【俳優・敦士】初めての離乳食、記念すべき一口目はお兄ちゃんから。穏やかな時間に涙腺がバカになって…
2022年6月、46才で第2子が誕生した俳優、敦士さん。かつて人気番組「めちゃ×2イケてるッ!」での体当たりのパフォーマンスが話題となった熱血パパです。この連載では、妻でモデルの結花子さんの妊娠・出産と、2人目育児のアレコレを夫目線・パパ目線で語ってもらいます!
「俳優:敦士 46才で2児の父になりました」第15回
娘の離乳食、記念すべき一口目は息子からの「あ〜ん」。その姿に涙が…
娘が生まれて10ヶ月。いやぁ、もうすぐ1歳ですよ。
つかまり立ちができるようになった時は、脚の力が弱くてグラグラ。床に座る時もドン!って勢いよくお尻を落とし、親としてはソワソワもんでした。
しかし、今では何かにつかまったと思ったら、スイッと立ち上がって、安定感抜群!座る時もスムーズ!からの高速ハイハイ。その一連の動きが面白くて可愛くて、ずっと見ていられますね。
どんどん成長しています!
離乳食もバクバク食べてくれて、かなりぷくぷくのまるまるちゃんです。
うちはハーフバースデーの6ヶ月から離乳食を始めました。最初はつぶしたおかゆから。
懐かしくてねぇ。作ってるときに、6年前の息子の離乳食スタートしたときのことを色々思い出したりして。
娘が新しい成長をみせてくれるたびに、毎回毎回、息子の思い出の映像が頭の中に出てきます。脳内がリラックスできる時間ですね。
さて、記念すべき一口目は、息子にお願いしました。
妹にご飯を食べさせてあげるお兄ちゃんの顔と、そのお兄ちゃんを見る妹の顔。その光景がたまらなく穏やかで、「こういうのが見たかったんだなぁ」って、涙が出てきました。
なんなら、まあまあ泣きました。
子どもができてから、涙腺がバカになっちゃってるみたいです(笑)。
食事のときに大切にしていることは、家族で一緒に食べること。
もちろん出張でいないときは無理ですが、朝、昼、晩に全員がそろう時は常にみんなで一緒に。これは、妻の実家も僕の実家もそうだったから。「みんなでワイワイ食べた」とか、「親に怒られて不貞腐れながら食べた」など、たくさんの思い出が色濃く残っていて、それがすごくいい思い出なんです。僕はそんな光景をたまに思い出すんですが、めちゃくちゃ心が落ち着くんですよね。
そんなこともあって、息子が生まれた時に妻と「みんなで食卓を囲んで食べるようにしようね」って約束したんです。子どもたちにもみんなで食べる食事って楽しいねって感じてもらえたらいいなと。
ただ、娘にご飯をあげながらなので、大人の食事は毎回冷めております(笑)。
好き嫌いのリアクションが面白い。苦手なものは「ブーーー!」
最初の一口目、おかゆが口に入ったときの娘の顔は、「なんじゃこれー!!」って変な顔をしてましたね。得体の知れない味も食感も、初めての物体が入ってくるわけですから、そりゃぁ、びっくりしますよね。
つぶしたおかゆから始まり、つぶした野菜、やわらかくほぐした白身魚、果物などがどんどん加わって。今ではずいぶん固形物を食べられるようなってます。
見ていて面白いのが、ちゃんと好き嫌いが出てくることですね。つぶしたかぼちゃとさつまいもは、甘いから相当美味しかったんでしょうね。
最初は「めちゃくちゃ美味しいじゃん!もっとちょうだい!もっとちょうだい!」って手をバタバタさせながら、ものスゴイ表情で食いつきがよかったのですが、ある時「あれっ?わたしって、このもってり感が苦手かも」って思ったのか、べーーーってそのままリバースしたんです。
そのあと何度も試しましたが、完全リバース。親としては食物繊維を摂らせたいから、根気よくあげようとするんですが、そんな時は不満を表しているのか、「ブーーー」って唇を鳴らしてブーイング。
食べてくれなくなりました。色んな感覚が育ってきてるんだなって感じます。
しばらくあげていなかったかぼちゃとさつまいもなんですが、パンが食べられるようになった時期に、挟んであげたら、これは食べてくれるんです。その時期の好みがあるんでしょうね。
娘の今現在の大好物は豆腐。
つるっと感が食べやすくて好きなんでしょうね。豆腐は、大人の一口サイズぐらいのパック詰めされたものが、離乳食に最適最高。めちゃくちゃ便利でおすすめです!
あと便利と言えば、さつまいも。さつまいもって、美味しいけど、硬いし料理となると、手間がかかりますよね。なので、うちではスーパーで売ってる石焼き芋を買ってます。甘くてねっとり感もあって、そのままあげられるから便利!
そして、ほかに好きなものは、お兄ちゃん譲りなのか、いちごの食いつきもハンパないです。それと、赤ちゃん用の白いおせんべいも好きですね。
もっとちょうだい!って仕草が可愛くて。毎回ぐしゃぐしゃにして食べるので、手の中は大変なことになってますがね。
離乳食は親の観察力と工夫、そして根気が試される…
できるときは僕も料理をしますが、離乳食は基本妻が作ってくれています。この連載で「結構作ってますよー」なんて書いたら、それこそ真横からブーイングが飛んでくるので、嘘はつきません。
時間があって僕が作るときのメニューは、妻がいつも作っている娘の好みのもので、栄養のあるもの。よく作るのは、にんじん、玉ねぎ、小松菜をみじん切りにして、それをカツオ出汁で煮るだけ。
この時に役に立つのは『みじん切りにする器具』これは使えます。かなり時間短縮です!うちはニトリで買ったやつ。
使い勝手もいいし、安いし最高ですよ。魚や鶏ミンチをお湯で煮てつぶした物もたくさん作って、冷凍庫でストックしてます。で、使う分だけレンジでチンすればいいんですから。
一人目の時はネットで「何ヶ月の時には、こんな離乳食をあげたらいいのね」なんて、確認しながらていねいにやってました。
しかし、親も慣れたもんです。手抜きって言われたらそうですが、ラクすることを覚えます(笑)。だって、毎食メニューを考えて、少量ずつ作るって大変すぎません?
ママやパパができるだけストレスなく子育てできることが大切だと思うんです!
朝と夜でメニューは変えてはいますが、冷凍ストックしている便利な食材は利用してます。なので、「ごめんねぇ。毎日同じものでぇ〜」なんて言いながら娘にあげてます。
あと、ヘトヘトで帰宅して、冷凍庫にストックがない!なんて時は、お店で売ってるレトルトの離乳食を利用してます。
これがまたいいんですよ。「何ヶ月の赤ちゃん用」とか、「1歳からのお子様の食事に」、みたいに分かりやすく成長に合わせた食事になっていて、しかも色んな料理があって。
娘の食いつきもスゴイんです。そして、それが離乳食メニューの手本にもなっていて、似たような感じで作ったりもしています。
手抜きを覚えたって言っても、手を抜いてばっかりではないんですよ。ちゃんと成長に必要な、栄養のあるものをバランスよくあげています。
そして、注意しながら進めているのが食物アレルギーのこと。アレルギーが出る可能性のある物を初めて食べさせるときは、基本、病院のやっている平日の朝ごはんにしています。
「大丈夫かなぁ」と毎回ドキドキしながらあげています。
子どもに「あーん」って親がたべさせてあげられる時期は、少しの間だけですから。その貴重な時間を楽しみたいと思います!
離乳食を始めてから感じたこと。うんちが立派な臭いになったこと。
もう、炊き立てのご飯のような匂いを嗅ぐことはないんだっていう思いと、少し寂しかったり。でも、それがしっかり成長してくれている証拠ですからね。
離乳食は親の観察力と工夫、根気が試されてる気がします。たいへんですけど、もりもり食べてくれる姿には癒されますし、やりがいも感じています。子育て楽しいー!
文/敦士 構成/たまごクラブ編集部
■記事の内容は2023年5月の情報で、現在と異なる場合があります。
敦士(あつし)
PROFILE
1976年生まれ。岐阜県出身。モデルとして活動していたが2010年にフジテレビ系「めちゃ×2イケてるッ!」新メンバーに選出。その後、俳優・モデルとして活動中。東海テレビ「スイッチ!」金曜ロケ企画(昭和すいっち)、仙台放送「あらあらかしこ」、tvk 「LOVEかわさき」などレギュラー番組多数。2012年にモデルの結花子と結婚。YOU TUBEチャンネル「敦士のクローゼット」もマイペースに更新中!2023年3月に「敦士official blog」を開設し、料理や家族との日々の掛け合いを投稿しています。