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結婚10年目。2度の流産を経て、不安だらけの妊娠期間! 夫婦で乗り越え、親になる

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monkeybusinessimages/gettyimages

毎日手探りで子育てしている主婦兼ライター、“ちゃじゅび”です。結婚10年目、30代にして待望の子宝に恵まれましたが、流産を2度経験。そのため3度目も、夫婦ともに不安が多い妊娠期間に。しかしそんな妊娠期間を経て、夫はだんだん父としての自覚を持ち始めたようです。

不安だらけの妊娠期間を乗りこえる

2度の流産経験のあと、結婚10年目にしてようやく第1子を妊娠。妊娠期間中は「ひょっとしたらまた次も…」と不安でたまりませんでした。

そんな不安な気持ちは夫も同じ。出産するまで、まるで腫れものに触るように私に接していました。とにかく「今回の妊娠は無事に出産にこぎつけたい」という思いで、夫婦ともども不安で緊張した日々を送りました。

かかりつけの産婦人科の医師も、何かあったらすぐに連絡をするようにと、個人の携帯番号を教えてくれました。もしものことを考え、妊娠したことをしばらくは周囲に知らせていませんでした。でも、周期が進み、エコーで赤ちゃんの心音を確認すると、少しずつ出産への希望もわいてきました。

心がけた夫婦お互いの気持ちがほぐれるスキンシップ

妊婦向けの本などには、妊娠が安定期に入ると、「夫婦生活も通常通りおこなってよい」と書かれていました。そのように夫にも伝えましたが、やはりお互い「何かあっては大変」という気持ちに。お互いその気になれず、出産まで夜の夫婦生活はありませんでした。

かといって、夫が全く私に触れないというわけではありません。足がむくんできてつらいと言うと、マッサージをしてくれました。また妊娠期間を通して、食事の献立にも協力的でした。つわりはそれほどひどくはありませんでしたが、やはり食欲は落ちます。また後期には太りすぎに注意するように。

そんなとき、夕食の献立は、あまり手間がかからずボリュームを抑えたものでも納得して食べてくれ、私にあわせてくれたのです。安定期になると、夫婦の心も安定し、お互いにマッサージしあうなど、軽いスキンシップを欠かさないようにしました。

母親教室に夫婦で積極的に参加! 意識を高める

妊娠や出産、育児への理解を深めるため、夫と一緒に「母親教室」にも参加しました。女性が多く、男性は参加しづらい場所。

でも、夫はできる限り時間を作り、積極的に参加してくれたのです。特に夫が頑張って練習していたのが「沐浴」。人形を使って、熱心に赤ちゃんをお風呂に入れる練習をしていました。

出産後は私の実家で数ヶ月過ごしたのですが、実家に夫が2時間かけて訪れると、必ず息子を沐浴させました。そのおかげか、息子が大きくなった今でも、子どもをお風呂に入れるのはお父さんの仕事になっています。

少しずつ、お父さんとお母さんになっていく…

また妊娠期間中は、子どもの名前について夫婦であれこれ、たくさん話をしました。名前の話から、将来はこんな子どもに育って欲しいというような、お互いの子育てに対する思いを話し合うことも。

こうして生まれる前から、子どもを通して子育てへの思いを共有しました。その積み重ねをへて、徐々にお父さん、お母さんになるんだという気持ちを高めていったように思います。

私ひとりが頑張って子どもを産むのではなく、夫婦一緒に手を取りあって妊娠期を過ごし、無事に出産しようという気持ちでした。

私は妊娠期間を経て、徐々に母親としての母性が育っていくのを感じましたが、妊娠期間のない夫は、父親としての自覚が育ちにくかったのかもしれません。夫に父親になるという自覚を促すためにも、私のサポートが重要な役割を果たすのではないかと思いました。出産後の子育てに対して話し合うなど、妊娠中から夫婦の間でコミュニケーションを綿密にしていれば、妊娠期間のサポートや、出産後の子育てもスムーズに進むのではないかと、自身の経験から感じました。

その他のママライター体験談はこちら

[ちゃじゅび * プロフィール]
小学生の1人息子と夫の3人暮らしの主婦兼ライター、ちゃじゅびです。元気な男の子と一緒に毎日明るく楽しく過ごしています。子どもが育っていくのとともに、親としても育っていきたいと思っています。

■関連:夫の育児協力がカギ?! こじらせたら怖い「産後クライシス」

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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