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「コミュ力の高い子」にするためには、1歳からの親の関わりが重要!?今すぐにママ・パパが実践できることって

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「2020年度新学習指導要領」「大学入試改革」「英語教育改革」…そんな言葉をニュースで耳にしたことがある人は多いはず。これからの子どもたちは、表現力やプレゼン力などの、いわゆる「コミュニケーション力」が求められていることは、なんとなく感じませんか?「この力は、子どもが小さいころからの親の接し方次第で大きく変わります」と語るのは、現在4歳・2歳の男の子ママであり、元アナウンサーとして「ファミリースピーチアカデミー」を主宰する長﨑真友子さん。ファミリースピーチアカデミーは、子どもの表現力やプレゼン力を伸ばすために、子どもが1歳のころから、まずはママやパパが学ぶというプログラムとのこと。プログラムを立ち上げた経緯や「表現力を伸ばすためにママ・パパができること」を長﨑さんに聞きました。

元アナウンサーが痛感、子どもの「表現力」アップは親の働きかけが重要

2020年度、小学校で新学習指導要領の実施がスタート。これまでは「学んだことを理解しているか」が評価されていたのに対し、新要領では「自分で考え、表現し、判断すること」が重視されるようになりました。「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング)がすでに学びの場で実践されています。従来のママ、パパ世代が受けてきた“受け身”の授業ではなく、自ら表現し発信する力が試される授業へと確実に変化しています。長﨑さんは自分の経験から、この時代は小さい子にこそ表現力・発信力を伸ばす機会が重要であると考え、「ファミリスピーチアカデミー」を立ち上げたのだそう。


ーーー「ファミリースピーチアカデミー」を立ち上げた経緯を教えてください。

長﨑さん(以下敬称略) 息子を通わせているインターナショナルスクールでは、自分の好きな物について語る「SHOW&TELL」という授業があります。息子が3歳のとき、同じ年のクラスメイトがしっかりと自分の考えをプレゼンする様子を見て、「この年齢でこんなに伝える力があるの!?」ととても衝撃を受けました。
その秘密はなんだろう…と思ったところ、学校での教育に加え、その子たちのママやパパが実際に「表現力」を磨き、子どもが小さいころから一緒に実践していることに気づきました。それからも、親の働きかけでこうも違うのかと実感することが多々あり、この経験から、「子どもの表現力やプレゼン力を、親が学べる機会を作れないだろうか」と思うようになりました。そして、アナウンサー時代に培った声の出し方、伝える力、どんな質問にも答えられる力を、ママ・パパが学べる形に落とし込み、子どもに伝えていけるよう「ファミリースピーチアカデミー」というプログラムを立ち上げました。

私は、アナウンサーとしての経験や研究から、表現力・自信の源は「発声」にあると考えています。そのため、「保護者向けコース」では、基礎として発声・滑舌を学び、その上でコミュニケーション力・プレゼン力を鍛えていきます。テキストは、東京理科大学教職教育センター准教授の井藤 元先生との共同開発したものを使用、子どもへの接し方の点でも、教育学や心理学の最新の知見を取り入れたオリジナルメソッドになっています。

今からできる子どもの表現力の伸ばし方

「子どもの表現力は親の働きかけによって大きく変わる」と考える長崎さんに、家庭でも実践できる「表現力の伸ばし方」について聞いてみました。

ーーーまずは、どんなことから親子で取り組むとよいでしょうか?

長﨑 1歳代では、とにかくママ・パパが表現力のシャワーを浴びせることだと思います。私のおすすめは「実況中継」をすることです。たとえば、目の前で車が通ったとき、みなさんなら子どもに向かって何と話しかけますか?「車が通ったね~」のように言うのではないでしょうか。私の場合は、「赤くてタイヤの大きい車だったね。ものすごく早く走っていったね」とできるだけ具体的に伝えます。前者と後者では、子どもが習得できる言葉の数も全く違います。より具体的に情報を伝えることで親も子どもも表現力アップにつながりますし、意識すれば家庭でも取り組めることではないかと思います。

他にも、「オリジナルの物語」を作って読んであげる、というのもおすすめです。実際に私も、息子たちに対してやっています。テーマを決め、子どもたち自身を登場人物にして、簡単なものでいいので物語をつくっていきます。お母さんの校正力や語彙が影響するので、はじめは絵本の力を借りてもよいかもしれません。子どもたちを主人公にし、感情を込めて読むことで、物語を読む時間を自分ごととして捉えてくれるようになります。好きなシーンを覚えて読んでくれるようになったり、さらには、上の息子は3歳のときに自分で「起承転結のある物語」が作れるようにもなりました。

――
グローバル化がますます進むこれからの時代、表現力やプレゼン力の重要性はますます高まりそうです。親がまずはこれらの力を磨き、子どもに教えていくことも一般化していくかもしれません。次回は長﨑さんに実際にプログラムの一部を教えてもらいます。

(文・中島博子)

Profile

長﨑 真友子(ながさきまゆこ)

株式会社Cheering 代表取締役 女子アナ47代表
福岡県出身、2児の母、北九州市立大学 外国語学部 国際関係学科 卒業(学生時代にお天気キャスターをしながら環境 ボランティアサークル立ち上げを経験、発展途上国視察、絵本読み聞かせ、小学校スタディサポーターとして活動。) 2008年九州朝日放送株式会社にアナウンサー職入社、在職中は朝の番組、スポーツキャスター・ラジオパーソナリティ などを担当。2011年退職し東京にてフリーアナウンサーとして活動。フジテレビ「スーパーニュース」、TBS「はなま るマーケット」、日本テレビ「女神のマルシェ」、テレビ朝日「グッド!モーニング」などでリポーターを務める。 2015年 株式会社Cheering 設立。

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