赤ちゃんのためにも!妊娠中の体重管理を絶対成功させる8つの鉄則
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妊娠中の体重管理は、日々の積み重ねが大切です。今回は、産婦人科医の小川隆吉先生に、体重管理を成功させるための「8つの鉄則」を教えていただきました。日ごろの意識づけで、理想の体重を手に入れましょう。
鉄則1:1週間に500g以下の増加にセーブ
「体重は短期間で急激に増やさず、少しずつ増えていくのが理想的。体重増加の目安としては、1週間に500g以下に抑えるようにしましょう」
鉄則2:1日に食べたものを日記につける
「無意識に食べていることも多いもの。その日に何を食べたかをメモしておくと、食べすぎや栄養バランスを客観的に見ることができるのでおすすめです」
鉄則3:こまめに体重を量る
「体重を計測するだけでも、体重管理への意識が高まる効果があります。もしも増えすぎていたら、思い当たる原因を考えて改善するようにしましょう」
鉄則4:家事やウォーキングで体を動かす
「体調がよければ、床のふき掃除やトイレ掃除など、普段からこまめに体を動かすようにすることが大切。散歩やウォーキングなどもおすすめです」
鉄則5:パパも一緒に頑張る
「体重管理を1人でするのはつらくても、パパと一緒なら、お互い励まし合って続けられることが多いでしょう。パパも健康的になるなど、メリットがあります」
鉄則6:体重が増えすぎてもダイエットはNG
「体重が増えたからといって食事を極端に減らしたり、食べる量をセーブすると、赤ちゃんに栄養が届かなくなります。ダイエットは絶対にしないでください」
鉄則7:赤ちゃんがいるからと2人分食べない
「昔からよく言われる『赤ちゃんの分も2人分食べる』では、カロリーオーバーになってしまいます。妊娠中は、適正な量を食べれば十分です」
鉄則8:寝る3時間前は食べない
「就寝中は、エネルギーをほとんど消費しません。寝る直前に食べたものは、脂肪として蓄積されやすいので、寝る3時間前は食べないようにしましょう」
体重管理は、体重をこまめに測ることで意識がかなり高まります。1週間に500g以下の増加を目安にして、食生活を整え、体調のいい時には家事やウォーキングで体を動かすなどを心がけましょう。(文・たまごクラブ編集部)
■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。
■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)