ママになった筧美和子さん「結婚や子どもは“もしかしたら私にはないのかも”と思っていた」。結婚、妊娠、予想外の出産を経て「世界が一変」
2026年に第1子を出産し、ママになった筧美和子さん。17才から芸能活動を始め、モデル、女優として仕事に夢中だった時期は、結婚も子どもを持つこともあきらめる覚悟をしていたといいます。2025年の結婚やパートナーのこと、予想外の展開で大変なことが多かったという妊娠・出産、そして初めての育児について、いろいろお話を聞きました。
「結婚や子どもは、もしかしたら私にはないのかも」。そう思っていた私が、自然と結婚を意識
——パートナーと“結婚しよう”と思われた決め手は何でしたか?
筧さん(以下敬称略) 夫はいつもまっすぐに愛情を伝えてくれる人。私ならやりとりが面倒で「もういいか」とスルーしてしまうようなことも、ちゃんと向き合って話してくれるタイプの人です。それまで出会ったことのない彼の誠実でハッピーな人柄に惹かれました。
おつきあいを始めるときから自然と結婚の話が出ていたし、子どもを持つ未来についても話していましたね。彼と出会うまでは仕事を中心に考える生活で、それも楽しかったし、お相手もいなかったので、もしかしたら結婚や子どもを持つ未来は“私にはないかもなぁ”と半ば、あきらめる覚悟をしていた時期も。なので、自分でも“この人と結婚するんだろうな”と自然に思えたのは、意外な展開でした。
夫は神前式、私はガーデンウエディング。夫婦で出した答えは「結婚式を2回」
——結婚式のプランは、パートナーが計画されたと聞きました。
筧 私はドレスを着てガーデンウエディングを挙げたいなと思っていたのですが、アメリカと日本のハーフである夫は“結婚式は袴を着て神社で挙げる”という憧れが強かったようで。話し合った結果、2回式を挙げることになりまして、1回目は家族で神前式を行いました。その後、妊娠がわかって子どもが生まれたので、ガーデンウエディングはまた落ち着いたらできればいいなと考えています。そのころには、息子が歩けるようになっているかも。そうだったら、リングボーイをやってもらいたいなと思っています。
——夫婦円満の秘訣は何かありますか?
筧 これはハッピーな性格の夫からの提案なんですが、ケンカして自分からは謝りづらいときってあるじゃないですか。そんなときも、とりあえず「ご」って言おう、と。最初、それを言われたときは意味がわからなかったんですけど、「ごめんね」の「ご」らしいです(笑)。「ごめんね」と全部は言えないけれど、とりあえず頭文字だけでも口に出すことで、仲直りしたい気持ちが表せると思ったよう。
実際、ケンカした翌朝とか、ちょっといつもと違う顔をした夫から「…ごっ!」って言われると、思わず笑っちゃって。ケンカした原因は全然解決してないし、なかったことにはならないんですけど、空気が変わるんですよね。謝りたくなくても、とりあえず「ご」って言えばOKみたいな。わが家の合言葉のような感じです。
次から次へとトラブルが起きたマタニティライフ
——妊娠がわかったときはどんな気持ちでしたか?
筧 実はその日、プチケンカ中だったんです。数分前まで気まずかったけど、妊娠がわかった途端お互い大喜びで、夫は「怒っていたけど…もう、なし!」と言って、抱き合って喜びました(笑)。
——妊娠中は、大変なことが多かったと聞きました。
筧 最初の2カ月間はつわりがマックスで、食欲がなくて気持ちが悪く、吐いてしまったり…。まだ安定期前で誰にも言えない時期だったのですが、マネージャーさんには伝えていて、相談しながら仕事を調整させてもらっていました。仕事がある日は気が張っているのか頑張れたんですけど、その後に反動がきて数日間、寝込むこともありました。
安定期に入ってからは、ぎっくり腰ならぬ“ぎっくりおしり”になっちゃって。おしりのあたりに激痛が走り、自宅で手と両ひざを床につけた状態から動けなくなってしまったんです。そのときは外出中だった夫に急いで帰ってきてもらいました。受診したところ、骨盤が広がって、おなかの重みを支えられなくなったのが原因だったよう。しばらく鍼治療に通ってやっと症状が緩和したと思ったら、今度はメンタルが不安定に…。ホルモンバランスの影響だと思うんですけど、何げないことで落ち込んでしまったり、夜眠れなくなったり。とにかく次から次へと妊娠中に起きがちなトラブルが続いて、本当に忙しない妊婦生活でした。
1人だったときは、“自分が我慢すればいいだけ”と思って多少の無理は当たり前という生活でしたが、このおなかに命が宿っていると思うと、強制的に人に頼らざるをえない場面が出てきて。自分の体を優先して、無理をしないというのが私の人生史上、あまりないことだったので、最初は戸惑いましたが、すごくいい経験になりました。
予定外の緊急帝王切開に動揺!入院中に記録動画を撮影
——ご自身のYouTubeでもアップされていますが、出産も大変だったそうですね。
筧 最初から出産時の様子を撮影して公開しようと決めていたわけではないんです。
実は予定日よりもだいぶ早く、破水からスタートして、急きょ入院になったんです。産院から、夫は分娩まで家で待機するようにと言われたので、私1人で “今日生まれちゃうの? だいぶ早いけど大丈夫なの?”とそわそわしながら病室で陣痛が来るのを待っていました。
陣痛を待っている間、時間もあるし記録のためにと思って動画の撮影をしてみることに。翌朝まで陣痛や子宮口の開きが進んでいなければ促進剤を使う予定でした。破水してから丸24時間後、先生から「旦那さんを呼んでください」と言われ、"ついにこれでお産が進む"と思っていたら、先生から「赤ちゃんの首にへその緒が絡まっている可能性がある」と言われて…。どうやら赤ちゃんの状態も心配な状況だったようで、心の準備ができていないまま帝王切開で出産することになりました。
もともと無痛分娩の予定だったので、夫もまさか産院へ呼ばれてまさか帝王切開の同意書にサインすることになるとは思ってなかったと思います。破水からの入院も緊急帝王切開も、自分的には予想外の連続で動揺することが多かったんですけど、赤ちゃんが無事に生まれてきてくれて本当にほっとしました。
——入院中は、どんな心境でしたか?
筧 帝王切開の傷口が痛むし体がしんどくて。退院予定だった産後6日から、本当に自分たちだけで子育てができるのだろうか?と不安が大きかったです。 急な入院や帝王切開を経て、ずっと気が張り詰めていて、わけもなく涙が出ることも。気を紛らわすために、産後も記録のために動画を撮影し続けていました。
不思議だったのは、赤ちゃんと同室が始まったときに自分の母の追記体験をしているような感覚になったこと。子育て中の今もそうですが、日々、母はこうやって自分に愛情を注いでくれていたんだな…と感謝の気持ちが湧いてきて、改めて母に対する尊敬の気持ちが深まりました。
1時間半おきの授乳でフラフラに。産後4カ月、ようやく育児を楽しむ余裕が
——子育てが始まって、こんなこと聞いていないよ!と驚かれたことはありますか?
筧 大変なことはいろいろあるんですけど、一番は授乳。最初の1カ月は、日中は1時間半おきだったり、夜中も2時間おきに飲みたがる子だったので、常に授乳に追われる毎日でした。
そんななか、産後1カ月の間に、朝起きると体が悪寒でガクガク震えるという症状が何回か起きたんです。そのときは理由がわからず、本当に怖いと思いました。睡眠不足が続いていたし、授乳も頻回で。母乳は血液から作られるので、「もしかしたら貧血なのかな」と思ったりもしました。でも、さすがにこのままではまずいと思ってミルクとの混合育児を試したりもしたのですが、母乳をスキップしちゃうと今度は乳腺が詰まってしまって…なかなか大変な日々でした。
——育児で悩んだとき、どうやって情報を得ていますか?
筧 ネットで検索したりもするんですけど、すぐに回答をくれるChatGPTに聞くこが多いです(笑)。あとは、姉と義妹が私より少し前に出産したので、こまめに情報交換したり、育児のアドバイスをくれたりするので、すごく心強く感じています。
——お子さんの成長を感じるのはどんなときですか?
筧 最近は授乳の間隔がのびて私の睡眠時間が増えましたし、首がすわったのでだいぶ安定してきて、ようやく気持ちに余裕が出てきました。息子はできることが増えて、朝はつかめなかったものが夕方にはつかめていたり、朝は腕が挟まっていた寝返りも夕方になったら腕が自分で抜けるようになっていたり。あーとかうーくらいですけど、おしゃべりもできるようになって、日々成長を感じています。
まだ息子を生んで4カ月しか経っていませんが、私にとっては世界が一変したというか、新しい発見ばかり。この子がこれからどんな姿を見せてくれるのか楽しみですし、子育てを通して本当にいい経験をさせてもらっていると感じています。
お話・写真提供/筧美和子さん 撮影/アベユキヘ スタイリング/伊東牧子 ヘア&メイク/鈴木かれん 取材・文/五十嵐由紀、たまひよONLINE編集部
たまひよ初登場となった筧美和子さん。26年9月に行われた「妊活たまごクラブ」イベント、トークショーの合間にお話を聞かせてもらいました。
とにかくお肌がツヤツヤで、やわらかいハッピーオーラがあふれていた筧さん。妊娠、出産、育児を通して、人に頼ることの大切さを実感したそうです。
筧美和子さん
PROFILE
1994年3月生まれ。2013年フジテレビ系リアリティ番組『テラスハウス』に出演し注目を浴びる。その後、ファション誌「JJ」の専属モデルを約5年間務め、現在は女優としてドラマ・映画を中心に活躍中。25年に結婚を発表し、26年6月に第1子を出産。
●記事の内容は2026年10月当時の情報であり、現在と異なる場合があります。


SHOP
内祝い
