妻が妊娠、夫の飲酒量の変化は?パパデータも公開【産婦人科医】
妻が妊娠! そのとき、夫はどう行動する? 今回は「飲酒」について、夫はどう対応すべきなのか、産婦人科医、飯野孝太郎先生に聞きました。
妻が妊娠後も、夫は飲酒を続けてOK?
妊婦さんは、赤ちゃんへのリスクを避けるためにも禁酒することを指導されます。
妻が妊娠前に飲む習慣がある・ないにかかわらず、夫がお酒を飲むことに、なんとも思わない人もいれば、自分ばかり楽しんでずるいと感じる人もいるでしょう。また、お酒を飲むと車の運転ができなくなるため、緊急事態に対応できないことに問題意識を持つ場合もあります。
お酒の問題は“妻がどう考えるか”で対応が変わるため、OKかNGかは夫婦それぞれ。どこまでならOKか、個々の線引きを探って、妻に配慮した上で楽しみましょう。
ただ、つわり中はお酒のにおいをかぐだけで気持ち悪くなるケースもあります。その場合は、妻の体調を優先し、夫はお酒を控えてください。
【先輩パパデータ】妻の妊娠中、夫の飲酒量は妊娠前と比べてどうだった?
上のデータは先輩パパ59人にアンケートをとった結果です。飲酒にまつわる妻とのトラブル例についても質問したところ、「もともと飲まない」「飲む量が減った」という夫が多いせいか、お酒が原因のケンカなどは、みなさん少ない印象。そんな中でも「久しぶりに友人と飲んで泥酔状態。帰宅後、修羅場に」「毎晩、楽しく晩酌していたら、妻が不機嫌に」「においがダメと言われて禁酒した」という声がありました。
※掲載している先輩パパデータは、たまひよインターネット調査(2021年11月実施)によるものです。n=59
監修/飯野孝太郎先生 取材・文/たまごクラブ編集部
妊娠中の夫の飲酒については、妻によって考え方が異なるようです。ただ、配慮に欠けた行動が、ケンカの引き金にも…。トラブルが起こる前に、相手を思いやる発言、行動をしていきたいですね。
参考/『初めてのたまごクラブ』2022年春号「妻の妊娠がわかったら最初に読む本」
※掲載している情報は2022年4月現在のものです。
※画像を修正しました(2022/06/13)
『初めてのたまごクラブ』2022年春号には飯野孝太郎先生が監修協力をした「妻の妊娠がわかったら最初に読む本」という夫のための別冊付録があります。