【専門家監修】妊婦さん家庭の「いい節約・ダメな節約」
妊娠すると、わが子との未来の楽しい生活に夢がふくらむ一方、「わが家の家計、今のままで大丈夫かしら?」と気になりますね。
とくに妊娠・出産でママが仕事をやめる・休む場合には、「収入が少なくなる分、節約しなくちゃ!」と思うのではないでしょうか。
でも妊娠中の家計の節約には、気をつけたいポイントとぜひ見直したいポイントがいくつかあります。今回は妊娠中の節約と、家計における理想的な割合についてお知らせします。
「食費を節約しよう」と思った人は要注意!
「節約しよう」と思ったとき、真っ先に手をつけやすいのが食費ですが、妊娠中に食事の質を落とすことはおすすめできません。
バランスのよい食事をとることは、おなかの赤ちゃんの成長のためだけではなく、妊娠中の体重管理や安産のためにも重要だからです。
また、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子先生によると、「実際に家計診断をしてみると、食費はすでに適正額だったり、適正額を下回っていたりする家庭が少なくありません」とのこと。
家計の13~16%が目安で、たとえば手取り月収25万円の家庭なら適正額は4万円程度。共働きで月収40万円の場合は6万円でも適正範囲なのだそうです。
注目すべきは「こづかい」と「通信費」
一方で適正額をオーバーしがちなのが、夫婦の「こづかい」。
とくに共働き家庭では、これまで夫婦でおおらかに使って来たという人も多いのでは?
こづかいの適正額は二人合わせて、手取り月収の10%が目安。手取り月収が25万円であれば2万5000円となります。これをどう分けるか、何をこづかいから出すかなどは、夫婦で話し合う必要がありそうですね。ちなみにママが専業主婦であればひと月5000円から1万円の範囲だそうです。
また、スマホ代やインターネットのプロバイダー料などの「通信費」も高くなりがちな項目です。
理想は手取り月収の7%。スマホ代が高い人は、料金プランの変更を検討したり、不要なオプションがついていないかどうかチェックしてみましょう。
固定電話、プロバイダーや携帯電話会社の変更を視野に入れてみてもいいかもしれません。
いかがでしたか? 妊娠中の節約は食費を削るよりも、夫婦のこづかいや通信費を見直しておさえることが重要。そうすることで、手取り月収の10〜15%を貯蓄に回すのが理想なのだそうです。
未来のわが家に仕送りをするつもりで、現在の家計を見直し、毎月コツコツと貯めていきたいものですね。(文・たまごクラブ編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
初回公開日 2017/09/05
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