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赤ちゃん・子どもの保湿は「朝も着替えて、全身くまなく」が大切【小児科医】

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赤ちゃんの保湿画像
写真はイメージです
yamasan/gettyimages

「赤ちゃん・子どものスキンケアは朝が大切」と小児科医の太田文夫先生は言います。
「小児科医・太田先生からママ・パパへ、今伝えたいこと」#5は、赤ちゃんのすべすべ肌を守る“保湿”についてのお話です。

新陳代謝がいい赤ちゃんの保湿効果は短い

1カ月健診や、2カ月のワクチンデビューなどで初めてクリニックに来られたお母さん・お父さんたちに、余計なこととは思いながら、おふろの入れ方、洗浄剤の使い方、保湿のしかた、肌荒れが起きた時にはどうしているかなどを聞くことにしています。
多くのお母さん・お父さんは“保湿”の大切さをよく知っている様子で、入浴後には対応しているようですが、寒い時期は肌の乾燥度が強く、新陳代謝のいい赤ちゃんでは保湿の効果は短く、できれば朝も対応してほしいのです。

汗腺の数は、赤ちゃんでも大人と同じ

入浴後は洗浄剤で洗い落としてさっぱりしたところに保湿剤を塗っているので、「寒い季節には朝も」と言うと「体を洗ってからがいいですか」と聞かれることがあります。その時に「洗わなくてもいいですが、肌着は替えてから」と言うと、けげんな顔をされるママが結構いらっしゃいます。
汗の出口の汗腺(かんせん)の数は生まれた時には一生分が出来上がっています。大人の体表面積は赤ちゃんの7倍(ママ)、8倍(パパ)と広いので、赤ちゃんの汗腺数は同じ面積で比較すると大人の7倍も8倍もあります。一つの汗腺から出る汗は多くなくても、密集しているので汗っかきです。

朝の保湿の前に、寝ている間に汗を吸い込んだ肌着を替えたほうが赤ちゃんもうれしいのでは。
「ママもパパもパジャマは着替えるよね」と言うと、ハッと気づくようです。よく寝る子だと半日前に着替えたままの子もいるかもしれません。洗いたての乾いた肌着に着替えて、保湿剤を塗ってあげましょう。

頭のてっぺんから足の先(頭皮、耳、手足の指の間)まで塗るのが保湿のコツ

お化粧ではなく水分を補充するのが目的なので、頭のてっぺんから足の先まで塗るのが基本です。用意するのはベビーローションかクリーム。市販品でかまいません。忘れがちなのが頭、耳と、手足の指の間と陰部です。頭がカサカサしていたら頭皮にも。髪の毛がフサフサのお子さんにはローションが塗りやすいですね。顔と体はもちろんですが、次に耳の周辺も。耳のつけ根は乾燥すると“耳切れ”ができやすいので上にも下にもしっかり塗っておきましょう。耳介(じかい)の中と、耳の後ろも忘れずに。大人の小指を使って届く範囲で。手と足の指のつけ根も荒れやすいのでここも忘れずに。
男の子はおちんちんの裏表、女の子は外陰部も。肛門のまわりも塗っておきましょう。頭のてっぺんから足先まで、全身くまなく塗ってすべすべ肌を目指してほしいのです。

文・監修/太田文夫先生

構成/ひよこクラブ編集部

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