第一子出産の高橋ユウ、まさかの帝王切開出産を詳しくリポート。「出産はどんな形でも素晴らしい」
今年1月に、第一子の男の子を出産した高橋ユウさん。さかごのため、帝王切開での出産となりました。その様子を、「たまごクラブ」に詳しく教えてくれました。時系列でリポート風にしてお届けします。
帝王切開で出産。どんな出産も素晴らしいと実感しました
初めてさかごと言われてから、出産までずっとさかごでした。自然分娩を希望していたので、さかごを直す外回転術にも挑戦。後からわかったのですが、へその緒が2周首の回りを巻いていたようで…。
そのため位置が直らず帝王切開で出産しました。
今回の出産を通して「ずっと一緒に過ごしてきたおなかの子が、無事に産まれてきてくれることがいちばん!」、そう強く実感しました。
どんなお産も一生忘れられない出来事になるし、お母さん自身が命をかけてすること、大切な命に会えることには変わりありません。ずっと一緒にいてくれた夫にも感謝です。
手術が決まるまでの経過をリポート
妊娠27週
初めてさかごと診断されました。心配になりつつも、この時期にはよくあることみたいなので、直るといいなと思っていました。
妊娠29週
さかご体操を始めました。産院で教えてもらい、毎日自宅で。赤ちゃんが回ろうとしているような胎動を感じることもありました。
妊娠31週
お灸もスタート。毎晩、夫がしてくれました。
妊娠34週
外回転術の日程を決定。私の場合は、38週で外回転術をすることに。それでうまく赤ちゃんの位置が直らなかったら、そのまま帝王切開で出産します。
編集部注※外回転術とは、医師がおなかの上から赤ちゃんに手を添え、赤ちゃんを回転させて位置を直す方法。高度な技術と長年の経験が必要な上、緊急帝王切開ができる産院でしか行えないため、できる施設は限られます。希望する場合は、かかりつけ産院に確認を。
外回転術&お産当日の流れ
6:30 早めに起床。もしこの日に帝王切開になったら、数日おふろには入れないので、シャワーをしました。
7:00 点滴で水分補給。前日22:00から飲食禁止で、のどがカラカラ。点滴で水分補給をしました。妊娠中はのどが渇きやすくて、水をがぶ飲みしたいけど我慢!
8:00 NST検査をして、赤ちゃんの心音などを確認。赤ちゃんがよく動いてうまくモニターできず、時間がかかりました。今日出産になったら、胎動を感じられるのも今のうちだと思うと、いとおしかったです。
9:30 いよいよ手術室へ。自分で歩いて移動しました。夫も、手術室の前まで一緒に。「外回転術で、さかごが直るかなぁ。このまま出産になるかもしれないなぁ」と緊張していました
10:00 外回転術にトライ。まずは、腰に麻酔を打ちます。少しチクッとしたけど、それも一瞬。先生が話しかけてくれて、リラックスできました。麻酔が効いて、少しずつ足が痺れていき、徐々に無感覚に。赤ちゃんを回そうとしているときは、おなかを触られている感覚が少しだけ。しかし、さかごは直らず、帝王切開に。
10:20 帝王切開の手術開始。手術が決まった瞬間から、ドキドキがMAXでした。手術中は、おなかを触られている感じが少しあるぐらい。「赤ちゃんに会える!」「お母さんになるんだ」「外にいる夫はどんな気持ちで待っているんだろう?」という、3つの思いが頭をグルグル。
10:38 大きな産声(うぶごえ)が聞こえ、赤ちゃんが誕生!姿が見えた瞬間に号泣。無事、元気に産まれてきてくれて、ありがとうという気持ちがあふれました。わが子は、本当にかわいい! 「頑張ったね」「ありがとう」と、ずっと話しかけていました。
(文・構成/たまごクラブ編集部)
妊娠中は、さかごで悩んでいたという高橋ユウさん。「思いがけず帝王切開になったけれど、出産はどんな形でも素晴らしいし、これから出産する妊婦さんに参考になればうれしい」と話してくれました。
高橋ユウさん
1991年生まれ。滋賀県出身。ファッションモデル、タレント。2018年、キックボクサーの卜部弘嵩さんと結婚。姉は、モデル・女優の高橋メアリージュンさん。