【新生児 体のお手入れ】 顔まわりやつめのお手入れはどうやるの? 聖路加国際病院監修
赤ちゃんの顔のパーツは小さくて不意に動くこともあるから、お手入れするのは大変!
薄~いつめを切るのもドキドキしますよね。
でも、コツをつかめば大丈夫。お手入れをうまく乗りきるポイントを確認していきましょう。
顔まわりのお手入れポイントは?
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、汗や皮脂で汚れやすいもの。汚れに気づいたときに、水で湿らせたコットンでやさしくふいてあげると◎。鼻くそは、大人が使う綿棒がお手入れしやすいでしょう。
ただし、コットンで肌をゴシゴシこすったり、綿棒を鼻の奥まで入れるのはNGです。
パーツ別お手入れポイント
【顔】
汗をかいたり、おっぱいやミルクを吐き戻したときなどにふくと◎。
朝起きたときに顔をふくことを習慣づけると、昼夜のメリハリがついて生活リズムが整いやすくなるメリットも。
ふいたあと、保湿剤を塗ると肌のバリア機能が高まります。
【目】
ママやパパの指で無理のない範囲で赤ちゃんの目を広げ、目やにをそっと取り除いて。
【口】
おっぱいやミルクで汚れたら、その都度お手入れを。
【鼻】
赤ちゃんは主に鼻呼吸。呼吸の妨げにならないよう、鼻くそに気づいたら見える範囲でそっと取って。
ケアするときは頭をしっかり押さえます。お手入れは毎日しなくてもOK。
つめ切りはどうやるの?
つめは、伸びていたらお手入れするのがキホン。数日に1回を目安に確認するのがおすすめです。
入浴後は、つめがやわらかくなってお手入れしやすいですが、切るのが難しかったら、赤ちゃんが寝ている間でもOK。
つめ切りのポイント
赤ちゃんの手のひら側から見て、はみ出している分だけを切ります。切るときは、ママやパパの指で赤ちゃんの指を1本ずつ押さえながら進めて。
途中で泣いたり、動いてお手入れできないときは無理せず、中断を。ねんね中などに切るのも一つの手です。
顔まわりやつめのお手入れは、“気になったらやる”というスタンスで大丈夫そうですね。
ただ、汗をかいたり、おっぱい・ミルクの吐き戻しをそのままにしておくと、肌荒れの原因になることも。
汚れやすいところは、朝や授乳後などに、「汚れていないかな?」と目をかけると、いつも清潔を保てて安心かもしれないですね。
■監修
聖路加国際病院 産科新生児科病棟・周産期ケア
黒川寿美江先生、金子美紀先生、佐藤理恵先生
監修/聖路加国際病院 産科新生児科病棟・周産期ケア 黒川寿美江先生、金子美紀先生、佐藤理恵先生 短肌着・コンビ肌着/たまひよSHOP その他小物・衣装/スタッフ私物 取材・文/茶畑美治子 動画制作/たまひよ編集部
動画撮影日2020年9月3日・4日