妊娠後期・栗原 恵「報告を見て涙がでた」という友人の言葉に感激。出産を控え、今の率直な気持ちは…
2024年9月に結婚と妊娠を発表した、元バレーボール選手の栗原 恵さんにインタビュー。妊娠後期の今の体調のこと、これから迎えるお産や産後の育児についての率直な思いなども教えてもらいました。
たくさんの人に祝福してもらって、泣いて喜んでくれる友人も続出!
――安定期に入ってから、妊娠と結婚を公表されていましたが、そのときの反響は?
栗原さん(以下敬称略) 皆さん、本当にびっくりしていた印象です。こんなに「おめでとう」と祝福してもらったのは、人生で初めて。それくらい、たくさん、お祝いの言葉をいただき、感謝しています。
「報告を見て涙が出た」とメールをくれた友人や、泣きながらビデオ通話で連絡をくれた友人も。
つい昨日も、仲のいい友人と久々にランチをしたんですが、その友人も「おなか触っていい?」とおなかを触りながら泣いていて。
自分以上にこんなに喜んでもらえるって、なかなかないことなので、一生に1度かもしれない「妊娠」で、いろいろなことを経験させてもらっているんだな…と感じています。
ピラティスをすると、呼吸が深くなってリラックスできて、私にとってはメリットばかり!
――インスタグラムでは、妊娠中のピラティスの写真なども公開していますが、定期的に通っているんですか?
栗原 妊娠初期に出血が続いていたときは、産院からも運動は控えて安静にしているように言われていたのでお休みしていましたが、それ以外はコンスタントに継続しています。忙しくて行けないときもあるんですが、できるだけ、週に1回は通えたら…と思っています。
私の場合、ピラティスをすると、体調がすごく良くなるんです。ピラティスの動きで呼吸が深くなって、無意識のうちに呼吸が浅くなっていたんだな…と痛感します。おなかの赤ちゃんも、私がピラティスを始めるとすごくよく動くんです。私が心地よくリラックスできるから、赤ちゃんも喜んでいるのかな…と思っています。おなかにずしっという重みを感じながら行うピラティスも、この数カ月しかできない、特別な体感なんだろうなぁと思いながら楽しんでいます。
ピラティスのトレーナーさんには、これまでずっと体のことを任せていたということもあり、妊娠がわかったときにすぐに報告しました。「マタニティピラティスも指導できるからね」と言ってくれて、「そろそろこんな不調が出るから、ここをケアしておこう」と、妊娠中の体の変化も先回りしてアドバイスしてくれるんです。最近は、「そろそろ股関節(こかんせつ)が痛くなるよ」と言われていたのですが、ここ数日まさに股関節が痛くて…。産院の先生以外にもちょっとした体の変化について相談したり、頼れる人がいるというのは私の中では大きな支えになっています。
――股関節の痛み以外にも、妊娠後期になって気になるマイナートラブルなどはありますか?
栗原 腰痛がつらいです。選手時代から腰痛に悩まされていて。マタニティ専用のマッサージや鍼(はり)に行ったり、妊娠前から通っていた整体で妊娠中でもできる範囲の施術をしてもらったりして、適度な運動をすることで予防するようにしています。
あとは、夜、胎動が激しくて眠れないことが増えました。寝ていると腰が痛くなったり、急に脚がつったり、トイレに行きたくなったり…と何かと目が覚めてしまいます。
無痛分娩にするかしないかで悩み中。彼は立ち会い出産したいと張りきっています
――“妊娠後期あるある”ですね。そろそろお産も近づいてきますが、お産について予習したり、お産のスタイルを決めたりしていますか?
栗原 お産について、私はまったく知識がないということに最近気づきまして。というのも、妊娠後期に入ってから、先輩ママでもある友人たちから「産後はしばらく自由に出かけられないから」と食事やお茶に誘ってもらう機会が増えたんです。そこで、自分の体験談やアドバイスを話してくれるんですが、自分にはわからないことばかりだったんです。もっと予習しないといけないと思い、『たまごクラブ』でお産の特集を読んだり、積極的に先輩ママたちの話を聞くようになりました。身近にアドバイスしてくれたり、相談したりできる先輩ママがいるということは、とても心強いなぁと。感謝しながら、いろいろな話を聞かせてもらっているところです。
お産のスタイルについては、これから決めるところ。無痛分娩にするかしないかで真剣に悩んでいます。産後の体力のことを考えると無痛分娩にひかれますが、出産の痛みを感じてみたいという気持ちや、赤ちゃんのタイミングを待って産んでみたいという気持ちもあり。これから産院とも相談しながら、決めたいと思っています。
彼は立ち会い出産をしたいと言っています。「私はどちらでもいいから、怖かったら無理はしないで」と言っていますが、意志はかたいようです。
――産後の育児分担については、夫婦で相談していますか?
栗原 彼は「できる限り参加したい」と言っていますが、お互いに不定期で不規則な仕事なのでベストな方法を模索中です。お互いのスケジュールをアプリで共有しながら、タイミングを見て相談して、その都度、分担を考えいくのがいいのかな…と思っています。お互いの両親や友人たちにサポートをお願いしたり、シッターさんに頼むことなども検討中。
出産直後は、実家から母が来てくれるというので、素直に甘えようかと思っています。
――ベビーグッズなどはもうそろえていますか?
栗原 まだ何もそろえていなくて。お祝いでおくるみや肌着や靴下をいただいて、まだそれだけ。産後に自分が使う「ドーナツクッション」だけは先輩ママに教えてもらって、すぐに購入しました。ランチをしたときに「絶対あったほうがいいよ」とおすすめ商品の購入ページまで教えてくれたので、その場で注文しました(笑)。
猫を飼っているから、ベビーベッドは絶対いるとは思っているのですが、今から置いたら猫たちの居場所になってしまいそうなので、購入のタイミングに悩んでいるところです。
私と同じように、4000g近いビッグベビーになるのか、ドキドキしています!
――産後の生活で不安なこと、楽しみなことなどがあれば教えてください。
栗原 生まれてきてみないとわからない大変なことがあるんだろうな…とは思っています。
睡眠不足で大変になるとか、ホルモンバランスの乱れで不安定になるとか。でも、あまり先のことを考えて不安になってしまっていては、せっかくおなかの子が一生懸命頑張って生まれてきてくれるのに申し訳ないかな…という気持ちも。何か起きたら、その都度対処して、まわりに助けてもらいながらやっていけたらと思っています。
楽しみなことは、赤ちゃんに会えること!ここ最近、超音波検査では顔が隠れていることが続いていたので、生まれてきたときにどんなお顔をしているのかなぁって。
私も彼も、身長が高いから、どんなサイズなのかな…というのも気になります。今のところ、私のおなかの見た目は小さめなんですが、赤ちゃんは大きめみたいです。健診では、毎回、先生が脚の長さを測って「大きいですね」と(笑)。
私も生まれたときは4000g近いビッグベビーで、160㎝の母から生まれたことに驚かれたそうなので、同じようにビッグベビーになるのかなとドキドキしています。
お話・写真提供/栗原 恵さん 取材・文/渡辺有紀子、たまひよONLINE編集部
お産スタイルや、産後の不安や育児分担についても、今の率直な気持ちを語ってくれた栗原さんでした。かわいいビッグベビー(?)の誕生が楽しみですね! 栗原さんのインスタグラムでは、日々の食事やマタニティピラティスの様子など、妊娠中の日々の暮らしの写真を公開しているので、ぜひcheckしてみてくださいね。
栗原 恵さん(くりはら めぐみ)
PROFILE
1984年生まれ、広島県出身。小学校4年からバレーボールを始め、高校バレー部では国体・春高バレー・インターハイ優勝も経験。2001年から全日本女子メンバーに選出され、「プリンセス・メグ」の愛称で親しまれる。2004年のアテネオリンピック、2008年の北京オリンピックに出場。2019年に現役を引退後は、スポーツキャスター・タレント・モデルとして多方面で活躍中。
●この記事は個人の体験を取材し、編集したものです。
●掲載している情報は2024年12月現在のものです。