パパがおなかに触ると赤ちゃんの動きが止まるって本当?
おなかの赤ちゃんの存在を実感できる"胎動"。ママは、いつも赤ちゃんと一緒なので常に動きをキャッチすることができますが、パパはどうでしょうか。「ねえ! 赤ちゃんが動いているよ!」と聞いて、いそいそとママのおなかに手を当ててみると...「あれれ?止まっちゃった?」なんてことはないでしょうか。
おなかの赤ちゃんはだれがおなかを触ったかわかっている
丸茂レディースクリニック院長・丸茂元三先生の研究によると、ママがおなかを触ると、「よく動く82%」なのに対して、パパの場合は、「よく動く33%」。それどころか「動かない40%」というデータが。でも、パパたち、落ち込まないでください。これがママ・パパ以外の他人になると、「よく動く5%」「動かない31%」。どうやら、おなかの赤ちゃんは、だれがおなかを触ったかわかっているようなんです。パパの場合は、“パパだ!”と動くこともあれば、“ママじゃないけど…だれかな~?”と親しみを持って様子をみることもあるということ。いずれの場合も、赤ちゃんがパパに向けてなんらかの“反応”しているということがわかっています。
“パパがおなかを触ると赤ちゃんの動きが止まる”は変えられる!
「パパがおなかに触ったら、赤ちゃんの動きが止まる…笑」という報告は、編集部にもよく寄せられています。でも、一方で「よく動く33%」という結果もあるということも見逃せません。「胎動がない」という反応は「胎動がある」という反応に変えることはできるということ。そのためには、赤ちゃんへ“パパ”であることをアピールする必要があります。そのためにできることをまとめました。
毎日おなかの赤ちゃんにあいさつをする
「おはよう」「ただいま」など、ママとの普段の会話を赤ちゃんにも。あいさつが照れくさい場合は、「赤ちゃん、元気?」とママにおなかの赤ちゃんの様子をたずねるのを習慣にすることから始めてみてもいいでしょう。「パパが帰宅する時間になると、胎動が激しくなるんです」というアンケート結果もあるんですよ。
ママがうれしい、楽しいと思うことを共有する
おなかの赤ちゃんは、ママの喜怒哀楽を感じているといわれています。ママがうれしいときはよく動き、怒ったり緊張したりしているときは動かなくなる傾向が。当然、ママが楽しい、うれしいという場を共有すると胎動に巡り合える確率は格段にアップ。そこで、パパがおなかに話しかけたり、なでであげたりすると、おなかの赤ちゃんの“パパだ!”という認識は一気に高まるはず。
大事なのは、胎動が止まっても、それはおなかの赤ちゃんなりの反応であると受け止めてあげること。そして、胎動のある・なしにかかわらず、ママのおなかを触ったり、話しかけたりしてあげることで、パパもいつの間にか内なる父性を引き出されて、親子の絆を深めていくというしくみ。こんなすてきなコミュニケーションができるのは、ママが妊娠中のときだけ。ぜひ、パパも胎動を通じた赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しんでくださいね。(文/たまごクラブ編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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