「夢で夫が小さなおっさんを連れて」など…コロナ禍で雑談できない、ネットで盛り上がる「どうでもいい話」
「どうでもいい話だけど、誰かに聞いてもらいたい話ってありませんか?」という声が、口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられました。コロナ禍で人と会う機会が減ったせいで、井戸端会議レベルのネタが蓄積しているママが急増中。わざわざメールや電話をしてまで話すことではないけれど、誰かに聞いてもらいたい、というくだらないエピソードが集まりました。オチに“以上、どうでもいい話でした”が、共通で入ります。
共感するような、しないような、自分にまつわるつぶやき系のお話
「最近、私が勤める店にラブラブの外国人カップルが訪れます。
彼氏はオシャレでかっこよく、笑顔がすてき。しかも店員の私にも超優しい。
彼女はそんな彼が大好きで“ザビエル〜ザビエル〜”と、甘い声で呼びます。
私も心の中で“ザビエル〜ザビエル〜”を連呼してました。ある日、領収書を頼まれました。
“ダニエル”でした」
「シャープのマスクが話題になっていた頃の話です。
なんとなく申し込んだら当選しました。でもマスクのストックあるし、お値段高いし、買わないつもりとネットに書き込んだら“もったいない”“羨ましい”などの書き込みが殺到。
なんか縁起物みたいに思えてきて、買っちゃいました」
「久しぶりに美容院へ行きました。若いお兄さんで、とても丁寧で良かったんですが。
シャンプーが長ーーーーーい。
私シャンプー大好きなんですが、途中からえ? いつ終わるの? って思うくらい長かった。
ちなみに髪の長さは肩につかないショートボブ。
毎回あんなに長くシャンプーしているのかなぁ、手荒れは平気なのかなぁと、余計な心配をしたおばちゃんでした」
「お昼ご飯は冷やし中華なので、錦糸卵を作ろうとしたら、ひっくり返すのに失敗して二つ折りに。慌てて戻そうとしたら四つ折りに。
今日の冷やし中華には、卵焼きが鎮座しました」
「家具の角に足の指をぶつけました。
普通は小指ですが薬指をぶつけました。かなり腫れてます。どんな器用なぶつけ方をしたんだ?」
「シフォンケーキを作ろうと思い立ち、型や生クリームなど材料を揃えました。
が、揃えたらスイッチが切れてしまい、そのまま放置。
とうとう生クリームの賞味期限がきて、でもスイッチが入らず、でももったいないのでネットで生クリームの簡単レシピを探して、パンナコッタを作りました。
同じような状態でパイ生地が冷凍庫に眠ってます。アップルパイを作る予定ですが、何ができるだろう」
「未就学児が2人います。まぁ、おもちゃを片付けません。毎日毎日“お片付けをしなさい!”と、雷落とします。
が、私のテリトリーを見ると……。
台所には生協で買った雑貨や衣類が散乱(とりあえずキッチンに置く、が私の癖)。
奥の部屋には、引っ越して1年経つのに放置されているダンボールの山々。
子どもたちに気付かれる前に片付けないと、と日々ヒヤヒヤしています」
「娘と一緒に、ちょっとお高めのパスタ屋に入りました。
“ホノコのパスタ”“タラコヌは〜のパスタ”など、見慣れないメニュー名に興奮。
やはりお高い店は違うのね〜なんて、思っていたら。
キノコのパスタとタラコ又は、の間違いでした。
字体がオシャレすぎて歪んでて。お店の人に聞かなくて良かった」
家族にまつわるダラダラなお話。オチは“以上、どうでもいい話でした”です
「両親がアベノマスクを真面目につけてました」
「旦那の靴下は猛烈に臭いです。
洗面台で洗濯機に入れる前の予洗いをしていて、ふと顔を上げて鏡を見たら、心底嫌そうな、ものすごい形相をした私がいました」
「某出版社でブックバンドがもらえるキャンペーンをやっていて、それを目当てに本を買ったら、キャンペーン対象外のタイトルでした。
意気消沈して帰宅後、キャンペーンを改めて調べて星新一の『ボッコちゃん』が対象と知りました。
その話を夫にしたら、その本なら学生時代に買った記憶がある、探せばあるよ、と。
なら、買う必要ないかぁ、いやいや、それじゃあブックバンド貰えないよ、なんて脳内をグルグル。
ある日、夫が“見つからなかったから、Amazonで中古で買ったよ”と、『ボッコちゃん』を手渡されて。
いやいや、それじゃあブックバンドもらえないし、しかも古い出版年だから字が小さくて読みづら!という、ダラダラなお話でした」
「夢を見ました。夫が突然、ニヤニヤ笑うコロンとした小さなおっさんを家に連れてきました。
“今日から一緒に住むことにした。ご飯作ってくれ”と。
私が“家族分しかない”と、言ったら、夫が“俺の分はいらないから”と、言うので作ったら、そのおっさんの食べ方の汚いこと。
そして“お前の布団で俺と一緒に寝てもらうから、お前はソファで寝て”と、言われて、怒ったところで目が覚めました」
「ヨーグルトメーカーを買いました。明日の朝から作るからねー、と家族に話したら。
大学生の娘が寝る前にわざわざ来て“明日、予定があるから○時に起こしてね、ヨーグルト作るところ見たいし”と。
牛乳とヨーグルト入れて放置するだけだよと言っても、見たいという。
いつもはLINEひとつで起こす時間を頼むくせに、ヨーグルト作りを見たいがためにわざわざ言いに来るなんて。
腹立つことが多い娘だけど、なんだかかわいかった」
「最近、高3の息子がパンツいちで家の中をウロウロします。
コロナ中に筋トレにはまり、マジで仕上がったボディになってます。
一体、何を目指してるんだろう。と、思いつつ昼ごはんにキムチ丼出したら、腹にこぼして“あち!!”
てか、服着ろや!」
「息子よ、トイレットペーパーを交換したら芯はちゃんと捨てなさい。
今日も芯がトイレに転がってたよ。…将来、嫁に怒られてしまえぇぇぇ」
「昨年、小学生の息子の運動会は午前中だけの開催となりました。
学校からお手紙をもらったとき“弁当作らなくていいんだー!”と、大声で喜んでしまいました。すると息子が
“え? 運動会でお弁当ってあったっけ?”
目が点です。我が子が通う小学校は、ジジババも呼んで、家族みんなで校庭でお弁当を食べる昭和スタイルです。
幼稚園時代も含めると、何回も経験しています。
毎回、母が早朝に起きて頑張って作ったお弁当の記憶がないと? もう作らん‼︎」
「高校生の息子が布マスクを洗うというので、洗濯ネットに入れるよう言いました。
そうしたら“このネットちょうどいい”と、取り出したのは私のブラ専用ネット。
中学から男子校でその手の話に疎い。未だに伝えられずにいます」
「わかります! 我が家の場合は夫です。
出張のたびに“速乾性があってサイズも丁度いい”と、言って、私のブラ専用ネットに洗面道具を入れて持っていきます。
ポーチを買ってあげればいいのですが、めんどくさくて放置してます。
ブラ専用ネットを持ち歩くおっさん、やばいですよね」
家族というか、ペットのお話もありました。
「最近、初めてハムスターを飼いました。これがもう、仕草がかわいくて、萌え死にしそうです。
かわいすぎて何時間でも見ていられて、出勤時間がギリギリになって毎朝猛ダッシュしています。
餌の選り好みは許すし、夜中の遊ぼう攻撃(ハムスターは夜行性)にも、ついついしゃあないと思ってしまいます。
子どもの躾に失敗したのに、ハムの躾にも失敗しております」
個人的には『ボッコちゃん』と、小さいおっさんの話が好きです。
ごく日常の小さなエピソードって、意外にツボにはまるんですよね。
文/和兎 尊美
■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を抜粋したものです。