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生活リズム・学習習慣を戻せ! コロナ休校で「家校」開校

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小5の男の子・小2の女の子のママで、3人目を妊娠中のフリーライター、“ママにエール”です。普段、在宅ワークをしている私ですが、仕事をしながらコロナ禍で休校となった子どもたちの生活や学習面のケアをするのは苦労しました。
個人個人で状況が違うのでコロナ自粛生活の正解はないと思いますが、今回は、私たち親子なりに辿りついた自粛生活についてお話します。

突然の休校! 仕事は佳境!

もともと在宅ワーカーだった私は、休校が始まっても子どもたちの面倒を家で見ることができましたが、複数の仕事を抱えていた状況でした。休校によって、子どもの感染リスクが減ったことは安心しましたが、子どものケアを十分にしてあげられるほど余裕がありませんでした。

急な事態で小学校の「オンライン授業」の整備もまだ。その代わりに学校から渡されたのは、大量の宿題でした。小5の息子は私が『はっぱ』をかければ自分でできますが、小2の娘には付き添って見る必要がありました。おまけに丸つけは親の仕事。解答用紙なしのプリントなど、小5のものは「えー!(無理!)」となる自分も。

そして、常に「ママ、ママ」と呼ばれ、兄妹げんかが始まればママ奉行の出動。ギャーギャー騒ぐ子どもたちに、耳がキンキン…。

一番大事なのは子ども…生活リズムを取り戻せ!

休校前はできていた日中の仕事が、思うようにいかなくなりました。そこで私は午前3時ごろに起きて作業し、朝に在宅勤務できない夫を送り出して、まだ子どもが寝ていたらこれ幸いと仕事しました。子どもを起こさないので、当然、子どもたちの生活リズムは乱れ始め…。

自己嫌悪になった私はネット記事をヒントに、「家の時間割を作ろう」と思いつきました。子どもと時間の使い方を話し合いながら、1日のスケジュールを設定。細かすぎるとすぐに頓挫するのは分かっていたので、起床・食事・お風呂・就寝の時間をゆるくルール化。

さらに、「学校」ならぬ「家校」を開校することに。うちの子はごっこ遊びが好きなので、私を「先生」と呼び、出席簿を作ってみたり、遅れると「遅刻だ! 」と、ふざけ合ったり。

時間割の内容を楽しく工夫してみることに

オリジナルの時間割には、宿題が出ている国語・算数はもちろん、飽きないように図工や音楽、体育も入れました。また、上の子が5年生で家庭科も始まるので、時間割に入れてみました。すると、まだ難しいかなと思っていた小2の娘の方が、縫い物好きに。粗いながらも波縫いで巾着を作ることもできました。

そして、私なりの“キモ”は自習を毎日の時間割に入れたことです。ここで私は家事や仕事をします。子どもも時間割があるだけでリズムができ、そういう時間だと納得してくれたようで、前より手がかからなくなりました。

思えば私の人生でコロナ禍のようなことは初めてでした。しかし、子どもたちのこれからの人生では、同じようなことが再び起こる可能性もあります。

コロナ禍を人生の糧に…ゆるくポジティブに!

コロナのような非常事態はそんなには起こらないかもしれませんが、毎年のように各地で発生している災害を考えたら、この体験もこれからの糧になるのだと気づきました。

この期間に子どもといろいろなことに挑戦しようと思い、「家校」の特別活動で「コロナ期間新聞」を作ろうと話しています。「STAY HOME」中にできなくなったこと、できたこと、日本や世界で起きた変化、知恵を出し合う人、がんばっている人など、何でもいいから自分なりに気づいたことを集めるだけ。

堅苦しく考えず、面白いと感じたこと、気になったことをスクラップのようにまとめる予定です。スクラップからヒントが得られれば、子どもなりに非常事態中に何ができるのか、自分自身で考えられるようになるかもしれません。

時間割通りにいかない時もありますが、時間割があるほうが私も子どももメリハリをつけて行動でき、子どもの勉強もはかどるようになったと思います。仕事で急なZoom会議が入った時、子どもにただテレビを見せていることに罪悪感があった私。少しの工夫で楽しく改善できると気がついてから、ポップコーンを用意して「おうち映画館」設定に変えてみたところ、子どもはチケットまで作ってノリノリ。楽しむことを忘れずに工夫することが大事だと実感しました。

■その他のママライター体験談はこちら

[ママにエール*プロフィール]
おしゃべりで鉄男の息子と、天真爛漫で自由人の娘の母で、現在3人目を妊娠中。化粧品会社、ITベンチャー、雑誌社などを経験後、フリーライターに。良いことも悪いことも、全部力にできるようなエールを全てのママに!

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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