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【産科医に聞く】毛深くなった、抜け毛がひどい…妊婦の毛髪トラブルどうすれば?

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妊娠中の女性の滝
Milatas/gettyimages

妊娠中は髪の毛や体毛にも変化が現れることも! トラブルは一時的ではありますが、少しでも軽減できるようケアのコツもご紹介します。産科医の杉本充弘先生に詳しくお聞きしました。

ホルモンの影響や栄養不足が原因

体毛が濃くなったり、薄くなったりするのはホルモンの影響です。髪のパサつきや抜け毛もホルモンの影響ですが、栄養がおなかの赤ちゃんに優先的に送られることも影響しています。産後は徐々に元に戻るので、あまり気にしないようにしましょう。

トラブル別に対策をご紹介します。

髪が細くなったら、頭皮マッサージを

シャンプーのときや入浴後などに、頭皮をマッサージすると、血流が促されて毛根を活性化することができます。また、髪の栄養となるタンパク質をとることも意識して。良質なタンパク質とされる赤身肉や魚、納豆などの大豆製品がおすすめです。

髪がパサついたらケラチンを意識して

ホルモンの影響もありますが、ケラチンと呼ばれるタンパク質が不足して、キューティクルがいたむことも要因に。「ケラチン」=「アミノ酸を多く含む良質のタンパク質」なので、赤身肉や大豆製品などを食事にとり入れましょう。また、ヘアケアグッズも上手に利用して。

抜け毛が増えたら、栄養バランスをチェック!

ブラシで髪を強くとかしたり、きつくしばったりしないようにしましょう。髪のパサつきと同様に、良質のタンパク質も意識しながら、栄養バランスのいい食事を心がけて。産後もしばらくは抜け毛が続くことがありますが、月経が再開するころには落ち着くでしょう。

ふけ対策は、刺激の少ないシャンプーで

頭皮の皮脂腺が詰まり、そこに雑菌が繁殖してふけが増える場合もあれば、頭皮が乾燥してふけが増える場合もあります。髪をごしごし洗うのは逆効果。皮膚が敏感になっているので、刺激の少ないシャンプーを使って、指の腹でやさしく洗髪しましょう。

毛深くなっても、除毛剤には要注意

ホルモンの影響で、おへそのまわりや背中、手足の毛が濃くなることが多いようです。妊娠中は肌が敏感になるので、除毛剤は使わないほうがいいでしょう。気になる部分があれば、やさしく剃るようにしましょう。

薄くなったまゆは、自然に戻ります

体毛同様に、ホルモンの影響で薄くなる人もいます。妊娠期特有のことなので心配しなくて大丈夫。産後は元に戻るでしょう。

取材・文/栗本和佳子

参考/『最新! 初めての妊娠・出産新百科』2021年
(ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)

監修/杉本充弘先生

毛髪のトラブルのほとんどは、妊娠中のホルモン変化が主な原因。産後しだいに治まるので、できる範囲で対策をとりつつも、あまり気にしないようにしましょう。

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