猛烈な眠気、貧血、尿たんぱく…妊娠中、小さなトラブルが次から次へ
現在4歳の長女と生後8ヶ月の長男の子育てに奮闘中のママライター、“はやしなお”です。現在は子育て中心の生活をしながら、在宅で学生の勉強のお手伝いなどをしています。私は29歳で長女、33歳で長男を出産。どちらも安産でしたが、妊娠中は体の変化に追いつけず、小さなトラブルの連続でした。
猛烈な眠気との闘い。10分のつもりが2時間…
1人目を妊娠したとき、特に初期は、とにかく眠かったのを思い出します。長めのまばたきをすればすぐに眠れるんじゃないかと思うほど。夜もしっかり寝ているのに朝起きるのがつらいのです。
夫と一緒に起きたいのに起きられず、あと10分あと10分と思ううちに夫の出勤の時間。自分で朝食を準備させてしまったことに申し訳ない気持ちになりながら、ベッドから夫を見送る毎日。さて起きようかともぞもぞしているうちに、結局また眠るというありさまでした。
何とか家事を終え、少し休憩のつもりでソファに座るとまた睡魔がおそってきました。昼寝を始めてしまうと、もう夕方まで寝ては覚めての繰り返し。何だか寝てばかりで1日1日が過ぎていくことが、無性にむなしかったのを思い出します。
貧血による“めまい”と“息切れ”で料理も一苦労
妊娠中期に入ると、今度は貧血気味に。その時点では、まだ病院から鉄剤が処方されるほどではなかったのですが、普段の生活でも“めまい”や“息切れ”があり、生活のしにくさを感じていました。
家のすぐ近くのスーパーに買い物に行くだけでも、頭がクラッとして立ち止まることもしばしば。重いものはなるべく持たないようにと気をつけ、軽いものしか買っていなかったのに、帰り道では息切れが…。
家に帰ると、まずソファに座って呼吸を落ち着かせ、それからやっと買ったものを片付ける生活でした。
妊娠期間中は料理も休み休みやっていました。日中から野菜を切っておいたり、炒める直前まで準備しておいたりと、工程を分けて少しずつ進めるようにしました。
“尿たんぱく”が出て、食生活の見直しを…
妊婦健診で毎回行われる尿検査では、“尿たんぱく”が出ることが多く、頻繁に指摘を受けました。普段の料理は決して濃い味ではなく、むしろ薄味。そのため食事面でどう気をつけていいのか、なかなかわからず悩みました。
その後、塩分を控えるだけでなく、水をしっかり飲んでいないと、それも原因になると教わりました。その際、私の1日の水分摂取量が極端に少ないことに気づかされたのです。
それからは毎日ペットボトルを持ち歩き、家でも外出先でも毎日自分が飲んでいる水の量を把握するようにしていました。健診前の1、2日は特に意識して、水を多く摂るように心がけました。そのおかげもあってか、妊娠後期に入ると、尿検査で注意されることもなくなっていったのです。
妊娠期間中、細かな体の不調はいろいろとあったものの、特に大きな問題もなく過ごしていました。それでも妊娠前とは体の調子が大きく変わり、その変化に順応するのが大変でした。妊娠後期のほとんどをベッドで過ごした友人がいるなか、大変でも普通の生活を送ることができたことは幸せでした。防げるものばかりではありませんが、せめて日々の体の変化に慎重になり、なるべく大きなトラブルがないように過ごせたらいいなと思います。
[はやしなお*プロフィール]
子ども好きで、幼いころの夢は保育士さん。教員免許も取得し、塾講師や家庭教師といった仕事も経験しました。今は在宅で仕事をしながら、子育て第一に子供たちとの時間を大切に過ごしています。子どもたちが大きくなってから一緒に行きたい場所、やりたいことを思い描くのが今の楽しみです。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。