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産婦人科医に聞く★妊娠中のお出かけ・旅行を安全・快適にする4カ条

更新

妊娠中の思い出づくりに、旅行に出かけてゆったりしたいと思うときもありますね。ただ、自己判断で出かけるのは禁物。事前の準備や対策は怠らず、あくまでも妊娠中であることを頭において。移動手段も考慮して、体調と相談しながら無理のないスケジュールで出かけましょう。今回は、妊娠中のお出かけ・旅行へ行く際のアドバイスを、産婦人科医の小川隆吉先生にいただきました。

GOLFX/gettyimages

妊娠中の旅行・お出かけ★これだけはチェック!

出かける予定を立てたり旅行を計画する前に、まず知っておいてほしい基本事項をまとめました。

★おすすめの時期と注意点は?

「基本的には体調が安定しやすく、おなかが大きくなる手前の5~7カ月が適しています。ただ体調がよくないのに無理してまで行く必要はありません。また、いつお産が始まるかわからない36週以降は、止めましょう」

★注意して!
インフルエンザなどの流行時期は、人込みや混み合った電車なども感染の危険があります。外出はなるべく避けて。

★必ず持って行くものは?

□ 母子健康手帳
□ 健康保険証
□ 診察券
□ はおるもの
□ 生理用ナプキン
(突然の出血や破水に備えて)

お出かけ・旅行を安全・快適にする4カ条

外出の計画・準備~旅行中に注意したい、4つのポイントについて解説していただきます。

1.旅行は必ず主治医に相談を

「妊娠中の旅行は、まず主治医に相談してください。張り止めなどの薬を飲んでいるから大丈夫などと、自己判断するのは絶対にNGです。体調に心配があるから処方されているということをしっかり認識し、妊娠中であることを忘れないでください」

2.余裕を持ったスケジュール

「スケジュールは時間ではなく、体調に合わせて動けるように、ゆとりを持って立てましょう。旅行中に少しでも調子が悪いと思ったら、パパに相談して自宅に引き返す勇気も必要。大切なのはおなかの赤ちゃんを守ることです」

3.体調に合った移動手段を

「移動手段は乗り物の特徴や距離、時期や時間帯などを総合して判断して決めましょう。妊娠中は血栓(血のかたまり)ができやすいため、水分を小まめにとり、トイレを我慢せず、同じ姿勢を長時間続けないようにしましょう」

4.自分の妊娠経過を伝えられるように

「子健康手帳と健康保険証を持参するのは基本ですが、いつでも自分がどんな妊娠状態にあるのか、経過も含めて把握しておきましょう。そうすれば万が一のとき、通院先以外でも医師に状態をきちんと伝えられます」

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妊娠中のお出かけや旅行を楽しいものにするためにも、今回ご紹介した4カ条はきちんと押さえましょう。体調がよくても、予定の詰め込み過ぎはせず、ゆったりとしたスケジュールを組んでください。インフルエンザなどの感染症が流行する時期の人ごみへの外出はなるべく避けましょう。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。

■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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