里帰りしない人のダンドリ成功リスト
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里帰りしないで産後を元気に乗りきるためには、妊娠中に自宅の準備をすることが重要です。パパやサポートしてくれる人を考えながら、赤ちゃんとの生活の流れを繰り返しシミュレーションしておきましょう。今回は里帰りしない人の上手なダンドリ術を産婦人科医の小川隆吉先生に教えていただきました。
上手なダンドリ♥妊娠初期編
1.早めの時期からパパの家事力をUPさせる
→ママの体調がよくないつわりの時期をきっかけに、パパに家事のしかたを覚えてもらいましょう。
(手伝いなしの人)
★いちばん大変な産後1カ月間の生活をパパとシミュレーション
★パパの仕事のスケジュール調整を相談
★産後の家事が楽になる情報を集める
上手なダンドリ♥妊娠中期編
2.パパと一緒に育児の勉強を始める
→一緒に両親学級に参加したり、赤ちゃんのお世話の役割分担を決めたりして父親の自覚を持たせ、パパのやる気を引き出して。
(手伝いありの人)
★サポートの期間、だれに何を手伝ってもらうのか決めて相談
★サポートしてくれる人が家事をしやすいように準備
→使い慣れていない家での家事は戸惑うもの。可能であれば一度自宅に来てもらい、食器の場所や家電の使い方、近所のスーパーの場所などを伝えておけるといいですね。
上手なダンドリ♥妊娠後期編
3.育児グッズをそろえ、すぐに使えるようにしておく
4.家事・赤ちゃんのお世話の役割分担を決める
(手伝いありの人)
★サポートしてくれる人がお世話しやすいように準備
→基本的に赤ちゃんのお世話はママとパパがします。手がたりないときのサポートをお願いするつもりで、育児グッズはわかりやすくまとめておくとスムーズです。
★サポートしてくれる人が気持ちよく過ごせる準備
→サポートしてくれる人に、息抜きができる時間やスペースを準備しましょう。交通費や買い物にかかるお金は自分たちで負担します。産後にトラブルにならないよう事前の話し合いが大切です。
(手伝いなしの人)
★パパが家事をしやすいように準備
→パパと一緒に掃除や料理をする機会をつくり、パパが家事をやりやすいように準備していきましょう。
★育児用品の消耗品を買えるお店をパパとチェック
→消耗品は産後1カ月以内にたりなくなることもあるので、すぐに買えるお店にパパと一緒に行っておきましょう。
産後のママの体は、母乳を与えたり、出産による体の痛みが残っていたり、睡眠が十分に取れなかったりして、想像以上にしんどいもの。育児はママ、家事はパパorサポートしてくれる人に任せると割り切って、家事を頼るための準備をしておくといいですね。初産の人は、育児用品がどこで買えるか事前のリサーチが大切です。(文/たまごクラブ編集部)
■監修:小川クリニック 院長 小川隆吉先生
日本医科大学卒業。同大学産婦人科講師、都立築地産院産婦人科医長を経て、1995年より現職。セックスカウンセラーセラピスト協会会員、日本不妊学会会員。
■参考:たまひよブックス「いつでもどこでもHAPPY妊娠・出産ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション刊)