赤ちゃんの無事だけが願い…コロナ禍で戌の日どうする?
小5の男の子・小2の女の子のママで、3人目を妊娠中のライター“ママにエール”です。41歳で一番上の子と11歳差となる3人目の妊娠は、自分でも予想外の驚きと嬉しさが。しかし、世間はコロナ禍の真っただ中。
在宅ワークをしながら休校となった子どもたちのケア、さらに妊娠中は免疫力が下がるため新型コロナ対策に神経を尖らせなければならず、なかなか大変。そして、気づけば妊娠5ヶ月に…。迷いに迷った、戌の日祈願についてお話します。
妊娠の喜びから一転。上の子が発熱! まさかコロナ?
私の妊娠が発覚したのは、まだダイヤモンドプリンセス号が横浜に寄港するより前。日本では、新型コロナはそれほど大きなニュースになっていませんでした。いつもの生理と違う長引く出血に、「婦人科系の病気?」と心配だった私には、妊娠という結果は大きなサプライズでした。
しかし、次第に社会状況が変化していき、新型コロナを取り巻く恐ろしいニュースが次々に…。子どもたちの健康や、夫の電車通勤の不安、妊婦である自分の感染予防などに気を取られ、なかなかハッピーなマタニティライフとはいきません。
そして、ついに小学校も休校に。さらに、長男が38度以上の発熱…! 「まさか、コロナ!?」という不安に怯えながら、保健所にコロナの可能性がないか電話相談した後、病院に予め発熱症状を伝えて受診しました。
長男の診察結果は? そして、気づけば戌の日。
診察を待つ間は不安でいっぱい。コロナの主な症状である咳がないこと、休校直前に溶連菌になった子が近くの席にいたという長男の証言だけが希望でした。結果、溶連菌と分かったときは、「良かった…」の一言でした。
新型コロナに翻弄されながらの日々。自分の妊娠週にも気が向いていなかった私は、3月下旬の妊婦健診時、母子手帳に書かれた妊娠17週の記録を見て、「もう5ヶ月に入った。戌の日…」と気がつきました。
第1子の時は、私が「戌の日」を認識するより前に、イベント事を重視する義母が張り切って、義父と2人で都内の安産利益で有名な神社に参拝し、「戌の日祈願、行ってきたから」と、私に神社から頂いた腹帯とお守りを届けるスタイルで行われました。私の体調を気遣ってくれていたのでしょう。
世間はコロナ禍の中。安産祈願はどうする…?
第2子の時は、同時期に妊娠していた友人と一緒に安産祈願に出かけました。参拝したのは、義母が第1子の時に訪れたのと同じ神社。特段に日柄の良い日ではありませんでしたが、とても混んでいました。
そして第3子は…。安産祈願はしたいけれど、このコロナ禍で逆にリスクにならないか? 不要不急の用事と言えないのではないか? 国はそろそろ緊急事態宣言するべきだという論調がニュースで大きく取り上げられている頃でした。
参拝を控えることも考えつつ、一方では感染は避けたいけれど、第3子の時だけ安産祈願しないのも不安な自分がいました。迷いましたが、なるべくリスクを抑えて参拝することに。そして、以下のことを決めました。
リスク回避を! 安産祈願をするときに気をつけたこと
1. 平日の朝イチに行く
2. 感染者が多い都内の神社はやめる
3. 家から車で行きやすく駐車場があり、混まなさそうな神社を選ぶ
4. 祈祷は受けず、参拝だけにする
ネットで条件を満たす安産利益のある神社を見つけましたが、最終的には有名ではないけれど、安産利益が大きく家からとても近い氏神にあたる神社を選びました。お宮参り・七五三と、これまでも子どもたちを見守ってきていただいた神社です。
タイミングが良いことに、ちょうど次の戌の日は、平日でしたが夫の仕事が休みでした。さらに当日は雨。普段なら残念に感じたかもしれませんが、まさに人出が少なくなる恵みの雨! 人がほぼいない中で無事に安産祈願を済ませ、気分的にも安心することができました。
滞在時間30分ほどの参拝でしたが、夫と子どもたちと神社で手を合わせ、家族で絵馬も奉納し、安産のお守りもいただきました。生まれてくる赤ちゃんのため、子どもたちが一生懸命に絵馬を書く姿にじんわり温かい気持ちに…。また、年齢的に重症化リスクの高い義母が、都内の神社に行ってしまうのではないかと心配だったので、戌の日祈願を済ませたことを報告できて良かったです。大事な家族はもちろん、赤ちゃんが無事であることが何よりの願いです。
[ママにエール*プロフィール]
おしゃべりで鉄男の息子と、天真爛漫で自由人の娘の母で、現在3人目を妊娠中。化粧品会社、ITベンチャー、雑誌社などを経験後、フリーライターに。良いことも悪いことも、全部力にできるようなエールを全てのママに!
※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。