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陣痛や会陰切開など出産時の痛みを乗り越える方法!

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出産のときにどうしても避けては通れないのが陣痛の痛み。どのくらいのものなのか想像がつかなくて不安なママも多いことでしょう。出産時にはどんな痛みが起こるのか、楽になる姿勢や呼吸法を知っておけば気持ちの準備ができます。

出産時はどんな痛みがある?

陣痛の痛み

陣痛は赤ちゃんを押し出すために子宮が収縮するときに起こる痛みや、赤ちゃんが産道を通るときに周囲の筋肉、神経、臓器、骨が圧迫されたり、押し広げられて起こる痛みです。

娩出時の痛み

子宮口が全開大になると、陣痛の波も強くなり、いよいよ赤ちゃんの誕生が近づいてきます。赤ちゃんが産道を下りてくるのとあわせて、いきみたくなってきます。腟から赤ちゃんの頭が見え隠れするようになると陣痛も最高潮に。

会陰切開の痛み

赤ちゃんの娩出の際、会陰の伸びが悪く、皮膚が裂けてしまう恐れがあるときなどに、会陰を切開する場合が。皮膚を切るので、そのときに痛みを感じることがありますが、局所麻酔をしたのちに切開をします。

陣痛の種類

規則的な陣痛が起こってから、子宮口が全開大になるまでは分娩第1期といって、初産の場合、一般的に10~13時間かかるといわれています。陣痛は10分間隔から始まって、子宮口が全開大のころには2~1分間隔になり、強さも増していきます。子宮口全開大から赤ちゃん誕生までは分娩第2期といって、陣痛の強さも最高潮になります。

陣痛はどれくらい痛いのか?

痛みを感じる度合いは個人差があり、同じ陣痛の強さでも人によって感じ方は違います。とはいえ、陣痛は寄せては返す波のようなもので、短く弱い痛みの波はだんだんと長く強い痛みの波へと変わっていきます。痛みがずっと続くわけではなく、痛みが引くときがありますから、合間に体を休めてリラックスすることが大切です。

陣痛の痛みを乗り越える方法

痛みを感じる部分は赤ちゃんが下がってくるのにあわせて、下腹部から腰、肛門(こうもん)と変化していきます。痛みの感じ方には個人差があるので、同じ陣痛でも強く感じる人、そうでない人がいます。いずれにせよ、子宮口が全開大になって分娩(ぶんべん)室に移動するまでは、マッサージや自分の楽な姿勢で陣痛を乗りきりましょう。

陣痛を乗りきるときに役立つグッズ

○クッション
○うちわ
○カイロ
○ハンドタオル
○テニスボール&ゴルフボール
○ドリンクとストロー
○飲むタイプのゼリー

陣痛のときに試したい姿勢

①横向きに寝る
足の間にクッションや枕を挟むと楽。
②うつぶせの姿勢
おしりを少し突き出すほうが楽に感じる場合も。

陣痛のときにしてもらうと楽なマッサージ

①陣痛が始まったころ
てのひら全体を密着させ、ウエストのあたりを中心にさすってもらいましょう。
②腰に痛みが出てきたら
腰からおしりの上あたりを指の腹でぐっと押してもらいましょう。タイミングや力加減は痛みに応じて。ゴルフボールなどを使って押しても。
③いきみたい感覚が出てきたら
横向きや両手両足をついた姿勢で肛門付近を強く押します。こぶしやテニスボールで押すと楽です。

娩出時の痛みと対処法

陣痛がピークに達し、赤ちゃんの頭が見え隠れするように。陣痛は強くなり、体のなかから赤ちゃんを押し出そうとする力がわいていきみたくなります。ですが、助産師さんの指示があるまではいきむのは我慢します。そして、どんなに陣痛が強くなっても、引くときは必ずあります。陣痛の波がさったら深呼吸をして体の緊張をほぐしましょう。

赤ちゃんの頭が見えたときに行なわれる会陰切開

腟(ちつ)の入り口から肛門までと、その周辺を会陰(えいん)といいます。赤ちゃんが誕生するとき、この会陰がのびますが、赤ちゃんが出てくる早さに伸びが間に合わなかったり、伸びが悪かったりすると、裂けてしまうことがあります。それを防ぐためにあらかじめ会陰を数cmほど切る、会陰切開をする場合があります。注射で局所麻酔をしたのちに切開をするので、その際に痛みはあまり感じません。ただし、赤ちゃんが誕生後、切開した部分を縫合する必要があり、そのときに痛みを感じる人も。あまりに痛い場合は局所麻酔をしてもらえることもありますが、産院によります。

トラブルのサインの場合も!気をつけたい妊娠中の痛み

出産の痛みとは別に、トラブルのサインとして気をつけたいおなかの痛みがあります。妊娠中に下腹部に我慢できないほどの激痛があり、おなかがかたくなる場合は常位胎盤早期剝離(はくり)が疑われます。出血が伴う場合もありますが、母子ともに命にかかわるトラブルですから、症状があったら急いで産院に行きましょう。

まとめ

出産時の未知の痛みに不安を感じてしまうのはしかたがありません。お産の進行を理解し、進行に応じた呼吸法を行うことで陣痛の波を楽にのりきることができます。赤ちゃんも生まれてくるためにいっしょに頑張っている、と前向きに考えて乗りきりましょう。
(文/たまごクラブ編集部)

監修
日本赤十字医療センター 周産母子・小児センター顧問
東都文京病院 院長 杉本充弘先生

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