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夏生まれ赤ちゃん、肌着&ウエアの落とし穴。準備するときはココに注意して!

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ベビー服、ワンシー、靴下、白いクマのおもちゃを物干しに
Dash_med/gettyimages

大人よりも体温が高く汗かきなイメージのある赤ちゃん。気温が高い時期に生まれる子の肌着&ウエア準備の正解は? 保健師・助産師・看護師の中村真奈美さんに聞きました!

二の腕、太ももが冷えるのはNG

まずは基本の着せ方をチェック。新生児の場合、夏の基本は短肌着+コンビ肌着(または長肌着)か、短肌着+半袖ウエア。

肌寒さを感じるときは肌着2枚にウエア1枚、暑いときは室内であれば肌着2枚でOK。肌着の2枚重ねをベースに、気温によって調節してあげるのがおすすめです。

とくに低月齢の赤ちゃんは、体幹を冷やさないことが重要です。体幹に近い二の腕と太ももが冷えないように注意して。暑そうだからと、袖やすそのない肌着・ウエアにするのはあまりおすすめできません。上はタンクトップではなく半袖、下も太ももがむき出しにならないようにしましょう。

体温は、体幹に近いおなかや背中に触れてチェック

この時期は手足がキンキンに冷えていても体幹はポカポカということも。背中に触れて、汗をかいていたら暑い、冷たかったら寒い証拠です。

手足が冷たいからと布団をかけすぎると汗をかき、赤ちゃんにも負担になるので気を付けて。赤ちゃんは寒さに強く、暑さに弱い傾向があります。「大人よりも1枚少なくする」という意識で調整を。

肌着は素材選びも慎重に! 

肌に直接触れる肌着は素材選びも重要。化繊素材は乾燥の原因になることもあり、肌が繊細な新生児期は避けたほうが◎。肌にやさしい綿のものがおすすめ。

ただ、綿は乾きにくい素材なので、汗をかきやすい季節はお着替えが必須。お昼寝から起きたら背中をチェックして、汗をかいていたらお着替えしましょう。また吐き戻しも多い時期。ぬれた衣類を着たままだと体が冷えるのでお着替えを。

これらを踏まえて、妊娠中に準備しておく肌着とウエアの枚数を考えてみましょう。1日のお着替え回数は、沐浴時に1回を基本に、汗や吐き戻しでプラス1~2回。短肌着+コンビ肌着の基本セットが1日最低1組、お着替え用にプラス2組あるといいでしょう。

夏は室内であれば基本肌着のみでOKですが、来客時や1カ月健診用に、ウエアも数枚はあると安心です。

妊娠中に準備する夏生まれベビーの肌着・ウエアのおすすめ枚数

短肌着・・・6枚前後

コンビ肌着(または長肌着)・・・6枚前後

半袖ウエア・・・2~3枚

生後1カ月以降におすすめのアイテムは?

新生児期を過ぎたら、気温によっては肌着1枚でも大丈夫。最近はかわいいデザインの“ボディ肌着”を1枚で着せ、ウエアがわりにするママも多いですね。

1枚で着させる場合は薄いメッシュ素材ではなく厚みのある綿素材を選びましょう。できれば半袖で太ももまで隠れるものがおすすめですが、太ももが出る場合は“ズボン”や“レッグウォーマー”を履かせてあげるといいですよ。

ボディ肌着の場合、上から被せて着させるものが多いです。上から着させるのは首がすわる前だと大変なので、下から着させる方法を試してみて。また前開きタイプのボディ肌着もあります。

お出かけ時は日よけや冷房対策も忘れずに

夏のお出かけでは、暑さ対策だけでなく冷房対策も必要です。腰が据わるまでのねんね期であれば、“薄手のおくるみ”が1枚あると便利。日よけとしても、防寒にも使えます。

また移動中には、日よけとして“帽子”をかぶせましょう。汗対策には“汗取りパッド”を活用するのも◎。お出かけ前にパッドを背中に入れて、外出先に到着したらはずしてあげれば、肌着がぬれたまま過ごさずに済みますよ。

監修/中村真奈美さん 取材・文/山本二季、たまごクラブ編集部

赤ちゃんは体温調節がまだ上手にできません。外は暑く屋内は涼しい夏は、肌着やウエアでの調整が大切。赤ちゃんの様子をこまめにチェックしながら、快適に過ごせるように調整してあげましょう。

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