1. トップ
  2. 妊娠・出産
  3. 妊娠前との変化は?妊娠初期のおりものについて知っておこう!

妊娠前との変化は?妊娠初期のおりものについて知っておこう!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

iStock.com/djedzura

おりものは、腟(ちつ)内の粘液や腟壁の細胞の一部などが混ざり合ってできた、酸性の分泌物。おりものが変化するといっても、そこからわかることはどんなことなのでしょう? 妊娠前とでは違いがあるのでしょうか? おりものの役割や特徴、トラブルのサインを示すおりものの状態を知っておくと安心です。

■監修/埼玉医科大学総合医療センター総合周産期母子医療センター 産科外来医長 江良澄子先生

そもそもおりものはどんな役割があるの?

おりものには、細菌が腟を通って体内に侵入するのを防ぐ働きと、受精をサポートするために精子が腟内に侵入しやすくする働きがあります。この役割を果たすために、生理周期によって量や状態が変化します。おりものは通常、透明な少し粘りけのある液体ですが、周期によってドロっとしたり、乳白色だったり、量が多くなったりと変化しています。おりものの状態は個人差もあるため、一概には言えませんが、生理周期にあわせた一般的なおりものの変化をおさらいしてみましょう。

生理直後から排卵前まで

生理直後のおりものはサラサラした状態で、量が少なく、伸びが少ないため、精子が腟内に入りにくくなります。排卵が近づくにつれて、糸をひくようなおりものになっていきます。

排卵の前後

この時期にもっともおりものの量が多くなります。卵白のような、透明のよく伸びるおりものが出て、精子が腟内に進みやすい状態にしています。

排卵後から生理前まで

排卵が終わるとおりものの量は減り、透明から白濁した、粘りけのあるおりものに変化します。下着につくと黄色っぽく見える場合もあります。

■関連記事:妊娠初期 妊婦の症状や体の変化、赤ちゃんの成長、トラブル・病気

妊娠初期はおりものにどんな変化があるの?

iStock.com/utkamandarinka

精子を腟内に入りやすくして受精をサポートするのがおりものの役目ですが、受精をして妊娠するとおりものには変化があるのでしょうか? 通常、排卵後から生理に向かう期間はおりものは減っていきます。ですが、妊娠するとエストロゲンというホルモンの分泌が増え、おりものの量が多くなることが。また、排卵前後に近い水っぽい状態が続くことがあります。ただし、個人差があり、妊娠していてもおりものにあまり変化がなかったり、自分では気づかなかったりするので、過度に気にする必要はありません。

生理予定日の茶色っぽいおりものは「着床出血(ちゃくしょうしゅっけつ)」の場合も

妊娠のごく初期、妊娠4週(最終月経を0週0日とします)ころに、茶色っぽいおりものや血の混じったおりものが見られることがあります。これは着床出血と呼ばれるもので、生理予定日の1週間前から直前の間に起こる出血です。妊娠していてもホルモンが妊娠前と同じように働いてしまうのが原因と考えられています。また、受精卵が着床した際に出血が起きるためともいわれています。妊娠したからといって必ず着床出血が起こるわけではなく、量や色も個人差があります。妊娠の可能性があり、生理予定日近くに茶色っぽいおりものや、おりものに血が混じるなどの症状が見られたら、着床出血の可能性を考え、妊娠検査薬を試したり、産婦人科を受診するのが確実です。

こちらもおすすめ→妊娠初期の気になる出血・おりものの原因と、対処法

異常なおりものについても知っておこう

iStock.com/Nikolas_jkd

妊娠によっておりものの変化が見られることはありますが、病気によっておりものが変化することもあるので、注意が必要です。通常のおりものは、透明または乳白色で少し酸っぱいにおいがする程度ですが、妊娠時期にかかわらず、おりもののにおいや色、状態など、今までと明らかに違う変化があった場合には性感染症の可能性もあるため、医師に相談しましょう。

こんなおりものが見られたら注意!
●白くポロポロしている
おりものは乳白色をしてることもありますが、サラサラしていたり、とろとろしているのではなく、カッテージチーズのようにポロポロしている場合、腟カンジダの可能性が。多くの場合、外陰部のかゆみを伴っています。
●黄色や黄緑色、泡状のおりもの
正常なおりものは透明や乳白色ですが、黄色や黄緑色だったり、泡状のおりものの場合はトリコモナス腟炎にかかっている可能性が考えられます。外陰部にかゆみや痛みを伴うことも。
●明らかな異臭と膿(うみ)のような黄色いおりもの
正常なおりものでも、少しツンとするような酸っぱいにおいがすることがありますが、明らかににおいが違う場合は淋病(りんびょう)の可能性があります。膿のような黄色いおりものがあり、外陰部のかゆみや排尿時の痛みなどを伴う場合が。

妊娠はさまざまな体の変化が起こるため、今まで気づかなかった自分の体のことを知るいい機会でもあります。おりものの変化もそのひとつ。おりものによって異常を知るケースもありますから、少し意識して観察してみてはどうでしょうか。
(文・たまごクラブ編集部)

■関連記事:「ママの悩みQ&A」おりものが何度も大量に出る

■おすすめ記事
妊娠週数に合った情報をLINEにお届け!専門家の監修付きで安心♪<こどもちゃれんじ>のWelcomebabyはこちら→

妊娠・出産

更新

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  •  

新着記事

新着記事をもっと見る