おなかの中にいる時からそっくり! 今見ても笑っちゃう【第1子エコー写真】
39歳で妊娠、40歳で男児を出産。現在は、5歳になる子どもを保育園に預けながら、在宅でライティングの仕事をしている“たかこ”です。今回、エコー写真で振り返る第1子より以前に2度、初期流産を経験。「今度こそ」という思いと、「またダメだったらどうしよう」という不安の中で迎えた妊娠でした。
<妊娠初期> 妊娠5週~12週。2度の流産経験から慎重に
妊娠5週のエコー写真 胎嚢を確認後、不正出血で絶対安静に
D(胎嚢):16.5m
めまいを覚えたことから妊娠を疑い、その頃は計算上で妊娠3週目程度だったため、そこから2週間待って病院へ。エコー写真ではまだ胎嚢(中央の小さな縦長の黒い部分)しか確認できません。2度の流産経験から胎嚢を見るのは3回目で、「ぬか喜びをしてはいけない」と自分に言い聞かせていました。この翌日の夜、不正出血があり、自宅で絶対安静と言われました。「気休めだけど」と言われた薬を飲んで、トイレと食事以外は起きない生活が2週間続きました。
妊娠6週のエコー写真 ようやく心拍を確認するも、まだ気が抜けない時期
D(胎嚢):19.8mm
めまいに加えて、つわりが出始めました。不正出血から1週間後の検査で、胎嚢の中に胎芽と心拍を確認。左上にちょこんと、くっついています。前回、心拍確認後の流産だったため、「もう少し様子を見ようか」と、この時点ではまだ母子手帳をもらってくるようには言われませんでした。なお、エコー写真に記載される週数は、胎嚢、胎芽の大きさで計るために、1週間たってもまだ5週と表示されています。
第9週のエコー写真 心拍を確認後、順調に大きくなってきた
CRL:22.1mm
胎嚢がぐっと大きくなり、頭と胴体が分かれています。左の丸い部分が頭で、右が胴体のようです。ようやく、「母子手帳をもらってきて」と言われましたが、やはりすぐには受け取りに行けませんでした。だんだんとつわりがひどくなり、空腹時は胃がムカムカし、食べると気持ち悪い状態が続きました。お腹の張りと、めまいがあったのもつらかったです。
妊娠12週のエコー写真 初めての3D写真のリアルさにビックリ!
9.6cm(3Dのエコー写真では何を測ったかの情報記載がないため、「9.6cm」という数字が何を表しているのかは不明。)
最初に通っていた病院はお産ができるところでなかったため、紹介状を書いてもらって転院。このエコー写真の1週間前に転院先で初検査をしましたが、その時に絨毛膜下血腫と言われ、自宅で安静の指示が…。とはいえ、その翌週となった今回の検査では、3Dで元気そうな胎児を確認できました。安静の指示はこの後、1ヶ月続きました。
<妊娠中期> 妊娠20週~24週。ホラーのように感じた、怖かわいいエコー写真
妊娠20週のエコー写真 ちょっとホラー並みのエコー写真でコンニチワ
FL(太ももの骨の長さ):32.6mm
エコー写真ではいつも背中を向けていた胎児が、ついにこっちを向きました。すると、ちょっとしたホラーのような写真に…。写真下の絵は、先生の手書きの説明です。この頃になると、全長を測るのではなく、大腿骨長(太ももの骨の長さ)を測り、大きさの目安にすると先生に説明されました。この時に男の子のシンボルがしっかり映り、性別もほぼ確定しました。つわりもようやくなくなりました。
妊娠24週のエコー写真 夫が胎動を確認。胎動があると安心
FL(太ももの骨の長さ):43.7mm
再び、ホラーのような顔正面のエコー写真に。ちょっと前から胎動が始まっていましたが回数は少なく、夫が胎動を確認したのは数週間後でした。25週目の頃、突発的におなかに痛みが。ただ、おなかが張るような自分でも不安な感じがするものではなく、胎動もあったため、ネットの情報で“子宮が大きくなる痛み“だというのを信じて様子を見ました。すると、1日ほどで痛みはおさまりました。この頃になると、私にとって胎動は、赤ちゃんが元気に育っているという安心材料になっていました。
<妊娠後期> 妊娠30週~34週。夫に似ていることが判明!
妊娠30週のエコー写真 再びの3D写真。今見ると、すでに面影あり
14.9cm(3Dのエコー写真では何を測ったかの情報記載がないため、「9.6cm」という数字が何を表しているのかは不明。)
見たいと言ったら見せてくれた3Dエコー。表情がしっかりと分かります。その当時は、「赤ちゃんの人形みたいに見えて、そんなに特徴が分からないな」と思いましたが、今見てみると、息子の寝顔そのまま。面影がかなりあります。私のおなかも大きくなり、歩くペースも遅くなっていた頃でしたが、先生に確認をして隣県へ2泊3日のマタニティ旅行をしました。
妊娠32週のエコー写真 白黒エコー写真なのにわかる、夫にそっくりな鼻
白黒写真であるにもかかわらず、真正面の顔が撮れたために、鼻の形が夫にそっくりなことが判明。右側に横になって目を閉じ、腕を顎に乗せているようですが、真ん中の白くおにぎりのような三角が鼻です。その左のたらこのようなものが唇。この口の形も夫にそっくり。特に夫の赤ちゃんの頃に似ていました。実際に生まれた時の顔はもっとほっそりしていましたが、鼻はこのままでした。
妊娠34週のエコー写真 大きくなってきたのでパーツのエコー写真ばかりに
見えているのは、手か足です。この頃になると、ラストスパートとばかりにおなかが大きくなり、下に引っ張られるような重さを感じるように。通りがかりの女性に「予定日は来週くらい?」と聞かれるほど。歩くのも徐々につらくなってきました。また、ときどき生理痛に似た鈍い痛みを感じるようになりました。妊娠37週頃にいわゆる「おしるし」のようなおりものがあり、予定より2週間早い出産となりました。
出産は、少し早い妊娠38週目。体重3034g、身長52cmでの赤ちゃん誕生となりました。大学病院だったため、妊娠期間中は毎回、検査をしてくれる先生が変わっていました。先生によって、一生懸命に良い写真を撮ろうとしてくれる方がいたり、さくっと見えたものを撮ってくれるだけの方だったり。その時の胎児の向きによって、見えるものがまったく違っていて面白いのですが、こうやって数年経って見てみると、何が何やら分からない写真も多く…。説明をその場でしてくれるので、覚えているうちにメモをとるべきだったと感じています。
[たかこ * プロフィール]
編集プロダクションに勤めたのち、出産を機にフリーのライターへ。旅行と食べることが大好き。整理整頓が苦手な40歳の高齢出産、高齢ママとして、仕事と子育てに追われる毎日です。夢は、息子が小学生になったらアメリカのサマースクールに預けて、私一人で南米旅行! ただ今、一生懸命貯金中。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。