第2子妊娠中の、YouTuber・ゆん。パパ・シルクロードのサポートぶりが話題の出産動画は、必要なだれかのために。この人なら全力で私たち家族を守ってくれると実感
6人組のYouTuber集団「Fischer's (フィッシャーズ)」のリーダーで夫のシルクロードさんとともに、2024年4月に誕生した長男・コルクくんの育児に奮闘しているYouTuberのゆんさん。2025年5月に、第2子の妊娠を発表しました。今回は、第1子・コルクくんの出産のときの様子や、シルクさんの献身的なサポート、また、これからどんな家族になりたいかなどについて聞きました。
全2回インタビューの後編です。
1人目の陣痛を超える、さらなる痛みがあるの?出産まではドキドキの日々
――今、2人目の出産を控えていますが、不安や心配事などはありますか?
ゆんさん(以下敬称略) 2人目の出産についていろいろな人に話を聞いているのですが、「産道ができているから、スルンと生まれてきて1人目より楽だったよ」という人もいれば、「2人目は1人目より痛かった!」という人もいて・・・。もう、「えー、どっちなの??」という感じで(笑)。もちろん個人差もあるし、赤ちゃんにもよるのでわからないですけど。
病院で聞いた話では、2人目は1人目よりも出産時間が半分ぐらいになるらしいんです。出産にかかる時間が短い分、子宮口も一気に開くので、痛みが強いんじゃないかという説があるそうです。いろいろな人からいろんな説を聞いては、今からビクビクしています。
コルクのときは無痛分娩ではなく自然分娩を選んで、陣痛促進剤、バルーンなどを使って産んだので、「あの痛みを超える出産が、まだあるのか!」という感じで、もうドキドキです。私の2人目出産はどちらの説になるのかを知りたいという気持ちもあって、今回も自然分娩で出産しようと思っています。
――シルクさんは、今回も立ち会いをする予定ですか?
ゆん 夫は、「絶対に立ち会いする!」と言って、今から張りきっています。
1人目の出産前に、夫と立ち会いについて話をしたときに、「俺、血を見るのも怖いから、立ち会っても力になれることがないかも・・・」と自信なさそうだったんです。でも、「いてくれるだけでいいから」と私が説得して立ち会ってもらって。
出産の直前までに、動画やサイトなどで自主的に勉強してくれていて、出産当日は自分からいろいろと動いてくれて頼もしかったです。最初はとまどっていたけど、説得してみるものだなと思いました。
2人目も立ち会いしてほしい気持ちもありつつ、今回はコルクがいるから、「どうなるかな?」という感じですね。
――第1子の出産動画を公開していますが、シルクさんのサポート具合は頼もしいですね!
ゆん 痛みが来るたびに、テニスボールを使ってずっと腰を押してくれたんです。初産だし長期戦になるから、少し休んでてもいいよと言っても、ずっとそばにいてサポートしてくれました。
とくにありがたかったのが、いきみ逃しの間のサポートです。子宮口が9センチから全開になるまでの間が一番つらかったのですが、そのときに、夫が私を抱きしめながら腰を押してくれていて。包まれている感があって体をあずけられたので、心強くて安心できました。
結果的に、夫は私よりアツくなって、途中から上半身裸になっていましたからね。公開した動画にも残っていますけど(笑)
私は産後ハイになっていたのか、出産が終わって病室に戻るときには、スタスタと歩いて帰って来れましたけど、夫のほうは体が動かずゆっくりとしか歩けない状態で。サポートが大変すぎて、全身筋肉痛になっていたらしいです(笑)
夫が立ち会いをしてくれたことで、一緒に戦ってくれているように感じました。おなかの中にいたコルクも含めて、出産は家族3人の初めての共同作業ですね。本当に、そばにいてくれてよかったなと思うし、夫がいなかったら産めなかったんじゃないかって思うぐらいです。
出産直後、まずは私に「頑張ったね」という言葉をくれたのがうれしかった
――コルクくんと初対面したときは、どんな気持ちでしたか?
ゆん 私の第一声が、「やっと会えたね!かわいいね」だったと思います。ずっとエコーでしか見てなかったので、実際に目の前にしたら、「この子がおなかの中にいたんだ!」とあらためて実感できて、そう声をかけたと思います。
夫はというと、息がちゃんとできていないぐらいに、めちゃくちゃ泣いていましたね(笑)。でも、赤ちゃんに声をかける前に、まずは私に声をかけてくれてくれたんです。「頑張ったね」と言って、頭をなでなでしてくれました。それがすごくうれしかったですね。
――出産動画を公開するのは勇気がいることだと思いますが、どんな思いからですか?
ゆん 私も、いろいろな方々の出産動画を見させてもらって、それで出産のシミュレーションをしたり、ときには、涙が出ちゃうぐらいすごい感動をもらったりしていたんです。あとは、呼吸のしかたや入院グッズ、出産の流れがわかるのもありがたかったです。
私の動画でも、だれかを勇気づけられたり、参考にしてもらえたらいいなという気持ちで、公開することにしました。本来だったら、人様に見せるものでもないし、本当に恥ずかしくて勇気がいることではありました。でも、今でもたくさんの人に見てもらっているようで、公開してよかったなと思います。
私と同じように出産を迎える方はもちろんですが、学生さんなど若い方からも感想をもらうことも多いです。「自分の親も、こうやって自分を産んでくれたんだとわかりました」と、そういう見方で見てくれているんだなととてもうれしく思いました。
実は、動画をあげてすぐに、夫に対してのコメントがたくさんあったんです。「両親学級で流してほしいぐらい、参考になるパパの立ち回りでした」とか「助産師です。こんなすてきなパパはなかなかいません!」というような、夫をほめてもらえるコメントがもらえて、それがすごくうれしかったです。
――出産を経験して、シルクさんに対しての印象は変わりましたか?
ゆん 一生こうして守ってくれて、大切にしてくれるんだろうなというのをあらためて感じました。人生で一番痛くてつらかったときに全力で支えてくれたので、これからも、同じように家族を全力で守ってくれるんだろうなと。愛にあふれた出産ができたと思います。
――前回の出産では、お手紙を書いてシルクさんに送ったそうですね。
ゆん 出産を前にして、いろんな思いがあふれてしまって。それを形に残しておきたくて、入院する前日に手紙を書きました。妊娠中の感謝だったり、これからの育児を一緒に頑張ろうねというようなことを書いたと思います。夫からは、出産後にお返事をもらいました。
今回の出産でも、こっそり書いて、サプライズで渡すつもりです。こういうときぐらいしか、手紙を渡す機会ってあまりないじゃないですか。それに、思いがあふれるときって、出産前だったりするんですよね。
手紙を書くことって、自分の気持ちの整理にもなるんです。いよいよなんだと、自分への喝も含めて覚悟も決まります。
昔から「家族」ありきの人生。夫とは、その価値観が一緒だった!
――どんな家族になりたいですか?
ゆん 「ありがとう」と「ごめんね」がちゃんと言い合える家族でいたいですね。今でも、夫婦ではそこは気をつけています。私は夫とつき合う前から、「好きな人はどんなタイプ?」と聞かれると、その2つの言葉が言える人と答えていました。
けんかになったときに、話し合いができない人が嫌なんですよ。でも夫は、自分の両親やお兄さんに対して、小さなことでも「ありがとう」や「ごめんね」がきちんと言える人だったんですよね。そこが、好きになった部分でもあります。
だから、子どもたちにもそこは継いでいってほしいですね。そうしたら、ずっと仲よしの家族でいられそうだなと思っています。
――ゆんさんの家族は、みなさん仲がいいですよね。
ゆん 夫と結婚する前から、家族が何よりも一番大切で、家族ありきの人生、家族ありきの仕事だと思っていました。夫もすごく家族思いな人だったので、そういう人とだったら結婚したいなと思えたのが決め手です。私自身、家族に対しては人一倍思いが強いし、理想の家族像が自分の家族なんです。
――きょうだいの仲もいいですよね。コルクくんにもきょうだいを作りたいという思いは強かったのでしょうか。
ゆん コルクが生まれる前から、「子どもは何人ぐらい欲しい?」というような話は夫婦でしていて、2人か3人はほしいなと思っていました。年齢的に私も30代に突入して、早めにきょうだいを作ってあげられたらなと思っていたんです。
先輩ママや自分たちの親からも、「年齢が空かないように出産して、一緒に子育てをしたほうが楽でいいよ」と言われていたというのもあります。だから、できれば年子か、2歳差ぐらいで出産したいなと思っていたんです。
3人目に関しては、まだわからないですね。先輩ママから、「2人目が生まれると、まったく生活が変わるよ」と聞くので・・・。まずは、2人育児をしてみてから慎重に考えようかなと思います。
ワンオペで子ども2人の生活を今からイメトレ!不安いっぱいの2人目育児
――これから2人目育児が始まるわけですが、不安や心配事はありますか?
ゆん 2人目育児に対する不安は、夫婦でも話し合ったりしています。今、コルクの1日のルーティンというのがあって、そこに2人目の育児が加わるということを想像すると、世のお母さんたちはどうやって育ててきたんだろう・・・と、すごく考えさせられます。
2人目が新生児のうちは、夜、こま切れの睡眠になりながらも、日中はワンオペで2人の面倒を見なきゃいけないですよね。それって、どうやって1日を回すんだろうと思って。今からイメトレしています(笑)。おふろにしても、1人が沐浴、1人はおふろだし、「いったい、どうやって?」と考えてしまいます。
でも、年子にはあこがれていたので、楽しみな部分でもあります。子どもたちが2〜3歳ぐらいになったら、きっと同じぐらいの背丈になって、それって双子みたいでかわいいじゃないですか!
お話・写真提供/ゆんさん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部
コルクくんの出産では、シルクさんのサポートが大きな支えになったと話してくれたゆんさん。そこで得られた安心感や心強さは、その後の夫婦の関係性にも影響していると言います。一方で、第2子の誕生を目前に控え、出産に対するドキドキ感や、2人目育児に対する不安を抱えてもいるそう。それでも、「ありがとう」や「ごめんね」と夫婦で大切にしている言葉を伝え合いながら、第2子出産や2人目育児を乗り越えていくのかもしれません。
ゆんさん
PROFILE
YouTuber。1994年、愛知県生まれ。自身の『ゆんちゃんねる』でYouTube動画を配信するほか、雑誌やテレビ番組への出演など幅広く活躍。チャンネル登録数は110万人以上、SNS総フォロワー数は300万人を超える。2023年5月に、同じくYouTuberのシルクロード(Fischer‘s)さんと結婚し、2024年春には、第1子となる男の子を出産。
●記事の内容は2025年7月の情報で、現在と異なる場合があります。