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赤ちゃんの3大皮膚トラブル[乳児湿疹・アトピー性皮膚炎・皮膚カンジダ]対処法を小児科医が解説

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leadenpork/gettyimages

ベビー石けんの口コミでもよく見かける、乳児脂漏性湿疹やアトピー性皮膚炎、皮膚カンジダというワード。この3つの皮膚トラブルは、それぞれ症状の特徴が異なり、治療が必要なケースも。「皮膚病なの?」「特別なケアが必須?」そんなママのギモンを、小児科医の山中龍宏先生に解消していただきました。

赤ちゃんの“乳児湿疹”“乳児脂漏性湿疹”の原因・対処法は?

「生後2週間~1歳で、顔や頭にできる赤い湿疹(赤いブツブツ)を総称して乳児湿疹といいます。食べこぼし、よだれ、汗などが原因で、かゆみがあったりなかったりします」(山中先生・以下同)

乳児脂漏性湿疹は、嫌なにおいがする!?

「多くの赤ちゃんが抱えている皮膚トラブルは、乳児脂漏性湿疹です。生まれたばかりの赤ちゃんは、ママの胎内でもらったホルモンの影響で皮脂分泌が盛んなため、皮脂腺の多い頰、口のまわり、あご、頭などに赤いブツブツやカサカサができて、ときにはジュクジュクします。頭や髪の生え際、まゆ毛などに、黄色いふけのようなかたまりやベタベタしたうろこのようなかさぶたができることがあり、嫌なにおいがすることも」

乳児脂漏性湿疹はおうちケアのしかたに要注意!

「肌を清潔にしていれば、3~4週間で自然に治ることが多いですが、乳児脂漏性湿疹がかさぶたになっている場合は、入浴前にベビーオイルを浸した脱脂綿を30分ほどあててやわらかくしてから、石けんできれいに洗い流しましょう。ホームケアで治らない場合や、繰り返したり長引いたりして心配なときは受診を。ひどいときには、非ステロイド系抗炎症薬入り塗り薬などが処方されます」

赤ちゃんの“アトピー性皮膚炎”の原因・症状・対処法は?

「慢性的にかゆみの強い湿疹を繰り返します。アレルギーを起こす物質が原因で、家族にアレルギー体質の人がいると発症頻度が高くなります」

“アトピー性皮膚炎”の症状はいつ出るの?

「皮膚がさまざまな刺激に敏感で、肌が乾燥したときや、汗をかいたとき、また、衣類でこすれるなどの刺激で皮膚のバリアー機能が低下しているときや、ストレスが加わったときなどに発症することもあります」

正しい対処法は?

「湿疹の部位と症状に合わせた非ステロイド系塗り薬やステロイド薬入り塗り薬、皮膚保護薬、保湿薬などが処方されます。自己判断で薬を使うのはやめましょう」

赤ちゃんの“皮膚カンジダ”の原因・症状・対処法は?

「カンジダ菌というカビが原因で、皮膚のひだやくびれを中心に炎症が起きる病気を皮膚カンジダと言います」

“皮膚カンジダ”の症状は?

「肌が赤くなったり、ブツブツができたり、薄皮がむけたりし、ひどくなるとブツブツの頂点に小さく膿がたまることもあります。おむつの中にできることが多く、おむつかぶれと似ていますが、おむつがあたっていないところにも強く出るのが特徴です」

正しい対処法は?

病院で検査してカンジダ菌とわかれば、抗真菌薬入りの塗り薬が処方されます。おむつかぶれに処方されるステロイド薬入りの塗り薬を使うと悪化するので、薬の塗布は自己判断をせず、必ず受診して、かかりつけ医の指示に従いましょう」

関連:離乳食で3大アレルゲンはいつ、どうやって与える?新常識を専門医が解説

赤ちゃんが皮膚トラブルを抱えていたら、何とかして治してあげたいと思うのがママ心ですよね。トラブルの有無にかかわらず、まずできることは、赤ちゃんの肌を清潔に保つこと。トラブルが出てしまったら、医師の指示に従って、正しくケアしてあげたいですね。(文・ひよこクラブ編集部)

■監修:緑園こどもクリニック 院長 山中龍宏先生
1974年東京大学医学部卒業。同小児科講師、焼津市立総合病院小児科科長、こどもの城小児保健部長を経て99年から現職。日本小児保健協会 傷害予防教育検討会委員長、NPO法人Safe Kids Japan代表など。 

■参考:「いつでもどこでもHAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

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