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普通分娩から緊急帝王切開へ、苦しんだお産。その原因は?

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小学1年生の娘と幼稚園年少の息子の2児を育てるママライターの“チヨコ”です。29歳で2人目を妊娠し、辛いつわりを乗り越えての順調な妊娠生活を過ごしていました。しかし、予定日を超過しても出てこない赤ちゃん。陣痛誘発剤を使用しても、陣痛がきて分娩室でいきみ続けても生まれずに、帝王切開へ切り替えることになりました。出産トラブルを乗り越え、無事に赤ちゃんに会うまでの体験をお話します。

待望の2人目妊娠

27歳で長女を産んだ私は、「2歳差で兄弟がほしいな」と思い、タイミングを見計らって妊活を始めました。そして、3歳差で2人目を妊娠。そのときから、つわりの日々が始まりました。

1人目を妊娠したときもつわりに悩まされていた私。「2人目なので少しはマシになるかも!」との淡い期待もかなわず、前回よりも辛いつわりが待っていました。当時は「早く時が経ってくれ~!」と願うばかりの日々でした。

生まれる気配なし。ママのお腹の中は居心地がいい?

妊娠6ヶ月頃になり、ようやくつわりも落ち着き、その後は順調に妊娠生活を送っていました。そして臨月に入った頃、胎児の推定体重が2440gと、すでに長女の生まれたときとほぼ同じ体重になっていました。

さらに、「2人目だし、予定日よりは早く生まれるよね」と家族みんなが思っていたのに、いっこうに生まれる気配がありません。「そんなにママのおなかの中が居心地いいのかい?」と思わず聞いてしまいました。
 
予定日まであと3日という日の健診で、子宮口の開き具合が前回と変わらず、「予定日の2日後までに生まれなかったら陣痛誘発剤を使うこともある」と医師に告げられました。この時すでに胎児の推定体重は3000g近く。私が小柄なことを先生が考慮してくれたようでした。

赤ちゃんが降りてこない! 緊急帝王切開

予定日を2日過ぎても生まれる気配はありません。予定日3日後にとうとう入院し、朝から陣痛誘発剤のお世話になりました。病院のベッドでひたすら陣痛が来るのを待つ私。夫も付き添ってくれたため、心細くはありませんでした。

5時間後にパーンと破水し、今までとは明らかに違う痛みに変わって、分娩室に移動しました。まもなく助産師さんに「いきんで!」と言われましたが、うまくいきめません。体勢を変えてみましたが、いきめないのです。

そのうち、「赤ちゃんの心拍が弱くなっているから、手術室の準備をしておいて」という声が聞こえましたが、赤ちゃんが頑張ったのでしょう。その後に、心拍が正常に戻ったのです。

私は「次は私が頑張らなければ…」といきみ続け、助産師さんは頭の位置を正すため子宮口に手を入れるなど、その場の全員が赤ちゃんを迎えようと必死でした。

しかし、私はもう限界。1人目のときとあまりにも違って、赤ちゃんが降りてくる感じがしません。
 
「帝王切開にできませんか」と思わず口にしました。頑張れない自分が情けなくも感じましたが、つい、言葉が出てしまったのです。もちろん私がお願いしたからというわけではないですが、先生も色々考慮した上で、帝王切開に切り替えることとなりました。
 
手術室に移り、背中から麻酔を入れると15秒くらいですぅーっと陣痛の痛みが引きました。ホッとしたのもつかの間、一瞬で赤ちゃんが誕生しました。

「頑張れなくてごめんね」と涙が出ましたが、先生の「頭が引っかかっていたよ。これは出てこられなかったね」との言葉に、自分の判断は間違っていなかったのだと、少し安心しました。

出産後の願い「おいしいご飯が食べたい!!」

帝王切開は「後が痛い」とよく聞きますが、麻酔のおかげかあまり痛みは感じませんでした。

しかし、その麻酔が入った点滴の袋が破れるハプニングが…。それが原因で、鎮痛剤と座薬を交互に使うなど、大変な思いをしました。

でも、何より帝王切開で一番つらかったのは、普通の食事を食べられるまでにとても時間がかかったことでした。しばらく重湯やおかゆなどが続いたので、久しぶりに白いご飯を食べたときは、どんな豪華な食事よりおいしく感じられました。

こうした経緯を経て、妊娠40週と2日で、身長49.9cm、体重3138gの男の子を出産しました。帝王切開になった経緯として、「回旋異常」が原因だったそうです。実は、お産は2人目のほうが楽なんじゃないのかな、と内心思っていたのですが、思った以上に大変な妊娠、出産となってしまいました。それでも無事に赤ちゃんに出会えて本当に嬉しかったです。

■その他のママライター体験談はこちら

[チヨコ*プロフィール]
小学生の娘と幼稚園の息子を持つ2児の母です。最近ようやく時間ができたので、在宅ワークをはじめました。趣味はピアノ。子どもを通じて、ピアノが好きなママ友ができました。

■関連:破水から緊急帝王切開へ! 助産院で産みたかった私がこの経験から学んだこと

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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