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破水にはじまり陣痛促進剤→緊急帝王切開に!私のドタバタ初産、50時間!!

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夫と男の子ふたりと4人暮らしのアラフォーママライターのくろみつです。
「どんなに痛い陣痛がくるのか、どんな赤ちゃんが産まれるのか楽しみです」母親学級で自己紹介をかねて出産への気持ちをのべる場面でのこと。みんなが不安を口にするなか、私は冒頭のような発言をしていました。

陣痛ってどんな感じ?楽しみにしていた初めての出産

何に対しても心配より好奇心の方がまさる私。産婦人科の先生からも毎回「順調ですね。」と言われていたこともあり、出産への不安はほとんどなかったのです。「予定日近くになったら陣痛がきて1日くらいかけて出産するのかな。」などとイメージしていました。いま思い返すと、本当に楽観的すぎました。

ショッピングモールで突然の破水、急いで病院へ

妊娠37週後半、夏の暑さが少しやわらいだ日曜日の午後のことです。日課である散歩がてら3kmほど離れたショッピングモールへ出かけました。到着して一息ついた瞬間、「あれっ?んん?」と下半身に違和感が。すぐさまトイレへかけこみ確認したところ「これは破水だな」と確信しました。実は1週間前、破水かもしれないと病院を訪れたのですが尿もれだったという出来事があり、その違いは何となくわかっていたのです。幸い休日だったので、夫に電話して車でむかえにきてもらい、入院の準備をして病院へ向かいました。助産師さんに確認してもらうとやはり破水とのこと。「陣痛がきていないので、今晩は安静にして明日朝からがんばりましょう」と言われ、そのまま入院になりました。

陣痛促進剤を使ってもお産がすすまず、緊急帝王切開に

翌朝、先生の診察を受けました。まず錠剤の陣痛促進薬を使いましたがあまり痛みを感じません。翌朝から点滴での陣痛促進薬にきりかえました。状況は一転、薬が投与されるたびにおなかに激痛が走ります。その日、夫は仕事のため不在で、誰も付き添いがいないまま、ひとりでただひたすら痛みに耐えていました。それでもお産は進まず、ただ時間だけが流れていきます。そして、夫が到着したときのこと。先生から突然「破水から48時間が経つので、このままだと赤ちゃんに感染症の恐れが出てきます。帝王切開にきりかえるのが安全です。よろしいですか?」と言われました。私はもう何が何だかわからなかったのですが、「赤ちゃんが危険」と言われてしまうと、もう先生を信頼して「お願いします」としか言えません。痛みに耐えながら何枚もの書類にサインをしました。まわりではバタバタと手術の準備をする声が聞こえます。私は放心状態でそれをながめていました。

長男を無事出産!退院時には完全母乳のお墨つきも

破水から約50時間後、長男は無事産声をあげました。私はその瞬間から涙が止まらず、しばらく助産師さんの手を離すことができませんでした。ここでようやく、私自身が不安でたまらなかったのだと気がつきました。初めてわが子を自分の手で抱っこできたのは、出産翌日の午後。やっと抱っこできたという安堵や感動、本当は自分が1番に抱っこしたかったのにという悔しさに似た思い、トイレに行くことにも一苦労な体で赤ちゃんのお世話ができるのだろうかという不安など、いろいろな思いが入り交じりました。それでも退院のときには、助産師さんに「完全母乳でも問題なさそうですね」と言ってもらえるほど回復しました。

いま思えば、破水未遂騒動があってから1週間、破水してから2日間のあいだに、なぜ帝王切開について調べなかったのか不思議です。本当に最後の最後まで、通常分娩で産むものだと思っていました。出産当初は自然分娩で産めなかった複雑な気持ちもありましたが、数ヶ月後には自然と「元気に生まれてきてくれてよかった」という気持ちになっていました。出産は予定通りにはいかないもの。だからこそ出産は「奇跡」といわれるのでしょうね。

■関連:出産時に帝王切開術が必要になるケースとは? 費用や手術までの流れも紹介

[くろみつ * プロフィール]
夫と子ども2人と暮らすアラフォー専業主婦。2014年に長男、2018年に次男を出産しました。
もうひとり女の子が欲しいと思いつつ、いろいろ考えると厳しいなと考える今日このごろです。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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