おむつの種類と特徴って？哺乳びんの素材や、タイプは？　初めて妊婦さん向けに基本を解説

初めての妊娠で、育児グッズについて、右も左も分からないという人も多いはず。今回は、出産後すぐから使うおむつと、授乳で大活躍の哺乳びんについて、基本のキを紹介します。ぜひこの機会に、何のためのグッズなのか、どんな種類があるのかを知ってください。

おむつグッズの種類と特徴を知ろう！

紙おむつは、同じように見えて、商品によりサイズや特徴に違いがあります。まずは、おむつのしくみを解説し、そのあとに素朴な疑問にお答えします。

紙おむつって？

妊娠中に最低1パックは用意しておこう！

赤ちゃんが生まれてすぐに使うのが、おしっこやうんちを吸収する紙おむつ。産院では支給されることが多いですが、退院後すぐに必要になります。自宅で使う紙おむつは、妊娠中の今から、1パックは準備して、産後に買いたすといいでしょう。

【紙おむつのしくみ】
おしっこやうんちを吸収するシート、おしっこサイン、モレを防ぐギャザーなど、紙おむつには赤ちゃんが快適に過ごすためのさまざまな工夫が施されています。

・目盛り
赤ちゃんの成長に伴い、テープをはる位置を調整する際の目安になります。いちばん外側の目盛りになったらサイズアップの検討を。

・テープ
おなか回りの両サイドから左右対称にはりあわせ、紙おむつを赤ちゃんの体にフィットさせます。間違えても何度でもはりなおせます。

・おしっこサイン
おむつの前から後ろに描かれた線が、おしっこの水分に反応して、青や緑などに変化。おむつを開かなくても、おしっこサインの色を見れば替えるタイミングがわかります。

・表面シート
赤ちゃんの肌に直接触れる部分。吸水性、吸汗性が高く、逆戻りさせない効果があり、さらさらの肌触り。素材は、メッシュやコットン風など。

・吸水シート
おしっこや液状のうんちを吸水シートが吸い取り、しっかりキャッチ。外にもれない働きの機能素材が多重構造になっています

・立体ギャザー
太ももまわりからのおしっこやうんちのモレを防ぐ立体形状のサイドギャザー。おむつ替えのときは、ギャザーを外に出して装着できているかをチェック。

サイズは？　パンツタイプとテープタイプの違いは？

【サイズは？】
メーカーにより多少の差はありますが、紙おむつのサイズは、体重、月齢、赤ちゃんの動きが目安になります。ただし、同じ体重でも赤ちゃんの体形によっては合わないこともあるので、実際に試してみてフィットするものを選びましょう。

誕生～5kgくらい…新生児用
4～8kgくらい…Sサイズ
6～11kgくらい…Mサイズ

【タイプは？】
成長に伴い、おむつ交換時の赤ちゃんの体勢が変わります。寝ていることが多い7カ月ごろまでは、テープタイプ。赤ちゃんの動きが活発になると、脚を通すだけのパンツタイプに切り替えるのが一般的。

哺乳びんの種類と特徴を知ろう！

哺乳びんもメーカーによってさまざまな形や、サイズがあります。新生児期は母乳をあげて、ミルクをちょい足しする際や、ママ以外の人が授乳する際に必要になる場合も。

哺乳びんって？

哺乳びんはおっぱいやミルクを入れて授乳するもの。母乳育児をめざしていても、哺乳びんと新生児用の乳首を1セット用意しておくと安心。最初はプラスチックの200ml以下のものが扱いやすい！まずは小さめサイズのプラスチックタイプを１本用意しておきましょう。

素材は？　サイズは？　乳首は？

【素材は？】
プラスチック
軽くて割れにくく授乳しやすい！
衝撃に強く、割れにくいのがいいところ。軽くて丈夫なので、お出かけ時の負担軽減にも。授乳時の手の負担も少なめ・汚れやにおいがつきやすいので、洗浄はしっかりと。

耐熱ガラス
傷つきにくく清潔で冷ましやすい
傷がつきにくく、汚れも落ちやすいのが◎。熱が伝わりやすいので、早く冷ませて適温に調整しやすいというメリットも。重さがあり、落とすと割れたりかけたりするので注意。

【乳首は？】
サイズや形もいろいろあります
乳首には、成長に合わせたサイズ展開と穴の形があります。穴の形は3種類。新生児期は吸う力が弱いので、哺乳びんを傾けるとミルクがこぼれ出る「丸穴」をチョイス。

【サイズは？】
新生児には小さめサイズが◎
容量は120ml、150ml、160ml、240mlなど。メーカーによってサイズ展開もさまざま。新生児期は、まだミルクを飲む量も少ないので、扱いやすい小さめのものがおすすめです。

写真／島袋智子　文／たまごクラブ編集部
参考／「たまごクラブ」7月号特集「見たことも触ったこともない、あなたへ　妊娠中に用意すべきベビー用品大研究」