【専門家監修】これって大丈夫?妊娠中の食べ物、飲み物やってはいけないこと
妊娠中、口にする食べ物や飲み物は、赤ちゃんに影響しないか、どのくらい食べていいのかが気になってくるもの。そこで、妊婦さんに食べ物や飲み物についての疑問をアンケート調査!多くの妊婦さんが気にしている不安や疑問について○△×で回答します。
妊娠すると、免疫機能が低下するため食品から感染を起こしやすくなります。食中毒や感染症の恐れがある生ものは、妊娠中は避けたいもの。ほかにも大量に取りすぎると赤ちゃんへの影響が心配されるため、取り方に注意したい食べ物や飲み物があります。どんなことに気をつけたらいいか、またとり方の注意点を管理栄養士の星 麻衣子さんに聞きました。
みんなが気にしている食べ物のお悩みTOP3
TOP1 Q生卵、お刺身…生ものって食べても大丈夫?
A「△」 体調が悪いときは避け、食べるときは新鮮なものを
妊娠中は免疫力が低下するので、リステリア菌やトキソプラズマをはじめ、食中毒や感染症などにかかるリスクが高くなっています。体調が悪いときはとくに、生もの全般を避けましょう。生卵やお刺身を食べるときは新鮮なものを選ぶようにして。
また、生ハムやローストビーフ、馬刺しなど加熱処理が十分にされていない肉類は赤ちゃんに影響を及ぼす可能性のあるトキソプラズマに感染する恐れが。妊娠中、肉類を食べるときはきちんと火を通して食べましょう。
TOP2 Q甘いものが止まらない。やめたほうがいい?
A 「△」 糖分のとりすぎが心配。食べ過ぎないように注意
糖分をとりすぎると、血糖値が急激に上がり、高血糖状態に。おなかの赤ちゃんも高血糖になり、トラブルの原因につながります。毎日食べるのはやめましょう。
TOP3 Qキムチなどの辛いものは食べないほうがいい?
A「△」 激辛のものはNG。キムチなら2~3口くらいに。
激辛のものは刺激が強く、痔の悪化などにつながる場合も。またキムチは塩分が高めなため、血圧が上がる可能性も。一度にたくさん食べるのは避け、2~3口程度にとどめておくほうがいいでしょう。
みんなが気にしている飲み物のお悩みTOP3
TOP1 Qカフェインがよくないと聞いたけど、コーヒーは飲んでもいい?
A「△」 1日1~2杯を目安に
カフェインを長期にわたり過剰摂取すると赤ちゃんや妊娠経過に影響を及ぼすといわれていますが、程度はわかっていません。1杯150ml程度のコップで1日1~2杯程度にしておきましょう。
TOP2 Q一口くらいならお酒を飲んでもいい?
A 「×」 赤ちゃんへの影響が心配です
アルコールは多量にとると赤ちゃんに影響を及ぼす恐れがあります。少しくらいなら、と思ってもつい飲みすぎてしまう場合も。また安全な量の基準もありません。妊娠中はお酒を控えることをおすすめします。
TOP3 Q妊娠前と同じように栄養ドリンクを飲んでも大丈夫?
A「△」 含まれているものがわからない場合は控えて
栄養ドリンクの中にはカフェインや糖質が多く含まれていることも少なくありません。またビタミンAが含まれるものも。妊娠中は表示を十分に確認し、含まれているものがわからない場合は飲むのをやめましょう。
文/たまごクラブ編集部
赤ちゃんへの影響が心配される食品や飲料は限られています。なにに気をつければよいかを知っていれば、不安に思うこともなくなります。気になることは産院の先生に聞いて、妊娠中もおいしく食事を楽しみたいですね。
初回公開日 2020/11/30
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