【たまひよ妊娠・出産白書2023】全体サマリー/1.父母の子育て意識

目次
- 調査概要
- 全体サマリー
- 1.父母の子育て意識~調査結果の要約~
- 1-1 日本社会における出産・育児のしやすさ
- 1-1 日本社会における出産・育児のしやすさ/属性別(母親)
- 1-1 日本社会における出産・育児のしやすさ/属性別(父親)
- 1-1 日本社会における出産・育児のしやすさ:そう思わない理由
- 1-2 今後の家族計画
- 1-2 今後の家族計画/属性別(母親)
- 1-2 今後の家族計画/属性別(父親)
- 1-2 今後の家族計画:0人の理由
- 1-3 子どもを産んだことへの感想(子どもを産んでよかったかどうか)
- 1-4 子育てに関する意識
- 1-4 子育てに関する意識
- 1-4 子育てに関する意識 /属性別(母親・父親)
- 1-4 子育てに関する意識 /属性別(母親・父親)
- 1-4 子育てに関する意識 /属性別(母親・父親)
- 1-5 子どもにつけてほしいと思う力
- 1-6 子育て「チーム」と思う人
- 1-7 子育て「チーム」と思うグッズやアイテム
- 1-8 子育て「チーム」と思うサービス
- 1-8 子育て「チーム」と思うサービス/属性別(母親)
- 1-8 子育て「チーム」と思うサービス/属性別(父親)
- 2.父親の育児にあたっての休暇の実態と育児参加の意識
- 3.新型コロナウィルスによる生活への影響
- 4.定点観測
調査概要
・調査期間 2022年10月7日~28日
・調査方法 WEB調査
・調査対象者 全国の生後0か月~1才6か月のお子さまを持つママ・パパ(『たまごクラブ』『ひよこクラブ』購読経験者)
・有効回答数 2,062人(ママ1,649人・パパ413人)
・調査内容 産前産後での父母の意識や、父親の育休取得を含む育児環境や育児への関わりかた等
※計算上、小数点第2位以下四捨五入の関係から、チャート内のスコアとチャート右の考慮集合(Top2等)スコアに差異が発生している場合があります。
全体サマリー
■「日本は産み育てやすい社会だと思わない」は、母親で昨年から10pt増加し76.8%。2021年調査から過去最高に。「子どもをあと1人以上欲しい」と思うもやや減少し、「0人(もっと欲しいが難しい)」が増加している。「経済的・金銭的負担」が主な理由として上げられ、長引く経済不安が子育て家庭にも影響を及ぼしていることが伺える。
■一方で、男性の育児休業制度利用率は昨年から10pt以上大幅に増加。父親の「子どもをあと1人以上欲しい」は昨年から大幅に増加するなど、2021年の調査スタート時から男性の変化が大きく感じられる。特に若い世代において育児への参加意欲が高く、子育てをポジティブに捉えている傾向がみられる。
●「日本の社会は、子どもを産み育てやすい社会だと思いますか?」に対し、母親では「あまり+全くそう思わない」が76.8%と、昨年から10pt増加。一方、父親は年代によって傾向に差が出ており、母親との意識差が大きい。母親・父親共に、 「出産・育児がしやすい社会」と思わない理由は、「経済的・金銭的な負担が大きい」が8-9割を占める。(→1-1)
●「子どもをあと1人以上欲しい」と思う人は、母親では約7割でやや減少傾向、「0人(もっと欲しいが難しい)」が増加している。一方、父親は昨年から「あと1人以上欲しい」が昨年から大きく増加がみられる。父親の方が子育てをポジティブに捉え、特に若い世代で「もう1人以上」の意欲が上がっている。(→1-2)
●子どもに身につけてほしいと思う力としては、母親・父親ともに「自分で考えて行動する」「他者を思いやる」が5割、次いで「他人を思いやる」「人生を楽しむ」が続く。(→1-5)
●父親の育児休業制度による休暇取得は昨年から10pt以上大幅に増加。一方、「出産や産前産後のための休みはとっていない」人も増加がみられる。年齢の高い層、低所得層に休みが取れていない傾向がある。(→2-1)
●父親育休取得者の、取得してよかったこととして母親・父親ともに「子どもの様子がわかるようになった」「家族の時間がふえた」が2トップ。(→2-2)
●父親育休取得者のキャリアへの影響は「良い影響があった」が5割弱で前回から増加がみられる。年齢の低い層ほど「良い影響」を感じており、20代では5割を超える。 (→2-3)
●父親の出産・育児にあたり休暇を取得した日数は、昨年から「2週間~1カ月未満」「1カ月~3カ月未満」が増加。長期取得は増加傾向がうかがえる。(→2-5)
●父親の育休取得促進への必要条件は、一昨年・昨年から引き続き「休みやすい職場の体制・雰囲気づくり」「育休中の収入補填」が高い。(→2-8)
●男性の育児参加意向は9割弱で昨年からさらに増加。特に、年齢の低い層ほど育児参加の意向は強い。 (→2-9)
1.父母の子育て意識~調査結果の要約~
1-1 日本社会における出産・育児のしやすさ/そう思わない理由
母親
■「出産・育児がしやすい社会」と思わない割合が昨年から76.8%と、10pt増加。
・「出産・育児がしやすい社会」と思わない理由は、「経済的・金銭的な負担が大きい」が9割を占める。
父親
■父親は年齢による差が大きく、20代は「出産・育児のしやすい社会」と思わない割合が4割である一方、35~39歳では6割弱を占めている。
・その理由として、「経済的・金銭的な負担が大きい」ことが8割と最も高い。
・年齢の高い層ほど「身体的負担が大きい」「子育てにおける精神的負担が大きい」ことがあげられる。
1-2 今後の家族計画/ 0人の理由
母親
■今後の家族計画として、「あと1人以上」と考える母親が7割。昨年から微減しており、「0人(もっと欲しいが難しい)」が増加。
・欲しい子どもの人数が0人の理由としては「経済的・金銭的な負担が大きい」が8割。
父親
■母親で「欲しいが難しい」と回答する人が増える一方、父親は「あと1人以上」欲しい人が約7割となっており、昨年から増加している。
・欲しい子ども0人の理由としては「経済的・金銭的な負担が大きい」が5割超で母親と同様に最も高い。
1-3 子どもを産んだことへの感想
母親
■一昨年・昨年と同様、ほぼ全員が「子どもを産んでよかった」と回答。
父親
■父親でも「産まれてよかった」がTOPで9割以上を占める。
1-4 子育てに関する意識
母親
■子育てを「充実していると思う」 「楽しい・幸せに感じる」人は9割強でほぼ全員で一昨年・昨年と同様。
■子育てへのネガティブな意識としては「自分の時間がほとんどなくつらい」が約4割で一昨年・昨年と共通。
父親
■父親で「充実していると思う」 「楽しい・幸せに感じる」人は8割と母親の割合を下回るものの、大多数を占めている。
■父親の「自分の時間がほとんどなくつらい」は半数近くが感じており、母親以上に時間に関してネガティブな意識を持っている人が多いことがうかがえる。
1-5 子どもにつけてほしいと思う力
■子どもに身につけてほしいと思う力としては、母親・父親ともに「自分で考えて行動する」「他者を思いやる」が5割、次いで「他人を思いやる」「人生を楽しむ」が続く。
1-6 子育て「チーム」と思う人
■子育てで頼りにしている「チームの一員」としては、「配偶者・パートナー」が9割を占める。次いで「実父母」「義父母」が続く。
1-7 子育て「チーム」と思うグッズやアイテム
母親
■「チームの一員」と思うグッズやアイテムは、「抱っこひも」が約5割、「紙おむつ」「ベビーカー」が3割前後で昨年と同傾向。
父親
■父親は「紙おむつ」が最も高く、次いで「ベビーウェア・ベビー肌着」「ベビーカー」が続く。
1-8 子育て「チーム」と思うサービス
母親
■「チームの一員」と思うサービスは、育児アプリが4割で、昨年と同様最も高い。
・昨年次いで高い割合だった「Instagram」は低下し3割を下回っている。
父親
■「チームの一員」と思うサービスは、ネット通販が4割弱と最も高い。
・父親は母親と比較して「Instagram」の割合は低く、一方で「YouTube」が高い傾向。
1-1 日本社会における出産・育児のしやすさ
●母親では「あまり+全くそう思わない」が76.8%、昨年から10pt増加。
●父親では「わからない」が低下し、「とても+まあそう思う」「あまり+全くそう思わない」がともに増加。
●昨年から引き続き、母親と父親の意識差がみられる。父親の方がややポジティブ傾向。
Q. 日本の社会は、子どもを産み育てやすい社会だと思いますか?
1-1 日本社会における出産・育児のしやすさ/属性別(母親)
●母親は属性別でみても全体と同様の傾向となっている。
Q. 日本の社会は、子どもを産み育てやすい社会だと思いますか?
1-1 日本社会における出産・育児のしやすさ/属性別(父親)
●父親は「出産・育児しやすい社会」と思う割合は、20代は高く、30代は低い。年代による差が大きく出ている。
Q. 日本の社会は、子どもを産み育てやすい社会だと思いますか?
1-1 日本社会における出産・育児のしやすさ:そう思わない理由
●母親・父親ともにトップは「経済的・金銭的な負担が大きいから」で8-9割を占める。
●昨年と比較すると、母親は「経済的・金銭的な負担が大きいから」「将来の社会への不安が大きいから」が増加、父親では「社会の理解や支援」「職場の理解や支援」の不足が理由として増加している。
Q. 前の質問で「あまりそう思わない」「全くそう思わない」とお答えになった理由としてあてはまるものをいくつでもお選びください。
1-2 今後の家族計画
●母親は一昨年・昨年から、子どもを「あと1人以上」欲しいと思う人は約7割でやや減少傾向となっている。一方、「0人(もっと欲しいが難しい)」が増加している。
●父親は昨年から「あと1人以上」が大きく増加がみられる。
Q. 今後の家族計画についてお伺いします。あと何人、こどもがほしいとお考えですか?あてはまるものをお選びください。
1-2 今後の家族計画/属性別(母親)
●属性別では年齢が低い層・世帯年収800万円以上で「あと1人以上」が高い傾向となっている。
Q. 今後の家族計画についてお伺いします。あと何人、こどもがほしいとお考えですか?あてはまるものをお選びください。
1-2 今後の家族計画/属性別(父親)
●本人年齢別で、年齢層が低い層ほど「あと1人以上」が高い点は母親と同様。
●世帯年収別では、400~800万円未満で「あと1人以上」が高くなっている。
Q. 今後の家族計画についてお伺いします。あと何人、こどもがほしいとお考えですか?あてはまるものをお選びください。
1-2 今後の家族計画:0人の理由
●母親は「経済的・金銭的な負担が大きいから」が8割を占める。次いで「体力的・身体的に負担が大きいから」が5割。
●父親も母親と同項目が2トップとなっているが、昨年と比べると2項目とも減少している。
Q.前の質問で「0人(今の人数が理想的)」「0人(もっと欲しいが難しい)」とお答えになった理由についてあてはまるものをいくつでもお選びください。
1-3 子どもを産んだことへの感想(子どもを産んでよかったかどうか)
●子どもを産んだことへの感想は、母親・父親ともにほぼ全員が「産んでよかった」と回答している。
●なお、父親はTOP2では母親と同様に9割を超えるが、TOP1(とてもそう思う)で7割程度となっている。
Q. 子どもを産んでよかったと思いますか?
1-4 子育てに関する意識
●子育てを「充実していると思う」 「楽しい・幸せに感じる」は母親で9割強とほぼ全員。父親においても8割を超える。
●一方「自分なりにうまくこなせている」と思う人は一昨年・昨年同様、「とてもあてはまる」は1割にとどまる。
Q. 子育てについてお伺いします。現在、以下のことにどのくらいあてはまりますか?お気持ちに近いものをそれぞれお選びください。
1-4 子育てに関する意識
●ネガティブ項目については、「自分の時間がほとんどなくつらい」が約4割で最も高い点は一昨年・昨年と共通。父親においては約5割を占めている。
●「孤独感」は母親の方が高く、「子どもの成長への不安」「子育て負担」は父親の方がやや高い傾向。
Q. 子育てについてお伺いします。現在、以下のことにどのくらいあてはまりますか?お気持ちに近いものをそれぞれお選びください。
1-4 子育てに関する意識 /属性別(母親・父親)
●母親・父親ともに「充実していると思う」「楽しい・幸せを感じる」「子育てにより自分も成長していると思う」は年齢の低い層ほど「とてもあてはまる」と回答した人が多く、子育てをポジティブに捉えていることがうかがえる。
Q. 子育てについてお伺いします。現在、以下のことにどのくらいあてはまりますか?お気持ちに近いものをそれぞれお選びください。
1-4 子育てに関する意識 /属性別(母親・父親)
●年齢の低い層ほど子育てをポジティブに捉えていることもあり、「自分なりにうまくこなせている」割合も相対的に低い年齢層が高い傾向にある。一方で、ネガティブ項目の「孤独を感じる」も若い層ほど高い。
1-4 子育てに関する意識 /属性別(母親・父親)
●ネガティブ項目の「子どもの成長に不安がある」「子育てに負担を感じる」は年齢が高い母親の割合が高い。
●父親では年齢の低い層ほど「子どもの成長に不安がある」が高く5割弱を占めており、母親との意識のギャップがある。
Q. 子育てについてお伺いします。現在、以下のことにどのくらいあてはまりますか?お気持ちに近いものをそれぞれお選びください。
1-5 子どもにつけてほしいと思う力
●母親・父親ともに「自分で考えて行動する」「他者を思いやる」が5割、次いで「他人を思いやる」「人生を楽しむ」が続く。
Q.コロナ禍を経て、これからの時代を生きる子どもに身につけてほしいと思う力は何ですか?
1-6 子育て「チーム」と思う人
●父親・母親ともにトップは「配偶者・パートナー」が9割。次いで「実父母」「義父母」が続く。
●父親は母親よりも「義父母」のポイントが高い。
Q.あなたが子育てをするにあたって力になってくれる、頼りにしている「チームの一員」だと思う人はだれですか?

1-7 子育て「チーム」と思うグッズやアイテム
●母親のトップは「抱っこひも」で約5割、次いで、「紙おむつ」「ベビーカー」が続く。
●父親は「紙おむつ」が最も高く、次いで「ベビーウェア・ベビー肌着」「ベビーカー」が続く。
Q.あなたが子育てをするにあたって力になってくれる、頼りにしている「チームの一員」だと思うグッズやアイテムは何ですか?
1-8 子育て「チーム」と思うサービス
●「育児アプリ」「ネット通販」 がトップ2となっており、昨年から微増。「Instagram」は次いで高いものの、昨年から低下。
●父親は「ネット通販」が4割弱で最も高く、「育児アプリ」が続く。「Instagram」は1割を下回っており、SNSでは「YouTube」が2割と高くなっている。
Q.あなたが子育てをするにあたって力になってくれる、頼りにしている「チームの一員」だと思うサービスは何ですか?

1-8 子育て「チーム」と思うサービス/属性別(母親)
●「ネット通販」は年齢が高い層・世帯年収の高い層で高い割合となっている。
●また、本人年齢別で「Instagram」は年齢の低い層で高く、年齢によって顕著な差がある。
Q.あなたが子育てをするにあたって力になってくれる、頼りにしている「チームの一員」だと思うサービスは何ですか?
1-8 子育て「チーム」と思うサービス/属性別(父親)
●母親の「Instagram」と同様、父親では「YouTube」は年齢の低い層で高い。また、年齢の低い層では「食材・食事宅配」が高い傾向となっている。