【専門家監修】【秋冬生まれ赤ちゃんのお部屋】は温度・湿度管理とほこり対策がポイント!
気温が下がり、空気の乾燥や、風邪などの感染症が気になる季節に生まれる、秋冬生まれ赤ちゃん。大切な赤ちゃんを守るため、適切な室温・湿度の設定と、ほこりのない清潔なお部屋づくりをしましょう。そこで、妊娠中から知っておきたいことや、準備できることをまとめました。3つのポイントをしっかりと押さえて、赤ちゃんに快適なお部屋づくりをしてくださいね。
掃除しやすいお部屋づくりと、小まめな掃除で、いつも清潔をキープ!
はいはいのころまでは、床に近いところで過ごすことが多い赤ちゃん。実は床から50㎝までの高さは、最もほこりが舞い上がる空間なんです。さらに秋冬は乾燥して、ウイルスや菌を含んだほこりが浮遊する状態に! 小まめに掃除をしましょう。気がついたときに、いつでもさっと掃除ができるようにしておくこともポイント。できるだけ、赤ちゃんが生まれる前に片づけをして、掃除しやすいように家具の配置を工夫して、ほこりがたまらない環境を作りましょう。
チェック1:掃除機はどれくらいの頻度で?
週に1~2度は、すみずみまで念入りに掃除機をかけましょう。さらに床の水ぶきまでできると、ほこりが舞い上がりにくくなります。
チェック2:毎日いつでもできる“ほこり対策”
すぐに手が届くところにハンディータイプの掃除機やモップ、粘着テープ式のクリーナーなどを用意して、ほこりが気になったらパパッと掃除ができるようにしておくのがおすすめです。
暖房器具選びや加湿の工夫で、湿度は50~60%をキープ!
空気が乾燥していると、ほこりやウイルスが空気中を舞いやすくなるだけでなく、鼻やのどの粘膜にダメージを与え、感染症にかかりやすくなります。暖房器具は、できるだけ空気を汚さず、乾燥しないタイプを選びましょう。また、寒くても1~2時間ごとに換気をして、室内の空気をきれいにすることも大切です。加湿の方法は、加湿器を使うほか、室内に濡れたバスタオルを干す、霧吹きでルームシャワー、床を水拭きするなどでも、湿度を上げることができます。
チェック1:赤ちゃんに乾燥は大敵! 肌の保湿も忘れずに
空気の乾燥は鼻やのどの粘膜にダメージを与えるだけでなく、皮膚のバリアー機能も弱めます。ママが乾燥を感じていなくても、湿度計をチェックして、適度な湿度をキープしましょう。新生児のときからスキンケアを行い、しっかり保湿して皮膚の健康を守ってあげましょう。
室温は新生児のうちは25度前後、生後1カ月からは20~22度前後に。
生まれたばかりの赤ちゃんは、体温調節中枢の働きが未発達です。秋冬の室温は新生児のうちは、普段より高めの25度、それ以降は20~22度前後をキープして。冷えが心配なときは、重ね着で調節をしましょう。ただし、着せすぎもNG。着せすぎるともこもこして、赤ちゃんの動きを妨げるだけでなく、汗をかいてあせもの原因になるので、ご注意を。
チェック1:赤ちゃんの「寒い」「寒くない」はどう見分ける?
赤ちゃんが寒くないかどうかをチェックするときは、ママの手のひらで、おなかや背中を触ってみて。ひんやりしているなら、赤ちゃんは寒がっています。室温を上げたり、重ね着をしましょう。重ね着には、着せやすいスリーパーなどがあると便利です。逆に汗ばんでいたら、汗を拭きとり、室温や衣類を調整しましょう。
お部屋の環境を整えることは、赤ちゃんの健康を守るためにとても大切です。これからお部屋づくりをする妊婦さんも、この秋冬に出産したママも、ぜひ実践してみてくださいね!(文・たまごクラブ編集部)
初回公開日 2017/12/10
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