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私の特効薬! 「つわり」を和らげてくれた母の味

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8歳、3歳、0歳の男兄弟のママライター“MAKO”です。
妊娠前に聞いた「陣痛の痛みは忘れちゃうけど、つわりだけは二度と経験したくないよね」という先輩ママの会話。実際につわりを経験してみて、その言葉がいかに的確だったかを実感しました。
つらい「つわり」をどうしたら軽減できるのか。第2子で経験した私の特効薬をお伝えします。

仕事と育児と体の変化。ストレスフルだった妊娠初期

3人の出産を経験し、妊娠期につねに悩まされたトラブルが「つわり」。私の場合、何となく気分が悪いと感じることがあったものの、水分や食事はある程度取ることができ、体重が減り過ぎることもなかったので、症状は軽いほうだったのかもしれません。

しかし、好きな物が食べられず、どことなく気分が悪いのは、肉体的にも精神的にもつらいものでした。さらに、自分の面倒だけ見ればよかった第1子の妊娠時と比べ、第2子のときは仕事が終わるとすぐ上の子を保育所へ迎えに行き、お風呂、食事、寝かしつけと忙しい毎日。

徐々にストレスが溜まり、妊娠2ヶ月ごろには食べづわりのような症状も出てきました。夜中に空腹を感じて眠れず、お菓子を食べて気持ち悪くなる、という悪循環を繰り返していたのです。

わずかな匂いも嗅ぎとれるほど、嗅覚が敏感に

さらに、第2子のつわり中は、異常なほど匂いにも敏感になりました。それまで感じなかった家具の匂いが急に気になったり、何年も愛用しているシャンプーの匂いに吐き気がしたり。

外出時は、すれ違う人や乗り物の匂いでえづいてしまうので、匂いを防ぎつつ口元も隠せるよう、大きめのタオルを口にあてて対処していました。

匂いづわりで最も悩んだのが、子どもの食事です。好きなメニューを作ってあげたいのですが、キッチンに立って食べ物の匂いを感じるだけで気持ち悪くなってしまうのです。仕方なく、スーパーのお惣菜や簡単に調理できる料理キットに頼り、なんとか乗り切りました。

こわばった体を緩めてくれた、母の味

第2子妊娠中、夫と子どもが義実家に泊まると言うので、私ものんびり過ごそうと、ひとりで実家に帰りました。つわりで苦しんでいた私を気遣い、夕食に用意してくれたのは『母特製のお茶漬け』。ご飯に味付けをしたり、具材を入れたりと、シンプルながらもひと手間加えた母のお茶漬けは私の大好物でした。スッとおなかに入り完食。いつもなら食べ終わってから胃が落ち着くまで吐き気に襲われるのですが、なぜか吐き気もなく体が軽いのです。

実家にいる間は夫や子どもの世話から離れ、家事をする必要もありません。加えてお茶漬けのなつかしく優しい味が、つわりで凝り固まっていた心をほぐしてくれることを実感。つわりを軽減させる特効薬だったのです。1泊2日の短い期間に何度もリクエストしていました。

自宅に戻ると、もう母のお茶漬けを味わうことができません。気持ちを軽くする代わりの方法がないかと調べ、たどり着いたのが『瞑想(めいそう)』でした。好きな体勢で呼吸を整えるだけの簡単な方法ですが、試してみると吐く息とともに吐き気や不調が抜けていくような爽快感があるのです。

周囲に頼ることで、つわりのつらさに耐えられた

なつかしい母の味をきっかけに、心にゆとりができた私。そして自分1人で頑張らず、意識的に家族や友人を頼ることも覚えたのです。保育所や習い事の送り迎えは、ママ友が車を出してサポートしてくれたので、本当にありがたかったです。

大好きだったキムチや餃子が食べられなくなってしまった私に合わせて、夫も数ヶ月間、食べずに我慢してくれました。食べたい気持ちを笑いに変えて、つわりを一緒に乗り越えてくれた夫には、今も感謝でいっぱいです。

妊娠37週、体重3082g、身長45cmで次男が生まれました。つわりは「こんなものだろう」と、我慢で乗り越えた第1子の妊娠期。第2子の時はつわりで動けないことに引け目を感じ、「せめてこれくらい…」と無理をし過ぎていたようです。
つわり自体を消すことはできなくても、ストレスを減らすことで自分の体調と向き合うことができました。これからも心にゆとりを持てるよう、自分なりの特効薬を探していきたいと思います。

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[MAKO*プロフィール]
8歳と3歳の男の子と夫、そして生まれたばかりの赤ちゃんの5人暮らし。最近、ミシンの使い方を覚えました。生まれたての赤ちゃんに、ハギレを使ってモビールを作成中です。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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