これはNG!? 妊娠中の夏の暑さ・冷え対策【動画】
毎年、全国的に猛暑日が多く、外出していなくても熱中症を起こしやすくなっています。妊娠中期までは体温が平熱よりも0.5度くらい高くなります。
妊娠後期には平熱に戻りますが、新陳代謝が活発になるため、普通に歩いていても早歩きをしているような暑さに。さらに血液量の増加により、多くの水分が必要になるので、脱水傾向が。
熱中症を起こさず、快適にすごすコツとは?
土屋裕子先生と岡本登美子先生に教えてもらいました。
手足を冷やすと体が「寒い」と判断し、さらに熱を作り出そうとするので逆効果になってしまいます。
<夏ニンプのギモン・Q1>暑さを我慢すると熱中症になりそう。でも冷房は体が冷えてよくない?
<A1>
外の気温に関係なく、赤ちゃんを包む羊水の温度は一定に保たれます。
ママが暑いのを我慢して、真夏に冷房なしでは、熱中症や脱水症、体力低下などの恐れも。
設定温度は25度前後を目安に、冷風を体に直接あてたり冷やしすぎたりしないようにして、上手にエアコンを使いましょう。
<夏ニンプのギモン・Q2>夏でも、おなかを冷やさないように腹巻きをしたり、靴下をはいたりしたほうがいい?
<A2>
汗をかいたり、あせもができるくらいなら腹巻きをする必要はありません。
ただし、一晩中冷房をかけるときなどに、おなかを保温したほうがいい場合も。
腹巻きは通気性のある素材で、自分の肌に合うものを選んで。
<夏ニンプのギモン・Q3>体が冷えると、赤ちゃんや妊娠経過に影響する?
<A3>
ママの体の冷えが、直接おなかの赤ちゃんに影響することはありません。
ただ、ママの体が極端に冷えると血流が悪くなり、脚がむくんだり、おなかが張りやすくなったりします。
室内で寒さを感じたら、設定温度を上げたり、外出先なら上着やストールをはおるなどの工夫を。
●監修/
●読者モデル/<たまひよメイト>高原瑠美さん(撮影時妊娠9ヶ月)
●撮影/井手孝高
●スタイリング/A.m Lab 武田まどか、桑原史香
●デザイン/風讃社デザイン室