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1才代から保育園に通わせると、言葉の発達を促す効果があるという調査結果が?!【専門家】

「1才代からの保育園生活が、子どもの言葉の発達にとってはいい影響を及ぼす」と考えられる調査結果があります。この4月から子どもを保育園に通わせる予定の家庭も多いのではないでしょうか。この件を取材しました。

「3年間の育休で言語能力が低下した」という報告が

ママの産休・育休明けに伴い、4月から子どもを保育園に預けることになっているけれど、「こんなに低年齢から保育園に預けていいの…」と不安を感じているママ・パパがいるかもしれません。そんなママ・パパに紹介したい調査結果があります。保育支援政策など、家族の経済学を研究している東京大学大学院経済学研究科教授の山口慎太郎先生に話を聞きました。

「フランスのデータなのですが、フランスでは1994年に子育て支援制度改革が行われ、2人目以降は給付金ありで3年間の育休が取れるようになりました。その結果、多くのママが3年間育休を取り、母子が一緒に過ごす時間が大幅に増えることになりました。一見、子どもにとっていい環境が整ったように思えます。ところが、制度改革の前とあとに生まれた子どもの言語能力を比較した調査では、改革後に生まれた子どものほうが、5~6才時点での言語能力が劣っていたことがわかったのです。この調査結果をまとめた論文は、『1才を過ぎた子どもの言語発達には家族以外の子どもや大人とかかわりを持つことが重要だが、長期の育休を取得することで、そうした機会が失われたのではないか』と指摘しています」

保育園生活は子どもの発達にいい影響を与える

日本の育児休業期間は基本的に1年間なので、多くの共働き家庭が1才代で保育園に子どもを預けます。フランスでの調査結果から考えると、子どもが言語能力を発達させていく時期に、保育士さんや同年代の子どもたちと一緒に過ごす時間を持つことは、子どもにプラスになるということでしょうか。

「プラスになると思います。保育園生活が子どもの言語発達にいい影響を及ぼすのは明らかだからです。日本でも、保育園通いの経験がある子どもとそうでない子どもを比べた際に、保育園経験がある子どものほうが、言葉の発達の進みが早いことがわかっています。小さな子どもを保育園に預けることに、後ろめたさを感じてしまうかもしれませんが、産休・育休の間、家庭で育てたことで、親子の信頼関係はしっかり築けているはずです。自信を持って保育園に送り出してください」

保育園を利用することでママの幸福度も上がる

山口先生は、保育園はママの幸福度も上げると言います。

「『子どもは夫婦で力を合わせて育てる』という考えが浸透しつつ あるとはいえ、日本では6才未満の子どもを持つ夫婦が1日に育児に費やす時間は、ママが3時間45分、パパが49分という統計があり、ママの負担がかなり大きいのが現状。保育士さんに育児を任せる時間があることで、ママの育児ストレスは軽減できます。子どもと離れる時間を持つことで、子どもへの愛情が深まることもあるでしょう。また、働くことで経済的な余裕も生まれます。こうしたことから、保育園はママの幸福度も高めてくれると私は考えています。ママが幸せそうにしていたら、当然パパも幸せになり、家庭全体の幸福度が上がります」

保育園は子どもにいい影響を与えることもあるはず。そう考えて、4月からの保育園生活を親子で一緒に楽しみましょう。

イラスト/福士陽香 文/東 裕美

お話・監修/山口慎太郎先生

1才から保育園に預けることを不安に感じているママ・パパも、「保育生活には子どもの発達にいい影響がある」と思ってみては。4月からの新生活も楽しめるのではないでしょうか。

子育て支援の経済学

多くの人が働き方や家族の在り方を模索する今、必要なのは「子育て支援=次世代への投資」という考え方。そのエビデンスが詰まっています。(日本評論社)

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