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妊娠中からおなかの赤ちゃんは五感が育ってる?胎教でママ・パパは赤ちゃんに大事なメッセージを伝えよう!

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居心地の良い服を着た美しい妊婦。
yuriyzhuravov/gettyimages

胎教って、どんなイメージですか? おなかの赤ちゃんに妊娠中から教育する?それともスピリチュアルなもの? 胎教のいちばんの目的は、子育ての土台づくり。胎教は、おなかの赤ちゃんに、「生まれてくるこの世界は楽しい」&「ママとパパはあなたが大好き」を伝えることなんです。それにはママと赤ちゃんともに、五感を呼び覚ますことが大事。できればパパも一緒に。でも、難しく考えすぎなくて大丈夫。とっても簡単なんです! 産婦人科医の松峯寿美先生に聞いてきました。

まずはチェック! おなかの赤ちゃんの五感はこんなに発達

おなかの赤ちゃんはどれくらい五感が発達しているのかを知ることから始めましょう。生まれる前から赤ちゃんは、たくさんの能力を発達させているんです。赤ちゃんとコミュニケーションをとるときに、とっても役立ちます。

●嗅覚
人はにおいを嗅ぐとき、鼻の中にある「嗅毛」という部分でにおいを受け止めます。それが脳に信号として 伝わり、においを感じることができますが、この「嗅毛」は、妊娠20週ごろからつくられ始めます。

●視覚
妊娠4週ごろ、目になるレンズのもとができ始めます。妊娠7カ月ごろは子宮の中は真っ暗で、見る力が必要とされない時期ではあるものの、光の明るさや暗さなどは感じとれるように。時にはまばたきすることも!

●触覚
妊娠8週ごろから皮膚感覚が発達。妊娠4カ月ごろには、指や唇の感覚が発達し、指しゃぶりしたり、口を動かしたり! 妊娠5カ月になると子宮壁を触ったりキックしたりする姿が超音波検査のときに確認されることも。

●味覚
妊娠3カ月ころには、舌表面のブツブツの中に味を感じる「味蕾(みらい)」がつくられ、誕生までにゆっくり成長していきます。妊娠7カ月には、「味蕾(みらい)」が発達して、甘みや苦みなどを感じることができるように!

●聴覚
妊娠6週くらいに外耳、内耳、中耳などの器官ができ始めます。妊娠4~5カ月になると、外の音やママの声が聞こえ始め、内耳が完成。頻繁に聞こえるママの声を記憶して、聞き分ける力もついてきます。パパも頻繁に声かけを。

おなかの赤ちゃんにリラックスと五感の刺激を伝えるコツ

おなかの赤ちゃんの五感を高めるには、まずはママがリラックス&気持ちがいい&ワクワクを体感することがとても大事。それでは、五感の刺激を伝えるコツを紹介します。ちなみに、妊娠中の幸せな体験や“ワクワク”は、出産や子育ての不安を減らすことにもつながります。ママになることは楽しい!という気持ちが、やればやるほど大きくなっていきます。

【コツ1】 “デジタルデトックス”の日を、ママもパパもつくろう

スマホがあると、世の中の情報が気になってしまいがち。情報を得ることは大切ですが、ときには情報を遮断して自分の心と体に向き合ってみませんか? 「赤ちゃんといつも一緒」という感覚がより強くなります。できればパパも一緒にやってみて。ママとパパの情緒を豊かにし、赤ちゃんの存在を感じやすくするためにも、デジタル機器から離れる時間を意識的につくってみましょう。初めはソワソワするかもしれませんが、ぜひチャレンジを。

【コツ2】“リラックスホルモン”が たくさん出る呼吸をしよう

ゆっくりと息を吐く呼吸に集中すると、心が落ち着いて、赤ちゃんからの働きかけをキャッチしやすくなります。呼吸のリズムは「吸う」が1で、「吐く」が2くらい。「吐く」を意識して呼吸してみて。ゆったりとした呼吸は、おなかの赤ちゃんを感じやすく、胎動がよりわかることも。それに、呼吸が整うと、リラックスするホルモンが分泌されて、お産のときに産道がやわらかくなる効果もあるんです! 

子ども時代を思い出して、 気持ちいいものに触れよう!

「しっとり」「なめらか」「やわらかい」「サラサラ」など、手触りがいいものに触れると、子ども時代に返ることができます。やわらかく心地いいタオルを触ったり、毛布にくるまったり、衛生的な砂場(※)で遊んでみたり、粘土遊びを楽しんだりするなど、そのときのことを思い出してワクワクして。童心にかえることで五感も敏感になります。好きだったものにどんどん触れていきましょう。

※自宅で市販の砂場キットなどを利用するのがおすすめ。

好きな音楽やにおいを楽しもう  

好きな音楽や、妊娠中でもOKなアロマを楽しみ、赤ちゃんと“リラックス”をしてみましょう。ママが心地よさを感じると、セロトニンなどの幸せを感じるホルモンが分泌され、胎盤の血流を介して赤ちゃんにも伝わります。

好きなフルーツを食べて 赤ちゃんに実況中継しよう!

いちごやバナナなど、好きなフルーツを食べるときには、ママが感じたおいしさを赤ちゃんに伝えてあげて。見た目の大きさや色、香り、味わいなどを実況中継すると、ママの五感を活性化し、言葉かけのスキルアップさせるトレーニングにも。赤ちゃんも、ママの視覚や嗅覚、味覚などを通して、一緒にフルーツを味わっている、そんなふうに思いながらやってみて。

監修/松峯寿美先生(東峯婦人クリニック理事長)

取材・文/北原直実、たまごクラブ編集部

赤ちゃんは、生まれる前から五感をどんどん発達させています。胎教とは、ママと赤ちゃんとの絆づくり。妊娠中から子育ての土台をつくっておくことで、不安な子育てが楽しみになり、実際の子育てもラクになります。五感を高めておけば、産後、赤ちゃんが泣いたときに、なぜ泣いているのかなど想像でき、それがすぐにわからなくても、次第にわかるように。わかろうとする気持ちが親子の信頼につながっていきます。赤ちゃんに会えるその日を楽しみに、五感を高める新しい胎教を始めてみましょう。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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