「気にしすぎ」って言わないで…!【妊娠なめてました日記#2】
こんにちは!ひよこエッグと申します。2015年3月に娘・ひなを出産しました。
「妊娠なめてました日記」では、わたしが初めて経験した妊娠・出産のことを書いていければと思っています。
第2話 「気にしすぎ」って言わないで…!
わたしは妊娠前、大雑把であまり細かいことは気にしない性格でした。
ところが妊娠してからは「これは大丈夫?」「あれは駄目なんじゃないか」など、何でもかんでも気になるようになってしまいました。
今回、妊娠中に周りから「気にしすぎ」と言われて悩んでいたエピソードをお話しさせてください。
つわりが落ち着いてきた頃、友人とレストランでコースランチをしたときのことです。
「出産したら落ち着いてランチなんてできないし、今日は思う存分楽しむぞ!!」と意気込んでいたのですが、運ばれてきた料理を見て手が止まってしまいました。
お皿に前菜が何種類か乗っていたのですが、
「これは生モノかな?お酒使ってないかな?」と不安になりました。
気になり始めたらもう止まらなくて、店員さんに聞いてみることに。
店員さんは一つ一つ料理の説明を丁寧にしてくれました。
「これで安心して食べられるぞ!」と思い、ホッとしていると、
友人に「気にしすぎじゃない?妊娠中ずっとそんなんじゃ、周りが疲れちゃうよ。」
と言われてしまいました。ちょっと引き気味で…
ショックでした。
「わたし、おかしいのかな…?」
何でもかんでも気にしてしまう自分が、何だか恥ずかしくなってしまいました。
それからも「気にしすぎ」と周りから言われる場面が何度もあり、
その度に何とも言えない恥ずかしさとモヤモヤに苦しめられました。
ある日、実家に遊びに行ったときのことです。
母から茄子をもらいました。
「茄子って妊娠中食べてもいいんだっけ…?“秋茄子は嫁に食わすな”って言葉があるくらいだから、何か体によくない成分が入ってるんじゃないか…」
気になり、すぐさまスマホで「妊婦 茄子」と検索して色んな記事を読み漁りました。
その様子を見た母、「そんなこと気にする人いないよ〜!」と大笑いです。
ここで、今まで散々周りに「気にしすぎ」と言われて溜まっていたモヤモヤが一気に爆発してしまいました。
気を許せる実母の前だからこそ、本音をガーッと言えたのかなと思います。
自分で心の内を吐き出してみて、
「気にしすぎ」って言葉にどうしてこんなに傷ついていたのか、分かりました。
「そんなこと気にしなくていいよ」=「お腹の子のことなんて気にしなくていいよ」
って言われているような気がして、悲しくて悔しくて仕方がなかったんです。
それに気がついてからは、周りから「気にしすぎ」と言われても、「わたしは母親だからお腹の子のことが気になって当たり前」と考えるようになり(もちろん心の中で思うだけです)気持ちが楽になりました。
初めての妊娠。
わたしはお腹の子が元気に成長しているのか毎日不安で仕方がなかったです。検索魔になり、情緒不安定になり、何気無い一言でわんわん泣いてしまったりもしました。
でも、それはお腹の子を大切に思うからこその感情や行動で、今の自分ができる子どもへの最大限の愛情表現だから、何も恥じることはなかったんだな…と今振り返って思います。
お腹の子を守れるのは自分しかいません。
もし周りに「気にしすぎだよ」と言われて悩んでいる妊婦さんがいたら、「気にして当然でしょ!!」と堂々と胸を張ってほしいなと密かに願っています。
[ひよこエッグ]
都内在住のワーママ。
2015年3月産まれの娘と夫の3人家族。
子育ての記録をブログやインスタグラムで公開中。
ブログ:ひよこエッグつうしん
インスタグラム:@hiyokoegg11