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フリーアナウンサー・岡副麻希、初めてのお産は3日目に緊急帝王切開に。子どもが苦手だったプロレーサーの夫にも劇的変化が!?

更新

岡副麻希さんとご家族の写真。
3人でナチュラルに撮ってもらった家族写真。

2024年5月に第1子を出産したことを自身のインスタグラムで発表した、フリーアナウンサーの岡副麻希さん。2022年にレーシングドライバーの蒲生尚弥さんと結婚し、現在は静岡県御殿場市にて家族3人で暮らしています。計画分娩から緊急の帝王切開になった出産について聞きました。
全2回インタビューの1回目です。

背中スイッチが発動して、寝かせるために毎日試行錯誤!

抱っこひもで娘さんを抱っこする岡副さん。
今は何をするにも抱っこ。抱っこひもが大活躍。

――第1子の出産を2024年5月5日に、インスタグラムで発表されました。娘さんが生まれてから、今はどんな日々を送っていますか?

岡副さん(以下敬称略) 5月初めに女の子を出産しました。3100gと少し大きめで生まれたのですが、現在生後2カ月半がたって、すでに3キロぐらい増えています。だいぶずっしりと重くなって、抱っこするのも大変になってきました。

生後1カ月ぐらいはよく寝てくれましたが、最近はなかなか寝てくれなくて・・・。いろいろ試行錯誤して、バランスボールを買ってみたりしていますが、背中にスイッチがあるようで、ベッドに下ろすとすぐに泣いてしまうんです。

あとは、YouTubeに「赤ちゃんが5分で寝る」という動画があってその音楽を流してみても、これもなかなか寝てくれなくて。気づいたら、3時間の動画が終わっていた!なんてことも。モーツァルトの曲で赤ちゃんがよく寝てくれるとも聞いて試しましたが、あまりにも寝てくれないので、だんだんと悲しい曲に聞こえてきたりしています(笑)

泣いているときは、とにかく私も必死なんですが、寝てくれるとかわいくてかわいくて…。そんな大変ながらも幸せな毎日を送っていますね。

――計画分娩から帝王切開での出産に切り替わったそうですね。出産までの経緯を教えてください。

岡副 もともとは無痛分娩を希望していたんですが、静岡県東部には対応してくれる病院がないとわかり、都内に行くことも考えました。でも、それまでも通っていた産院の先生に信頼をおいていたこともあり、御殿場で産むことに決めました。それから、夫には出産に立ち会ってもらいたかったこともあり、計画分娩をすることになったんです。

夫の休みが取れるタイミングで入院する日を決めて、赤ちゃんもその日のうちに生まれるものだと思っていました。でも、出産はそんなに思いどおりにはいかないものですね。

計画分娩で入院した当日に、まずはバルーンを入れてもらい、陣痛誘発剤を徐々に増やしていって最大の量まで入れてもらいました。でも、次の日になってもなかなか赤ちゃんの頭が下りてこなくて、むしろ頭が上に上がっているような状態に。さらにバルーンには、1キロの重りがついていて、感覚的には何かでえぐられているような、突かれているような痛みがあり、それがすごく痛かったんです。痛みの波はきていたのですが、なかなか本陣痛にはつながらないままに2日目も終わってしまいました。この不規則で気持ち悪いような痛みは、もしかしたらバルーンの痛みだったのかもしれません。結局、2日目も子宮口が3センチぐらいしか開かなかったんです。

そのタイミングで家に一度帰ることもできるよと言われましたが、破水に気づかない場合もあるということで、それも心配なのでそのまま3日目もお願いすることにしました。

早く会いたかったから、帝王切開にする選択肢に迷いはなかった

出産直後の岡副さんと娘さん。
出産直後の岡副さんと娘さん。手術後に病室に連れてきてもらえて、少しだけ対面できたそう。

――計画分娩からの帝王切開ということで、かなり大変だったのではないでしょうか?

岡副 3日目の朝に問診をしてもらうと、赤ちゃんの頭が下がるどころか、戻ってしまうような状態になっていて。産道に頭が全然はまっていなかったんです。そこで、帝王切開という選択肢も提案されました。帝王切開なら赤ちゃんへの負担がほとんどないと聞いて、私も赤ちゃんに早く会いたかったし、迷わずに「帝王切開でお願いします」と先生に伝えました。

帝王切開と決まってからも、早く会いたいという気持ちがまさっていて、手術前は不思議と“怖い”という感覚はなかったですね。また、もし経腟分娩で出産したとしても、吸引をしなくてはいけない可能性が高かったので、それなら、そのまますぐに赤ちゃんを取り出せる帝王切開のほうが、赤ちゃんへの負担が少ないかなと思ったんです。

術中は、今まで味わったことのない感覚でした。下半身には麻酔がかかっているのですが、なんとなくの感覚は残っていて、それがすごく怖かったですね。ネジでひねられているような感覚もあって、それは今でも覚えています。途中、呼吸をするのを忘れてしまって、「呼吸をして」と言われてハッとしました。酸素マスクも生まれて初めてつけられました。

お昼12時からオペが始まって、12時37分には娘が誕生。帝王切開は本当にあっという間でした。赤ちゃんを胸元に連れてきてもらったときは、まだ頭がぼんやりしていたんですけど、そんな中でも「やっと会えた!」という安心した気持ちと、おなかがまだ開いているという不思議な感覚を味わいました。

今回、計画分娩でバルーンや陣痛誘発剤を使って陣痛を起こさせた数日後に、緊急での帝王切開。出産とひと言で言っても、こんなにいろいろな方法があるんだなと気づきましたね。

――夫さんには、入院中はどんなサポートをしてもらいましたか?

岡副 夫は、初日はすごく緊張していましたね。普段、あまり緊張するタイプじゃないんですけど、緊張しておなかを壊していました(笑)。でもだんだんと病院の雰囲気にも慣れてきて、付き添っている間も少し仮眠を取ったり、リラックスしていたように思います。

痛みが頻繁にきていたときは、ボールで腰を押してもらったり、マッサージしてもらっていました。それと、足ツボマッサージもしてもらったんですが、陣痛促進剤を入れている間は、足裏の子宮のツボがぷっくりしていて、すごく痛かったんです。体が反応しているんだなと感じました。

私はせっかちなので、3日間毎日「今日絶対産む!」と言い張っていたんです。でも夫は、「そう思えば思うほど、生まれなさそう」と言うぐらい落ち着いていましたね。この3日間はいろいろなことがありましたが、夫がいつもどおりにいてくれたことがありがたかったです。

夫は娘が生まれてきた瞬間、本当に感動したみたいです。とくに、産声を聞いた瞬間のことは、今でも数日に一度、話をしてくれるほどなんですよ。

至れり尽くせりの産後ケアホテルで、心も体もリフレッシュ!

ケアホテルの滞在中、沐浴後の娘さんと。
ケアホテルの滞在中、沐浴後の娘さんと。沐浴中は隣で助産師さんがアドバイスしてくれたそう。

――産後は、ケアホテルを利用されたそうですね。

岡副 産後ケアホテルは3カ所、見学に行きました。なかには、リゾート感のあるホテルもあってよかったんですが、夫が出張からそのまま来てくれることを考えて、一番アクセスのいい椿山荘を選びました。

夫は私が退院する2日前から出張に行って、2週間は帰ってこられない状況でした。それで、静岡の病院で出産して退院後、そのまま都内まで娘と一緒に移動して、ホテル椿山荘の産後ケアホテルに入りました。

――ケアホテルを利用して、どんなところがよかったですか?

岡副 産後ケアホテルを利用して、よかったなと思ったことはたくさんありました。たとえば、うんちの色がいつもとちょっと違うだけで、いちいち心配になったり、くしゃみが止まらなかったりすると、風邪かな?と思ったり。娘のちょっとした変化で不安になることが多かったのですが、産後ケアホテルであれば、助産師さんや看護師さんが24時間在中してくれて、いつでも相談できたので安心でした。沐浴も最初はすごく怖かったのですが、滞在中は助産師さんが常について指導をしてくれたので、御殿場に帰ってから1人でもできるようになりました。

さらに滞在中には、ヘッドマッサージとアロマフットのごほうびも。しかも、娘をカンガルーケアしながら受けることができて、心も体もリラックスできました。

あとは、家とは違って広々と開放的な空間で過ごせるし、何もしなくてもおいしい食事が出てくるし、掃除も洗濯もしてもらえるし、なかなか普段は味わえないぜいたくな時間を過ごしてリフレッシュできました。赤ちゃんと同じリズムでゆったりお昼寝ができて、それができるのはありがたいことなんだなと、家に帰ってきて余計に感じますね。

産後ケアホテルには10日間いたのですが、本当にあっという間でした。娘を預けて出かけることもできたんですが、私はワンオペに備えてリズムを作りたかったので、ずっと一緒に過ごしていました。でも、いつでも預けられるという安心感が常にありましたね。

ホテルに滞在中、夫は4回ぐらい来ることができたんです。実は私たち、新婚旅行に行けていなかったんですが、滞在中は新婚旅行気分が味わえて!金額的にはそれなりにするけど、「ハネムーンに行くより、こっちのほうがよかったかもね」なんて話していました。

産後ママに寄り添ってくれる、助産師さんが心のよりどころに

ヘッドマッサージをしてもらっている岡副さん。
ヘッドマッサージをしてもらっている岡副さん。施術してくれているのは、整体師さんとしても活躍されていた助産師さんだそう。

――助産師さんのサポートが心強かったようですね。岡副さんにとって助産師さんは、どんな存在でしょうか。

岡副 出産するまでは、助産師さんがどんな職業なのか、あまり想像ができていなかったんです。でも、産後ケアホテルに入って助産師さんとかかわる中で、全幅の信頼をおくことができるようになりました。

何をしても赤ちゃんが泣きやまないときには、「おしりポンポンしたらいいよ」とか「おくるみで小さく巻いて『おひな巻き』をしてあげると落ち着くよ」とか、いろいろと教えてもらったんです。知らないことをたくさん教わって、いつでも寄り添ってもらえて、出産したばかりのママにとっては、助産師さんが心のよりどころなんだということを知りました。

出張の多い夫とは、スマホを通じて一緒に子育てすることも

お散歩デビューしたときの岡副さんと娘さん。
お散歩デビューしたときの岡副さんと娘さん。御殿場には公園がたくさんあるのだそう。

――御殿場での暮らしはどうですか。

岡副 買い物に行ったり、お散歩しているだけでも、おじいちゃんやおばあちゃんが声をかけてくれるんです。「これ、食べや」と言って何かくれることもしょっちゅうですね。そういった、田舎ならではのご近所さんつき合いや、人の温かさを日々感じています。

最近では、少しずつお散歩も行き始めています。御殿場には公園がたくさんあるので、育児にはいい環境なんです。公園までは車で行って、着いたら抱っこひもを装着して抱っこが定番のスタイル。お散歩に行くようになってからママ友もできて、子育ての情報交換をしています。

最近は、娘がなかなか泣きやまなくて大変なときが多くて、サポートも必要かなと思っているところです。それで先日、御殿場市が提供しているサービスを利用して、家に来て赤ちゃんのお世話をサポートしてくれる助産師さんをお願いしてみました。

娘を出産する前は、産後がどんな生活になるのか、全然想像ができなかったんです。でも実際に生まれてみて、赤ちゃんが1人いるだけで、こんなに家のことができなくなるんだなと実感しています。家の中が散らかると、やっぱりテンションも下がってしまいますし。

だから、夫が数時間だけでも娘を見てくれたり、助産師さんなどサポートしてくれる方が見てくれるだけでも、ずいぶん助かるなと思いますね。

――夫さんが遠征が多いレーシングドライバーということで、一緒に子育てをする時間は限られてしまいますか?

岡副 本当に限られてしまいますね。ちょうど今も10日ほど遠征に行っています。海外にも行きますし、帰国してそのまま地方に出張、ということも。でも普段家にいない分、家にいる間はずっと面倒を見てくれて、何も言わなくても動いてくれます。娘にとっては、常に全力で、フレッシュな気持ちで接してくれる存在なんじゃないかなと思います。

今は、娘が夜中や朝方に泣いて起きるので、授乳は私がしますが、それ以外のげっぷをさせたりおむつ替えをするのは、何も言わなくても夫がしてくれます。

夫が家を不在にする期間が長いので、育児記録アプリや写真、動画共有アプリを活用しています。写真は毎日100枚近くアップしています(笑)。私が使っている育児記録アプリは、授乳やうんち、おふろなどの時間を記録できるようになっていて、写真を送ることも簡単にできるんです。それで、毎日の娘の様子を共有しています。

昨日も5時間ぐらい泣きっぱなしで、私もさすがにつらくなってしまって・・・。そんなときは、テレビ電話をつなげて、画面の向こうからあやしてくれるんです。夫は画面越しでも、娘に「あせもができてるね」と気づいてくれるんですよ。

――夫さんはどんなパパですか?

岡副 もともとは、子どもは苦手で、触れるのも怖いという感じの人だったんです。だから、ここまで変わるとは思いませんでしたね。

レースのときに子どもと触れ合う時間があるんですが、つい先日、「今までは子どもたちに触れるのも怖かったけど、今日抱っこしちゃった!」と報告してくれました(笑)

娘のことも日に日にかわいくなっていくみたいで、でき愛しています。赤ちゃんって、毎日顔が変わるじゃないですか。だんだんと夫に顔が似てきて、それもうれしいみたいです。スマホの待ち受け画面も、初期設定のものからかたくなに変えなかった人なのに、ついに娘の写真に変えたんですよ。

お話・写真提供/岡副麻希さん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部

現在は、ワンオペで子育てをする時間が長いという岡副さん。産後ケアホテルで過ごした10日間を利用して自分なりの育児のペースをつかみ、信頼できる助産師さんとの関係性も築けたそうです。御殿場での子育てはまだまだ始まったばかりですが、最近できたママ友と情報交換などをしながら、岡副さんらしい子育てを楽しんでいます。

岡副麻希さん(おかぞえまき)

岡副さんのプロフィール画像

PROFILE
1992年、大阪府出身。早稲田大学在学中に芸能事務所セント・フォースに所属し、『めざましテレビ アクア』にて現役女子大生キャスターとしてレギュラー出演。現在はキャスターのほか、ラジオやYouTubeで幅広く活動。2022年にレーシングドライバーの蒲生尚弥さんとの結婚を発表し、静岡県への移住も公表。2023年11月に第1子妊娠を発表し、翌年5月に出産。

岡副麻希さんのInstagram

●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●記事の内容は2024年7月の情報で、現在と異なる場合があります。

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