子どもに影響力を与える、おすすめの漫画は?
●3月17日は「漫画週刊誌の日」
1959年(昭和34年)のこの日、日本初の少年週刊誌「少年マガジン」と「少年サンデー」が創刊されました。講談社発行の「少年マガジン」は一冊40円で、表紙は人気力士の大関・朝汐。小学館の「少年サンデー」は30円。表紙を飾ったのは、野球界のスーパースター長嶋茂雄でした。
ママがおすすめ!子どもに読ませたい漫画
「子どもには、できたら漫画は読ませたくない」そう思うママは多いことでしょう。読むなら絵本や小説が理想ですよね。でも、子どもにもぜひ読んで欲しい漫画もたくさんあります。
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、子どもに読ませたいおすすめの漫画が紹介されていました。
◇歴史ものなら
『信長の忍び』
「4コマでとても読みやすく、絵も可愛いです。歴史の事もすんなり頭に入ってきます」
『ベルサイユのばら』
『ヘタリア』
『キングダム』
「息子は、原泰久の『キングダム』で、中国史の勉強に熱意を持てるようになったみたい」
『テルマエ・ロマエ』
「ヤマザキマリの『テルマエ・ロマエ』で、娘はローマ史に興味を持つように」
◇古文なら
『あさきゆめみし』
「源氏物語を描いた『あさきゆめみし』。国公立大の試験に源氏物語が出題されて、本文読まずに解けちゃいました♪ 娘が中学になったら読ませます」
『なんて素敵にジャパネスク』
「平安時代の文化に興味が出て、その後百人一首やら枕草子やら源氏物語なども大好きになりました。この漫画のおかげで古文の授業は結構得意でしたよ」
◇地理系なら
『乙嫁語り』
「『乙嫁語り』は、中央アジアの生活文化がとてもよくわかります。歴史の一端でもありますが、むしろ文化の違い、価値観の違い、などを知ってもらうきっかけになればいいなと思ってます」
『旅のグ』
「グレゴリ青山の『旅のグ』は、息子が海外へ興味を持ち、留学を志向するようになりました」
◇強い人間に育って欲しいなら
『サバイバル』
「さいとう・たかをの『サバイバル』。生きる力、みたいなのを教えてくれる本と思います。こんな場面に出くわすことはないと思うけど、ミミズ=タンパク質。おえーって感じだけど、食べ物がない究極の状況で、食べられるものを知ってたら生きていけるなって思います」
◇スポ根系なら
『弱虫ペダル』
「『弱虫ペダル』は、ひた向きなキャラ、凡人だからと常に努力するキャラ、友達や後輩を大事にするキャラ、絶対諦めないキャラ、自分の弱さと向かい合って乗り越えようとするキャラなど、子どもが自分を重ね合わせてがんばってくれそう」
『ハイキュー!!』
「『ハイキュー!!』、いいですよ。部員を叱咤激励するコーチの叫びは伝説になりました。すごくいいセリフで、辛くなったとき思い出すと元気になれます」
◇情緒を育むなら
『コウノドリ』
「娘は『コウノドリ』にはまっています。自分が生まれた時のことについても興味を持ち、命の大切さを考えさせられたみたい」
『ものがたり ゆんぼくん』シリーズ
「西原理恵子の『ゆんぼくんシリーズ』を息子が読んで、学校に行きたくなかったら行かなくてもいいかなと考えつつ、でも自分の考えでちゃんと行こうと思ったようです」
『3月のライオン』
「羽海野チカの『3月のライオン』。サボる人間の言い訳、人のせいにする人間の弱さ、いじめる人間の汚さ。親が説教するより数倍効果がありそう」
そして、親が密かに望むのは、将来の夢に影響を与える漫画
『宇宙兄弟』
将来は宇宙飛行士?
『動物のお医者さん』
将来は獣医さん?
『のだめカンタービレ』
音楽家?
『クッキングパパ』
シェフかな?
『ブラックジャック』
医学部を目指す?
漫画と聞くと抵抗がありますが、しっかり親が選んであげれば漫画を通して学ぶものは大きいようですね。
きっと子どもたちも漫画なら喜んで手に取ってくれることでしょう。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。