クラシックだと落ち着かない!「我慢するより楽しむ」それが私の胎教
現在4歳の長女と生後8ヶ月の長男の子育てに奮闘中のママライター、“はやしなお”です。現在は子育て中心の生活をしながら、在宅ワークで学生の勉強のお手伝いなどをしています。私は29歳で長女、33歳で長男を出産しました。妊娠中、やはり気になったのは胎教のこと。私の経験をお話します。
胎教と言えばクラシック! と思い始めてみたけど…
1人目を妊娠したときのこと。妊娠がわかるとすぐに妊婦さんが読む雑誌を購入し、まずは妊婦生活についていろいろと勉強しました。そのなかでも特に気になったのは“出産までにした方がいいこと”でした。
自分のためにすること、そしておなかの赤ちゃんのためにすること。おなかの赤ちゃんのためには“胎教”が必要という記事を読み、やってみようと思うものの、一体何をしたらいいのかと考え込んでしまいました。
最初に思いついたのはクラシック音楽を聴くことでした。“胎教”と言えばクラシック! そんなイメージがあったからです。普段クラシックなんて聴く習慣のなかった私は、携帯サイトでクラシック音楽を探し、まずは曲を流して過ごすことから始めてみました。
クラシックを聴いていても、なんだか落ち着かない…
そして、しばらくの間、意識的にクラシック音楽を聴く生活をしていました。でも、やはり普段聴きなれていないせいか、いまいち落ち着きません。赤ちゃんのためにいいことだと思いつつも、クラシックの合間に聴く好きなアーティストの音楽の方が、よほど自分がリラックスできていたのです。
そこで改めて情報収集をしてみると、なかにはロックを聴くような妊婦さんもいるとか。なるほど、“胎教”とは赤ちゃんのためのものではあるけれど、やっぱりまずは、「自分が心地よいことが大切」なのだと気づきました。
それ以来、家事の合間のリラックスタイムには好きなアーティストの音楽を流しながら、のんびり雑誌を読むことにしました。このときから、自分がリラックスできるかどうかを考えながら、マタニティライフを過ごすようになっていました。
例えば、普段のリラックスタイムに私が欠かせないのがカフェラテ。でも赤ちゃんにはカフェインの摂取は良くないと聞き、それも我慢していました。その後の妊婦健診の際に先生に尋ねると「1杯なら大丈夫。それでストレス溜めるくらいなら飲みなさい」とのこと。この日に家で飲んだカフェラテがどれだけおいしく感じられたかは今も覚えています。
結論は「自分の好きなことをするのがオススメ!
妊娠中期に入って胎動を感じるころになると、私がリラックスしているほど、よく動いてくれました。「私の穏やかな気持ちが赤ちゃんにも伝わっているんだ!」と嬉しくなりました。
雑誌をめくり、おなかの赤ちゃんを思いながら、いろいろと想像する楽しい時間。そんなときに胎動を感じ、おなかの赤ちゃんに話しかけるときの幸福感は忘れられません。
そのほか、夫と夕飯を食べた後もよく動いていました。「食べ過ぎておなかが狭いよって文句を言っているのかもしれないね」と笑って話していたことを思い出します。
私なりの“胎教”は、「好きなことをして、夫とたくさん笑って、リラックスして過ごすこと!」、これに尽きると感じました。
“胎教”と言っても人それぞれ。いろいろなことをする妊婦さんがいると思います。ひとりひとりの妊婦さんがおなかの赤ちゃんのことを思って、自分がしてあげたいことをすることが良いのではと思います。赤ちゃんのためにしてあげられているということが喜びになり、それが妊婦さんの幸福感につながるのだと私は思うのです。私は予定日より5日早い妊娠39週、身長46.5cm、体重2860gの赤ちゃんを出産しました。大した“胎教”はしませんでしたが、幸せいっぱいスクスク成長中です。
[はやしなお*プロフィール]
幼いころの夢は保育士さんになることだったほどの子ども好き。教員免許も取得し、塾講師や家庭教師といった仕事も経験しました。今は在宅で仕事をしながら、子育て第一に子どもたちとの時間を大切に過ごしています。
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。