【動画】妊婦さん必見!今、おなかの赤ちゃんは何してる?【妊娠5~10ヶ月】
妊娠中、おなかの赤ちゃんは何をしているの? 実は、でんぐり返りをしたり、おっぱいを飲む練習をしたりと、色々なことをしているんです。
今回は胎動を感じ始める人が多い5ヶ月から、生まれる準備が整う10ヶ月まで、その様子を月齢別に紹介します。
妊娠5ヶ月の赤ちゃんは聴覚機能がほぼ完成!
妊娠5ヶ月(16~19週)の赤ちゃんは骨や筋肉が発達し、足で子宮壁をけったりされると、早い人は「胎動」を感じます。音も聞こえているので、たくさん話しかけると喜ぶかもしれません。
また、赤ちゃんは時々、おなかの中で羊水を飲み込んで、おしっこをしています。超音波検査では、おしっこがモヤモヤとした影で見えることがありますよ。
妊娠6ヶ月の赤ちゃんはでんぐり返りができるように!
妊娠6ヶ月(20~23週)の赤ちゃんは、骨が丈夫になり、筋肉が強くなるので、盛んに手足を動かして、でんぐり返りなどができるようになります。
このころから胎動を実感するママも増えてきます。皮膚感覚も発達しているので、声をかけながらおなかをなでてあげましょう。
子宮にスペースがある時期なので、おなかの中ではさまざまな動きを練習しています。超音波検査でピースサインを見せてくれることも!
妊娠7ヶ月の赤ちゃんはほほ笑むなど表情がグッと豊かに!
妊娠7ヶ月(24~27週)の赤ちゃんの体重は約1㎏と、キャベツ1個くらいの大きさに。子宮内で向きを変えながら、動き回っています。
脳の神経伝達回路が発達し、顔の表情も出てくるようになります。超音波検査では、ほほ笑んだり、目をこすったり、さらには指しゃぶりをしている様子が見られることもあります。
妊娠8ヶ月の赤ちゃんはおっぱいを飲む練習も!
ぐんぐん成長中の妊娠8ヶ月(28~31週)の赤ちゃん。心臓などがほぼ完成し、まぶたが開くようになりました。肺は成熟途中ですが、呼吸に似た運動(呼吸用運動)を開始します。羊水を飲んだりしながら、おっぱいを飲む練習も活発にしています。
この時期、しだいに頭をママの骨盤の中に入れて、体勢を整え始めます。さかごでも、頭を下にした位置に戻ることも多いので、あまり心配しなくてOKです!
妊娠9ヶ月の赤ちゃんは寝たり、起きたり
体温などを調整する自律神経が成熟してきた、妊娠9ヶ月(32~35週)の赤ちゃん。睡眠と覚醒を繰り返しています。おなかの中のスペースが狭くなるため、赤ちゃんが脚を伸ばしたり、動かしたりすると強く胎動を感じるように。
体つきは皮下脂肪が増え、ふっくらとしてきました。皮膚を守る役割をしていた体毛はなくなり、髪の毛や足のつめが伸びてきます。
また、肺や腎臓の機能も完成間近。ママの腹壁を通して、おなかの外の明るい光を感じているのかもしれません。
妊娠10ヶ月の赤ちゃんはすべての器官がほぼ完成!
妊娠10ヶ月(36~39週)の赤ちゃんはすべての器官がほぼ完成し、バランスのとれた体つきに。37週からはいつ生まれてもいい時期になり、赤ちゃんは骨盤内に本格的に下降していきます。
この時期、胎動をあまり感じなくなる人もいますが、手足を元気に動かしています。超音波検査のときに、向きによっては出産間近のふっくらとした顔を見ることができるかもしれません。
●参考/たまごクラブ 2020年6月号 「今、おなかの赤ちゃんは、どんな感じ?」
●イラスト/島内泰弘(島内泰弘デザイン室)
●文・動画制作/たまひよ編集部