら、会話を終わらせる
口ごたえを始めたら「もう、この話はおしまいね」と言って会話を終わらせてOK。言い合いになったり、ママやパパが感情的に怒ると、おもしろがって余計に口ごたえをする子もいます。子どもの口ごたえを“おもしろい!”と思える余裕があるならば、やりとりを続けても。

【Point2】「バカ!」など悪い言葉には取り合わない
3・4歳は、幼稚園などの集団生活の場やテレビなどで悪い言葉を覚えると、マネして使いたくなる時期です。ママやパパからすると「バカ!」「アホ!」なんて言葉は使わせたくないでしょうが、しかってやめさせようとするのは逆効果です。取り合わないのがいちばんです。

【Point3】子どものペースに巻き込まれない
体験談にもありますが、朝食の時間なのに「お菓子が食べたい!」と言うときは、朝食抜きで登園させてもOK。朝から「お菓子を食べたい」と言う場合は、おなかがすいていないのかもしれません。もし園でおなかがすいたら「朝ごはん、しっかり食べないと大変だ!」と思うようになります。子どもの言いなりになったり、子どものペースに巻き込まれたりしないことが大切です。

また渡辺先生は、上記で紹介した対応がどうしてもできず、「許せない!」と思ったときは、しかってもOKと言います。

「言ってはいけないことを言ったり、あまりにしつこく口ごたえをしたりしたとき、ママやパパはこんなふうにしかるんだということを示すことも、子どもにとっては大きな学びになります。

しかったときは“しかり過ぎてしまった”なんて、自分自身を責めないでください。ママやパパが真剣にしかれば、きっと子どもの心に響くはずです」(渡辺先生)

口ごたえは、言葉の発達の証し! 社会性を築く練習にも

子どもに口ごたえをされると「かわいくない!」と思うこともあるでしょうが、口ごたえは、子どもの成長に欠かせない要素が多く含まれています。

「すぐに口ごたえで言い返せるのは、それだけ言葉が発達しているサインです。語彙(ごい)が豊かになってきたから、ああ言えば、こう言えるのです。

また口ごたえをしているうちに、相手の表情や口調などから“これ以上、言うと本当に怒られる”などと察するようにもなります。しかし3・4歳では、まだ加減がわかりません。口ごたえは、実はそうした対人関係や社会性を築く練習にもなっています」(渡辺先生)

お話・監修/渡辺千歳先生 取材・文/麻生珠恵、ひよこクラブ編集部

渡辺先生によると、子どもに口ごたえをされたときのNG対応は「昨日も、口ごたえしたよね!」「この前も〇〇って言ったよね!」など蒸し返して怒ることです。蒸し返してばかりいると、「うるさいな」と聞く耳をもたなくなる子もいるようです。


渡辺千歳先生(わたなべ ちとせ)

Profile
東京未来大学 こども心理学部教授、臨床発達心理士。東京女子大学文理学部心理学科卒業、お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修了。國學院大學栃木短期大学初等教育学科教授を経て、現職。専門は子どもの認知発達、子育てにおける保育者支援・保護者支援。著書に「はじめて学ぶ発達心理学―乳幼児を中心に」(大学図書出版)など。


※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です

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