【妊婦健診】初めての健診いつ行く?何する?スケジュールは?
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妊娠は病気ではないですが、健康な女性であってもトラブルが起こる可能性はゼロではありません。毎回の妊婦健診では赤ちゃんの発育状態と母体の健康を観察し、妊娠高血圧症候群などのトラブルや、流産や早産の兆候がないかをチェックします。まさかのトラブルを予防するために妊婦健診を欠かさずに受けることが大切。
今回は、初めての健診に行く時期や持ち物・服装について、産婦人科医の小川隆吉先生に聞きました。
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初めての健診 いつ行く?
最近の妊娠検査薬は精度がよく、陽性反応が出たら妊娠はほぼ確実。超音波で胎囊(胎児を包む袋)が確認できる妊娠5~6週を目安に、生理予定日を1週間過ぎたら受診しましょう。初診から予約制のところもあるので、確認してからの受診が◎。
初めての健診:何をする?
超音波検査で胎囊を確認できれば、異所性妊娠の心配はありません。妊婦健診がスタートします。
初めての健診:検査内容
検査によって毎回するもの、週数によってするものがあります。初診の主な検査は以下の通りです。
●尿検査
●体重測定
●血圧測定
●問診
●内診
●超音波検査 など
初めての健診:持ちものリスト
初めての健診に出かける前に、忘れ物がないか以下のリストでチェックしてみましょう。
☑健康保険証
☑現金(念のため1万~2万円)
☑基礎体温表(つけている人)
☑手帳、筆記用具
☑生理用ナプキン(内診後に出血することがあるため)
産婦人科に行くときの服装&メイクは?
健診をスムーズに進めるために、受診しやすい身支度や、体調チェックを妨げないメイクについて、アドバイスをいただきました。
健診日のメイクは?
顔の色や肌の状態から体調をチェックするので、素肌に近いナチュラルメイクを心がけて。
受診日の服装:トップスは?
すそをたくし上げて、おなかを出せるように、ワンピースではなくセパレートのウエアがおすすめ。
受診日の服装:ボトムスは?
スカートだと、内診台に上がったときに脱がずに済みます。足を開脚できるように、タイトではなくフレアスカートなどが◎。チュニック&レギンスも便利。
受診日の服装:足もとは?
足のむくみをチェックする際、すねを出しやすいように、タイツではなく靴下のほうがおすすめです。
妊婦健診スケジュール
妊婦健診に行く回数は、妊娠週数によって異なります。費用にも関係する、気になる「健診の頻度」を知っておきましょう。
★妊娠2ヶ月~妊娠6ヶ月(4週~23週)
→(正常な妊娠が確認されたあと)4週に1回
★妊娠7ヶ月~妊娠9ヶ月(24週~35週)
→2週に1回
★妊娠10ヶ月(36週~39週)
→2週に1回
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初めての健診に行くまでは、ドキドキしたり、いつ、どこの産院を受診しようか考えてしまうもの。生理予定日1週間後を目途に、落ち着いた気持ちで出掛けましょう。健診は予約をしても待つことがあるので、本などを持って行くのもいいですね。(文・たまごクラブ編集部)
■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
1975年日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。
■参考文献:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)