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【妊娠出産体験談】助産院ってどんなところ?助産院出産記

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mmpile/gettyimages

妊娠してまず悩むことの一つが、「どこで産もう?」ということではないでしょうか。食事が豪華な病院?施設が充実した病院?今回は自身が経験した第一子の助産院での出産について保育士の相原 里紗さんに伺いました。

相原 里紗
保育士・のあそびっこプロジェクト 主宰
早稲田大学国際教養学部卒。(株)オールアバウトを経て国家試験で保育士に。親子×のあそび×地域を軸とした「のあそびっこプロジェクト」他、親子向けイベントを多数企画・運営している。0歳男児の母。
noasobicco.com

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病院?助産院?私が助産院を選んだ理由

私の産院選びは、実は妊娠前から始まっていました。助産院に勤めている友人の影響で興味を持っていたので、妊娠前に見学に行ったのが出産した助産院との出会いです。

近くには、
1.施設が充実して食事も豪華なお城のような病院
2.落ち着いた雰囲気でバースプランに合わせた出産が出来る病院
の2カ所があり、友人のお見舞いや妊娠発覚後の診断のために両方の病院に行ったことがあり、特に②の病院は雰囲気も好きで悩みましたが、
助産院の
・食事が美味しいこと(先輩ママ談)
・検診の時にしっかり時間を取ってくれるので焦らず話が出来ること(第一子なので心配事がたくさんありそう)
・部屋が自然素材をベースで畳に布団で落ち着くこと
・出産前の体づくりのアドバイスが受けられ、クラスがあること
などに惹かれて、助産院を選択しました。
安全面での心配が全くなかったかと言ったら嘘になりますが、出産を決める前に助産師さんから救急搬送や病院との連携についてとても丁寧な説明があり、事前に思っている以上にしっかり連携している様子が伺えて安心して決めることができました。

通院は実はドキドキ!助産院で出産までの流れ

アットホームな助産院での検診を期待していた妊娠初期、実は助産院に行く頻度が少ないことに驚きました。2/3は連携医療機関での検診。連携医療機関は総合病院で、医師がしっかりと検診してくれる安心感はありましたが、硬い椅子で待ち時間も長く、病院だけで一仕事、といった感じでした。一方で、ソファで待つ事ができて、すぐに診てもらえる助産院はとても快適でした。検診ではエコーを見る他に、日常生活の相談事など小さな悩みも聞いてもらって、涙したことも。検診が立て込んでなければ本当に丁寧に聞いてもらっていました。ただ、このころは行く頻度か低かったのもあり、実は行くたびに緊張していました。

妊娠後期になると検診の頻度が上がり、ノンストレステスト(NST)もあるので滞在時間も長くなり、出産前の体づくりのクラスも始まるので、産休に入る頃にはすっかり助産院に慣れていました。1ヶ月前に連携病院で「助産院で産んでも大丈夫だよ」というお墨付きをもらい、いざ出産へ!という流れです。
ちなみに助産院のクラスは、夫婦揃って赤ちゃんや妊娠中の心身について学ぶクラス、体づくりのクラス、お灸のクラス、出産について知るクラス、母を呼んでの孫育てのクラスなど、いろんなバリエーションがありました。クラスにはランチが付いていて、助産院の美味しいご飯に感動していました。予定日直前、妊婦になってこんなに体を動かすの?というくらい負荷のかかるエクササイズは、筋肉痛に悩まされながらもいい思い出です。

いよいよ出産!助産師さんに見守られながらアットホームな初産

40週を過ぎても出てこなかった赤ちゃん。噂に聞いていた出産促進のトレーニングをすることになりました。助産院の手すり付き階段を100往復(!!)したり、ストレッチポールやバランスボールに乗ったり。おやつももらって、マッサージもしてもらって、さながら部活の合宿のよう。病院だったら家で自分でがんばるしかないであろうこのトレーニング、助産師さんに見守られながら、いつ産んでも大丈夫な助産院で出来たのはとっても安心でした。
トレーニング効果もあってか、翌日には陣痛がきました。夜11時くらいに助産院に到着し、畳に気持ちの良い布団(高級マットらしい)の出産のお部屋へ。「もうちょっとかかるから寝ててねー!」と言われて数時間、痛くなってからは体のいたるところをさすりながら、「大丈夫よー」「上手上手!」と落ち着いた声で励ましてくれました。赤ちゃんが頭をのぞかせると、「水まんじゅうみたいー!」なんて冗談で笑わせてもらい、出てきた頭も触って最後一息、ドゥルンっという感覚で飛び出していったのを、待ち構えていた助産師さん2人にキャッチされて出産。明け方5時ごろの出来事でした。全力でおっぱいを探す赤ちゃんにへその緒がついたままおっぱいをあげ、ふにゃふにゃした赤ちゃんを抱きながらのカンガルーケア。感動している間に、出産後のいろいろをテキパキと進めていく助産師さんのプロフェッショナルさと言ったら!3人の助産師さんに囲まれて、しっとりと胎内のような光を落とした部屋でのお産はとてもリラックスできて神秘的でした。

1日に一回母子の検診があり、3食、おやつ、そして夜食があるのが助産院でのスケジュール。それ以外はただひたすらに、ぼーっとしながら赤ちゃんのお世話をします。入院するお部屋もワンフロアに3部屋、私のときには基本的にもう一人入院しているだけだったので、とても静かでした。食事は、体が落ち着いたら入院している母子みんなでリビングで。和やかに話をしながら、本当に美味しい、体に優しい菜食ご飯を食べられる時間は至福でした。そして何より夜食!助産師さんが手作りの葛湯を持ってきてくれるのですが、昼夜定まらない赤ちゃんと一緒にいるときの夜食は心に沁みる。体と心を癒す数日間になりました。

アフターフォローが充実。出産のその後

自宅に帰ってからは、家庭訪問があり、出産の思い出話をしながらお家での様子を診てもらいます。数日しか経ってないけど、その頃には助産院ロスになっていて、マシンガントーク。笑 私の場合はこの家庭訪問の後、実家に移動して産褥期を過ごしました。外出ができるようになってからは、産後の骨盤矯正のクラスやサークル活動などで月に一回は子連れで助産院に行っています。もうすぐ1歳のお誕生日会も!行った時に子育ての気になることを助産師さんに相談したり、助産院ママたちともぐっと距離が近づいていきます。

初産を助産院で経験した私の思う助産院のメリット・デメリット

「助産院が絶対にいい!」とは思いませんが、少なくとも私には合っていました。次回も同じ助産院での出産を希望しています。そんな助産院のメリット・デメリットをまとめてみました。

メリット:
・待ち時間が短く、妊娠中の体への負担が少ない
・ご飯が美味しく、入院生活がとても快適
・きめ細やかに見てもらえるので小さな相談をたくさんできる
・出産後も通える、赤ちゃんを一緒に見守ってくれる場所・人ができる
・適切な産褥期ケアをサポートしてもらえる
・似た価値観で近い地域に住むママ友・コミュニティがある

デメリット:
・病院とは違うので、多少なりともリスクはある
・助産院を選んでいる時点で自分に「選んだ責任」が生じる
・人と関わりたくない人には向いてない
・(私の場合は)友人の面会が出来ないので、日中少し寂しい


なかなか情報が見つけられない助産院での出産。少しでもお役に立てばと思います。個人的にはとても満足していますが、ご自身がどうやって産みたいか、メリット・デメリットを考えながら産院選びをしてくださいね。

関連:出産する産婦人科、どう選んだ?一番大切なことは?★先輩ママ体験まとめ

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