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お産が予定帝王切開に決まっている妊婦「体重のことは気にしないでいい?」…産科医・北島米夫のニンプのお悩み相談室

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体重増加で健診のときに注意されてしまいました。でも、私のお産は予定帝王切開と決まっているので、体重管理はそんなに重要じゃない気がするのですが…。

モヤモヤがスッキリ晴れる助言をくれる、と妊婦雑誌「たまごクラブ」編集部員からも信頼されている北島米夫先生が、ニンプさんのお悩みをスッキリ解決! 悩めるニンプさんの心を軽くするアドバイスをお届けします

帝王切開でも体重管理は必要?

妊娠9カ月で、体重が妊娠前より10kg増です。産休に入ってから1カ月で2kg増えたこともあり、先日の健診の際注意されてしまいました。私は帝王切開の予定なので、あまり体重管理は必要ないと思っていました。太ってしまうと手術に影響があるのですか?(妊娠9カ月のニンプより)

脂肪のつき具合で、切開の方向が決まることも

妊娠9カ月で妊娠前より10kg増なら、外出がままならないコロナ禍においては、まあまあ頑張っているほうだと思いますよ。ただ、妊娠前の体重が標準だったなら、本来は1週間で300g、1カ月で1kgちょっとの増え方がよいので、産休に入ってから1カ月で2kg増えたのは、少しペースが速いですね。

妊娠中は、体重が増えないのも問題ですが、いたずらに増やしすぎるのもよくありません。帝王切開ならなおさらかもしれませんね。

というのも、帝王切開では、産後に傷が目立たないよう、横に切るのが一般的なのですが、おなかに脂肪がつきすぎていると、医師が視野を十分に確保できず、縦に切らざるを得なくなるからです。縦なら、視野を確保できるまで、切開幅を大きく広げていくことができます。すると産後の傷あとはどうしても目立つようになってしまいます。

脂肪がつきすぎると、麻酔に時間がかかることも

脂肪のつきすぎは、麻酔の際にも問題となります。大病院で出産するなら、麻酔科の専門医がいて、帝王切開を全身麻酔でするかもしれません。しかし、個人産院での帝王切開なら、背中から針を刺す腰椎麻酔(ようついますい)が一般的です。当然、背中に脂肪がつきすぎていると、針を刺しにくくなることがあるのです。とくに緊急帝王切開のときには、問題になる可能性も。


少し話はそれますが、無痛分娩のときの硬膜外麻酔(こうまくがいますい)も、背中から針を刺すので、脂肪がつきすぎているのはよくありませんね。 

もちろん、妊娠中の体重の増えすぎは、妊娠糖尿病(にんしんとうにょうびょう)や、妊娠高血圧症候郡(にんしんこうけつあつしょうこうぐん)を招くリスクにもなるので、気をつけたいところです。

先生から最後にひと言

帝王切開でも、体重管理は慎重に! 脂肪がつきすぎると、傷が目立ちやする場合も。


監修/北島米夫先生 イラスト/花くまゆうさく 文/たまごクラブ編集部

いかがでしたか? 北島先生の相談室は「たまごクラブ」で好評連載中です。


参考/『たまごクラブ』2021年12月号「産科医・北島米夫のニンプのお悩み相談室」

※掲載している情報は2021年12月現在のものです。

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