【専門家監修】438人に聞いた「つわり」ダントツ辛いのは夕方から夜中!
つわり継続中のママたちにとって、とくにつらい場面をどう乗りきるかは切実なテーマ。先輩ママたちが「効果あり!」と、教えてくれたつわり対処法をご紹介します。母性看護専門看護師の長坂桂子さんのアドバイスも参考にしてくださいね。
つわりでつらいシーン。ダントツは「夕方~夜中」
妊娠中&産後のママ438人に「つわりで、いちばんつらいシーン」を聞きました。その結果、ダントツの第1位は、「夕方~夜中」という結果に!
つわりでつらいシーン ランキング
1位 夕方~夜中…80.1%
2位 朝(寝起き)…54.6%
3位 料理中…41.6%
4位 食事のとき…37.7%
5位 仕事中…31.1%
たまひよアンケートより(2019年10月実施)
夕方~夜中のつわり対策。コレが効いた!
1日の疲れがたまる夕方以降は、つわりの症状も重くなりがち。つらいときは家事もパスして、とにかく休息をとりましょう。
夜は吐きけで眠れない人もいますが、つわり症状の1つとして「不眠」になる人もいます。自律神経の副交感神経が活性化すると眠りに入りやすくなるので、軽いストレッチなどで筋肉の緊張をほぐし、深呼吸するのもおすすめです。
以下に、読者おすすめのつわり対策を紹介します。
ビーズクッションに体を預けて脱力
「仕事から帰宅したら、ぐったり。リビングのビーズクッションになだれ込み、そのまま寝てしまう日が続きました。クッションに抱きつくように体を預ける姿勢がラクでした」
比較的ラクな日中に睡眠不足を解消!
「ご近所から夕飯のニオイがする時間帯から気持ち悪くなり始め、胃がムカムカして眠れない夜も…。日中は比較的症状が軽かったので、ソファでお昼寝をして、睡眠不足を解消しました」
枕元の経口補水液ゼリーで水分補給
「つわりのピーク時は、水も吐いてしまうほど重い症状でした。夜中にも必ず吐いていたので、枕元には『OS‐1ゼリー』を常備。液体よりも飲みやすかったので、水分補給に役立ちました」
つづいて朝(寝起き)のつわり対策。コレが効いた!
朝起きたときは空腹で血糖値が下がっているため、症状が重くなる人がいます。その場合は、起きたらまず糖分を摂取するのが、おすすめ。ただし、糖分を一度にとりすぎると血糖値が急激に上がるので、余計に気持ち悪くなってしまいます。寝起きは、フルーツやゼリーなど、少しつまむ程度に。ひと息ついてから、朝食をとりましょう。
以下に、読者おすすめのつわり対策を紹介します。
強炭酸水&ミント系ガム
「一日中つらかったけど、とくに寝起きは体がだるくて、胃がムカムカ。とりあえず、強炭酸水を飲んで、あとはミント系のガムをひたすらかむ! 中でもリカルデントガムは味が長もちし、歯にもいいので、お気に入りでした」
吐き止めバンドでツボを刺激
「朝ごはんを食べると気持ち悪くなり、そのまま一日中寝たきりの日も…。そんなとき、ツボを刺激する吐き止めバンドの存在を知りました。吐きけ、胃痛などに効くツボ『内関(ないかん)』を刺激することで、症状がラクになりました」
ラクになると信じて、起きたら吐く!
「食べづわりだったので、朝はとくにつらかったです。今、吐いておけばラクになる!と信じて、まずはトイレで吐くのが日課でした。すっきりしたところで朝食、そして出社。職場ではグミを食べて、しのいでいました」
助産師・長坂さんアドバイス 吐くときは、頭をできるだけ下げないで
トイレで吐くとき、便器に向かって頭を深く下げるのはNG。平衡感覚にかかわる内耳の器官が刺激され、吐きけが助長されることがあります。袋や容器などを口元に当てて吐くのがコツです。
つわりの症状は個人差大! どの対処法が効くかも、人それぞれです。ここにご紹介した対策を、まずは試してみて。あなたに合った乗りきり術を見つけましょう。
(文・栗本和佳子)
■参考:『たまごクラブ』2020年2月号
初回公開日 2020/01/08
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